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Channel:     滋賀彦根新聞
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近江ビア電と近江ビア船始まる

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 近江鉄道の電車内でビールが飲み放題の「近江ビア電」の運行が5日から始まった。
 車内でキリン一番搾り、バドワイザー、キリンチューハイ、ソフトドリンクが飲み放題で、近江の特産料理も味わえる。初日に会社仲間と乗車していた高津千由季さん(27)は「『夏きたる』という感じで、普段飲むビールよりもおいしく感じます」と話していた。
 8月6日までは水曜~日曜、8月8日~9月2日は火曜~日曜運行で、出発駅は彦根駅、近江八幡駅、八日市駅のいずれか。今月6日時点で2173人の予約がある人気で、すでに満席の日もある。近江鉄道の担当者は「8月はまだ空いている日もあるので、予約をお待ちしています」としている。今月16日までは抽選会も。料金は20歳以上3500円、小学生から19歳が1500円。申し込みは予約センター☎(24)8103。
多景島までクルーズ
 船内でビールなどが飲み放題の「近江ビア船」の運航が1日から始まった。
 近江トラベルが夏季限定で企画した恒例のサンセットクルーズで、9月9日までの木金土曜に計30本運航する。
 彦根港から多景島まで運航され、船内では琵琶湖の夕日を眺めながら、キリン一番搾りやバドワイザー、缶チューハイ、ソフトドリンクが飲み放題。初日に友人家族と乗船していた東近江市の辻彩花さん(27)は「船の上で夕日を見ながらビールを飲むことができ最高です。ビールもいつもよりおいしい」と笑顔で話していた。
 料金は近江の特産料理付きで20歳以上3500円、小学生~未成年1500円。船内ではつまみが販売しているほか、カツサンドやローストビーフサラダの予約も。彦根港発は木金曜が午後6時半、土曜が午後5時15分。問い合わせは予約センター☎(24)8103。




ジェトロ滋賀貿易情報センターの道法清隆所長に滋賀の産業の魅力など聞く

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 彦根商工会議所(中央町)1階に国内44カ所目として3日オープンしたジェトロ(日本貿易振興機構)滋賀貿易情報センターの道法(どうほう)清隆所長(41)に、これまでの経歴や滋賀の産業の魅力などを聞いた。
 道法さんは横浜市出身。東京外国大を卒業後、平成10年にジェトロに入り、岩手の盛岡情報センター、ベトナムのホーチミン事務所、カンボジアのプノンペン事務所長、ビジネス展開支援部課長代理などを務めた。
 滋賀の産業の魅力について、道法さんは近江米、近江牛、近江茶の主要3品目をあげながら「農林畜産物や加工食品の海外販路の開拓や県内製品のブランド力の向上のために支援したい」と説明。
 また琵琶湖を生かした政策として水環境ビジネスをあげ「赤潮などの水環境を改善させる技術を持つ企業の海外の展示会や、長浜で開催されるびわ湖環境ビジネスメッセへの出展などで新しいビジネスを創出していきたい」と語った。
 滋賀や彦根の印象については「滋賀は琵琶湖をはじめ、豊かな地域だと思う。彦根はひこにゃんのほか、歴史のある雰囲気で、歴史好きにはたまらないのでは」と語った。
 企業や県民に対して、道法さんは「海外のビジネス情報を知りたい企業の方、ジェトロとはどのような組織か知りたい方、個人で輸入に関心がある方、色んな方に気軽に相談に来てほしい」と話していた。
 ジェトロ滋賀貿易情報センターの営業時間は平日の午前9時~午後5時。世界の経済・産業動向などの資料閲覧コーナーも。問い合わせは同センター☎(21)2450。

