彦根市男女共同参画センター・ウィズ(平田町)は、働く意思があっても仕事に就けていない女性を対象にしたセミナー「おかえりインターン」を始めると発表した。インターンシップの支援会社「リバース」(草津市)の協力を得ながらの事業で、公共機関が企業と再就職支援の取り組みをするのは県内初だという。
総務省の統計などによると、妊娠や出産で仕事を辞め、その後、仕事に就いていない女性は300万人以上いるとされる。ウィズは人材を求める企業との仲介役を務めながら、女性の再就職を支援するためのセミナーを企画した。
対象は、仕事と育児を両立したい、自身のキャリアを向上させたいと考えている市内または近隣市町に住む女性と、女性の採用を検討している市内または近隣市町の企業・団体。年齢や業者は問わない。
8月3日に企業向け説明会、9月7日と22日に女性向け研修会とキャリアデザインセミナー、10月5日に企業と女性が参加しての実習説明会、10月15日~11月29日の1~3日間にインターンシップ、11月30日に振り返りの研修会がある。インターンシップ以外の場所はウィズで。ウィズは現在、受け入れ企業10社を募集しており、7月から女性も定員20人で募る。
ウィズの担当者は「すべての女性が自分らしく活躍、挑戦できる社会づくりを目指しており、企業と働きたい女性との架け橋になれるよう支援したい」としている。
問い合わせはウィズ☎(24)3529。