グラスサンドアートの作者・冨居邦子さん新海浜の自宅に工房をオープン

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 グラスの中に砂を入れて風景などを描くグラスサンドアート=写真=の作者・冨居邦子さんがこのほど、彦根市新海浜の自宅に工房をオープン。水、日曜のみ自由に見学できる。
 冨居さんは長浜出身。結婚を機に愛知川に住んでいたが、平成7年に彦根工業高や長浜商工高(現・長浜北星高)などに勤務していた夫の孝夫さん(享年50歳)を亡くした。15年ほど前に沖縄へ訪れた時に体験したグラスサンドアートにはまり、以降、趣味で製作してきた。
 グラスをはじめ、水槽や花瓶などに、左官業で使うさまざまな色の砂を入れながら、風景や模様を描くのが特徴で、特に冨居さんは孝夫さんと一緒に訪れていた信州の森林や、沖縄の海を描くのが好きだという。冨居さんは「懐かしい風景を自分の手で描いていけるのがおもしろい」と話していた。
 これまでに300点以上作っており、昨年6月から移り住んでいる新海浜の自宅横に約31平方㍍の工房兼ギャラリーを4月末に完成させ、孝夫さんの口癖だった「しょうがない」から「夢織工房しゃんない」と命名した。
 見学は水・日曜の午前10時~午後3時。希望者には販売も。問い合わせは同工房☎(43)2231。

彦根城の天秤櫓と夢京橋キャッスルロードの夢京橋あかり館で映画「関ヶ原」特別展

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 彦根城築城410年祭に合わせて、彦根城の天秤櫓と夢京橋キャッスルロードの夢京橋あかり館で8日から映画「関ヶ原」特別展が始まった。同日、天秤櫓前でオープニングセレモニーが行われた。
 映画「関ヶ原」は司馬遼太郎さんの原作を原田眞人監督が映画化し、石田三成を岡田准一さん、徳川家康を役所広司さん、井伊直政を北村有起哉さんが演じている。8月26日公開。
 特別展では「東」を天秤櫓、「西」をあかり館に分けて開催。天秤櫓では撮影に使われた家康の甲冑や太刀、大馬印、直政のよろい直垂(ひたたれ)、徳川本陣の再現セット、彦根城内(太鼓門櫓と井戸曲輪)・清凉寺・龍潭寺での撮影風景のパネルとロケ地マップなど22点を展示。
 あかり館では映画で使われた三成と島左近の甲冑や太刀、三成が使用したフランキー砲など9点を展示。そのうち屋外に設置されたフランキー砲の近くには、煙をイメージした霧も噴射されている。また両会場とも90秒間の映画「関ヶ原」の特報映像を流している。開館は9月18日まで、あかり館は火曜定休。
 初日のオープニングセレモニーには映画のプロデューサー・鍋島寿夫さんが参加し「三成役の岡田さんが生涯の代表作と話す通り、三成のイメージを180度変えることができる映画だと思います」とあいさつ。大久保貴市長、410年祭推進委員会会長の小出英樹さん、ひこにゃん、いしだみつにゃん、石田みつニャりによるテープカットも行われた。

袋っくfes収益金の一部で購入した飲食品を子ども食堂の運営資金のため寄付

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 彦根市の袋町で5月20日に開催されたチャリティーライブイベント「袋っくfes」を企画したバー貴園のオーナー・戸田守建さん(57)らが10日、収益金の一部で購入した飲食品を市社協に寄付。市男女共同参画センター・ウィズで贈呈式が開かれた。
 袋っくfesは、市内の子ども食堂の運営を支援するためのチャリティーイベントとして、人人、sut、サンローラン、ローガン、せつこ、貴園、ふらっと、しおり、さくらんぼの9店舗で開催。用意したチケット約120枚が売れる好評イベントだった。
 この日は戸田さんら4人が米30㌔㌘、ジャガイモ25㌔㌘、近江牛5㌔㌘、パスタ6㌔㌘などを持参。市社協の圓城治男会長や、「かめのこ子ども食堂」(平田)、「のぞみ子ども食堂」(城南)、「さわやま♥子どもほっとランチ」(佐和山)、「ビハーラ彦根」(城東)、「のびっこ子ども食堂」(稲枝)の代表者らに贈呈した。
 戸田さんは「少しでも協力したいとの思いで企画した。これからも続けていきたい」と話し、圓城会長は「これからも子ども食堂を続けていけるよう、社協としてもがんばっていきたい」と礼を述べた。

熊本地震の被災地へ彦根市立城西小学校の全校児童が同じ学校名の熊本市立城西小学校に向けて人文字の「友」

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 昨年4月の熊本地震で被災した子どもたちを励まそうと、彦根市立城西小学校(以下、城西小)の全校児童が11日、同じ学校名の熊本市立城西小学校に向けて人文字の「友」を作った=写真。その様子は動画に収められ、学校を紹介した映像と一緒に熊本に送られる。
 震災後、当時の5、6年生の代表による児童会プログラム委員会では被災地を励ます取り組みを計画。その中で同じ名前の小学校が熊本城近くにあることを知り、全校児童で作った「絆」という人文字やクイズ形式で城西小を紹介した様子を収めたビデオレターをメッセージカードと一緒に昨年7月に送った。その後、今年3月に熊本から学校を紹介したDVDと今後も交流を続けたいとする手紙が届いた。
 城西小では今年度のプログラム委員会の児童15人が中心になって、学年ごとに学校を紹介する映像を作成しており、その一環として今年度も人文字を企画。この日は全校児童416人が昼休みの時間に運動場へ出て、学年ごとに分かれて50㍍四方の大きさで「友」の字を仕上げ、全員で手を振りながら「これからも仲良くしてね」とビデオカメラの方向に呼びかけていた。
 指示役を務めたプログラム委員会の山口蓮君(12)=6年=は「色々と調整が大変だったけれど、アドリブで指示して人文字を作ることができました」と満足げに話し、委員長の宮元陽路(ひろ)君(12)=6年=は「これからも友だちとして仲良くしていこうね、という自分たちの思いを伝えることができたと思います」と話していた。映像は夏休み前に熊本に送られる。

びわ湖チャリティー100㌔㍍歩行大会10月21、22日の両日開催 出場者とサポーターを募集

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 長浜市から大津市まで約100㌔㍍を歩く「びわ湖チャリティー100㌔㍍歩行大会」が10月21、22日の両日開催。実行委員会(森内智弘委員長)では出場者とサポーターを募集している。
 100㌔㍍を歩くことで希望や勇気、自信を持ってもらおうと、県民有志による実行委員会が平成26年から開催しており、昨年は参加者575人のうち75・8%の436人が完歩した。4回目の今年は10月21日午前9時に長浜の豊公園をスタートし、翌日午後3時半までに大津のおごと温泉公園にゴールする「びわ100コース」を設定したほか、もりやま美崎公園駐車場をスタート地点にした50㌔㍍の「ハーフびわ100」と、21日正午にスタートする「アスリートコース」を新設した。
 定員はびわ100が650人、ハーフが100人、アスリートが50人。参加費は1万5000円、ハーフのみ1万2000円。対象は高校生以上で、未成年は保護者の承諾が必要。収益金は琵琶湖の保全活動のために寄付される。
 2回大会から参加している実行委員会営業リーダーのみらい創互社(彦根市本町)代表取締役の中島治子さん(42)は「びわ100を達成することで、そこから新たな自分の可能性を感じることができるはずです」と参加を呼びかけている。申し込みは8月31日までに事務局へファクス。また実行委員会ではスタート・ゴール地点やチェックポイントなどで飲食の渡し、誘導などをするサポーターも募集。問い合わせは事務局☎077(574)7200。

彦根ゆかたまつり「おんな城主直虎」で高瀬姫役を演じている女優・高橋ひかるさんゲスト出演

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 彦根ゆかたまつりが22日、夢京橋キャッスルロードで行われ、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」で高瀬姫役を演じている大津市出身の女優・高橋ひかるさんもゲスト出演した。
 キャッスルロードは浴衣姿の子どもや女性、家族連れで賑わっていたほか、ステージでは小道芸人NIKEさんの大道芸や吉井ヒカルさんライブなどが開催。高橋さんもアサガオが描かれた水色の浴衣を着て2回登壇し「戦国武将では織田信長が好きですが、直虎はかっこいい女性で、好きな武将になりました」「ドラマはコメディータッチで描かれており、幅広い年齢層に見てほしい」などと大河ドラマをPR。
 トークショー後、記者からの彦根の印象についての質問に、昨年も家族で彦根城を訪れていたことを明かし「大津とは違い、自然豊かで歴史を感じるまちです」と語り、彦根ゆかたまつりについては「とても素敵で、プライベートでも訪れてみたい」と話していた。

近畿運輸局と彦根市 公共交通の課題解決へ地域連携サポートプランの協定締結

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 国土交通省の近畿運輸局と彦根市は、連携して公共交通の課題を解決するための「地域連携サポートプラン」の協定を締結。20日に彦根市役所で締結式があった。
 同プランの協定締結により、今後は彦根のほか、犬上・愛荘を含めた1市4町の公共交通について、現状把握と意見交換をして課題を整理した上で、12月ごろから学識経験者など第三者機関のワークショップで課題の解決策を探り、今年度中に近畿運輸局から提案書が交付される。
 近畿では昨年度、東近江市など7自治体が同プランの協定を締結。東近江市の場合は昨年9月28日に協定を締結し、今年5月24日に提案書が交付されている。
 締結式では近畿運輸局滋賀運輸支局の吉祥一美局長と大久保貴市長が協定書にサイン。吉祥局長は「湖東三山への観光客と彦根に訪れる外国人観光客の公共交通をどのように確保していくのかを中心に話し合っていきたい」と話していた。

全国高校野球選手権大会滋賀大会決勝、彦根東高が近江高破り4年ぶり2度目の甲子園出場

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 8月7日から始まる第99回全国高校野球選手権大会の滋賀大会決勝戦が26日、大津市の皇子山球場であり、彦根東高校と近江高校の彦根勢が対決。東高が4―1で近江高を下し、4年ぶり2度目の甲子園出場を決めた。
 初回に1点を取った東高は3回に近江高に同点に追いつかれるも、5回に勝ち越し点を入れ、6回には辻山知志選手(3年)の右翼への2ランでだめ押し点を入れた。投げては稲枝中出身の増居翔太投手(2年)が完投。投打ともにかみ合った試合運びで勝利した。
 試合後、村中隆之監督は「選手たちが本当によくやってくれた。甲子園に出るだけが目標ではなく、勝つことをこの4年間ずっと考えてきた。出るからには優勝目指してがんばりたい」と話していた。
 また増居投手は「先輩が1球ごとに声をかけてくれ、緊張することなく投げられた。打線を信じていたから、思いっきり腕を振れた」と話していた。
 彦根南中出身で一塁を守った吉本孝祐選手(3年)は「子どものころからの夢だった甲子園に出場できるのでうれしい」と語っていた。
 一方で敗れた近江高校は増居投手を打ち崩すことができず、6安打に抑え込まれた。アルプス席では4番を打った佐和山小・彦根東中出身の笠井彰吾選手(3年)を応援するため、佐和山小の4年から6年生までの野球部員11人が応援に駆けつけ、笠井選手が打席に立つと一際大きな声援を送った。部員で6年生の寺田陽菜さん(12)は「選手の皆さんはすごくかっこいい。ぜひ勝ってほしい」と話していた。
投打まとまる堅実野球
 彦根東高は投手、打撃、守備、走塁いずれも穴が少なく、堅実野球で滋賀大会を勝ち上がった。そして近江高と戦った決勝戦は、まるで横綱相撲のような戦いぶりであった。近畿高校野球春季大会の準決勝では強豪の大阪桐蔭に3対4で惜敗したが、投打ともにその頃よりも更に強くなっており、甲子園では上位進出が大いに期待できる◆エースの増居投手は球速が135㌔ほどだが、出所の見えにくいフォームとキレのある球で、対戦した打者から「浮き上がってくる直球」と評されるように、打者は球速以上の速さを感じ、明らかに打ちにくそうにしていた◆甲子園でも左腕の力投が見られると思うが、小生がもう一つ注目したいのは打線である。決勝でもホームランが出たが、クリーンアップ以外も長打力があり、活躍が期待できる。小生は東高の野球部員が毎日のように自転車で東高と地蔵町のバッティングセンター間を行き来している姿を見ており、その成果が打力アップに繋がっているのであろう。好投手が登場する甲子園でも力負けしない打撃を期待したい◆さて弊紙では東高の甲子園出場を祝い、特集号の発刊を予定している。彦根をはじめ湖東湖北の選手へのインタビューなどを取り上げていきたい。読者の皆さまからの企画提案や応援メッセージも募集している。(山田)

大津祭の曳山「源氏山」のミニチュア彦根仏壇の七職の技術を用いて3年かけて完成

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 彦根仏壇事業協同組合は21日、大津祭の曳山「源氏山」のミニチュアを製作すると発表。彦根仏壇の七職の技術を用いて3年かけて完成させる予定だ。
 仏壇の需要が減少している中、同組合では仏壇の技術を生かした異業種での取り組みを模索しており、今年5月からは甲冑作りを開始した。並行する形で2年前から長浜や大津など県内や岐阜県高山市などで山車(だし)や曳山の修理について調査していたところ、曳山などのミニチュアの需要があることに着目。そのうち大津祭の曳山でデータ化した図面が残っていた源氏山のミニチュアを試作することになった。
 源氏山は別名、紫式部山とも言われ、紫式部や石山寺にちなんだ装飾となっている。享保3年(1718)に制作され、石山寺で源氏物語が書かれたという故事が曳山の由来。上層部は近江八景を精巧な彫刻で仕上げており、唐破風の下には波に踊る龍が刻まれている。天井には四季草花図と呼ばれる図が写生風に描かれており、その後方の銘に元治元年(1864)作と書かれていることから、江戸末期に修理されていることがわかる。
 同組合が製作するミニチュアは高さ約145㌢×幅約73㌢×長さ約132㌢で、実物の4分の1の大きさ。経費は3年間で約1000万円を見込んでおり、経産省の伝統的工芸品産業支援補助金を活用する。補助金以外の自己資金分の支援をインターネット上で募るクラウドファンディングを今月12日から実施しているほか、彦根や大津の滋賀銀行の各支店などにチラシを置いて支援を呼びかけている。
 今年度はクラウドファンディングが終了する9月10日以降に木地と宮殿部分を始め、来年3月に木地のみの試作品を公開。来年度は漆塗りと彫刻、錺(かざり)金具、平成31年度は漆塗り、錺金具、金箔押し、彩色(蒔絵)、組み立てを行い完成させる予定。
 同組合の宮川孝昭理事長(72)は「彦根仏壇業界は転機を迎えており、曳山のミニチュア作りは彦根仏壇の新しい一つの大きなチャンス。彦根仏壇の存亡に関わるほか、後継者の育成にもつながると思います」と話している。
クラウドファンディング
 彦根仏壇事業協同組合は5000円から10万円までのコースでクラウドファンディングを実施。支援者にはオリジナルキーホルダー、大津祭まち歩きツアー、工芸体験、文庫箱、飾り皿など金額に応じた限定品を進呈する。問い合わせは「FAAVO滋賀」のホームページ内か同組合☎(24)4022。

彦根西高校の校舎のお別れ会

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 今秋に解体工事が始まる県立彦根西高校の校舎のお別れ会が20日、体育館であり、在校生や卒業生ら約150人が参加。会の後には玄関前の校章が外された。
 この日は午前中に彦根西高と彦根翔陽高が統合して昨年春に誕生した彦根翔西館高校で、彦根西高130周年記念式典もあり、在校生や卒業生ら約220人が参加。彦根高等女学校の校歌紹介や彦根西高の校歌斉唱などがあった。
 午後に場所を移して行われたお別れ会では、実行委員長で校舎が完成した時に高校3年生だったという同窓会長の藤田隆行さん(54)が「130周年は通過点であり、150周年、200周年に向かっていきたい。学校名がなくなり、校舎もなくなりますが、彦根西高校は永久に不滅です」とあいさつ。校舎の見学、記念撮影の後、藤田さんらによって玄関に掲げられていた校章が外された。最後には全員で彦根西高の校歌が歌われた。
 昭和34年に彦根西高商業科を卒業した前川紀子さん(75)=本町3=は「当時の懐かしい思い出が蘇ってきます。校舎がなくなり、西高がなくなることに寂しい思いもあります」と話した。
 【彦根西高校】明治19年(1886)に女学校として創立。翌年に淡海女学校、24年に彦根町に移り町立彦根女学校、28年に町立高等女学校、41年に県立彦根高等女学校などと変遷し、43年に現在の地に新築移転。昭和23年(1948)に県立彦根西高校となり、昨年春に彦根翔陽高と統合し彦根翔西館高校となった。現在、翔西館高には彦根西、翔陽、翔西館の3校があるが、今年度で彦根西、翔陽の3年生が卒業する。彦根西高の校舎は解体されるが、体育館や武道場、グラウンドは継続して活用される。

自転車で世界一周の旅をしているハンガリー人のアドリアン・イレッシュさんが滋賀大学経済学部で位田隆一学長や学生たちと記念植樹

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 自転車で世界一周の旅をしているハンガリー人のアドリアン・イレッシュさん(36)が1日、滋賀大学経済学部を訪れ、位田隆一学長や学生たちと記念植樹をした。
 アドリアンさんは本職がシステムエンジニアで、2年前にハンガリーを出発し、イランやタイ、オーストラリア、フィジーなどを経て、今年5月半ばに23カ国目となる北海道に到着。室蘭で転倒し手を骨折したため治療に専念した後、青森や日光、東京などを旅し7月30日夜に彦根に入った。
 位田学長とハンガリーのブダペストにある中央ヨーロッパ大学の教員が生命倫理の研究グループ仲間で、アドリアンさんはその教員の紹介を受ける形で滋賀大を訪問。自然が大好きだというアドリアンさんの意向で、旅を開始して780日目の1日、びわの木を学内の庭の一角に植えた。
 位田学長は「この木を滋賀大学のグローバル化のシンボルの一つにしたい」と語り、アドリアンさんは「日本の皆さんはとても親切で、日本の技術もすばらしい。滋賀大に植えた木には『どうもありがとう』と名付けたい」と笑顔で話した。
 アドリアンさんは今後、大阪から北米へ渡り、中南米にかけて1年ほど旅するという。

甲子園出場の彦根東高校野球部 ヨガでレベルアップ、原晟也選手と吉本孝祐選手明かす

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 彦根東高校野球部のベンチ入りメンバーのうち長浜西中学校出身の原晟也(せいや)選手と彦根南中学校出身の吉本孝祐選手=いずれも3年生=に甲子園での意気込みなどを聞いた。
 原選手は内野の要の遊撃手を守り、投手がピンチになった時には誰よりも早く声をかけるなどチームのムードメーカー的な存在。一つ上の兄・健登さんも東高でエースとして戦い、原選手も遊撃手として後ろからバックアップしていた。原選手は「2年生の時、先輩から声をかけて助けてもらった経験から、後輩には声をかけるようにしている。昨夏、県大会で敗退した時の悔しさを後輩たちにさせないようにとの思いもあった」と県大会の優勝を振り返った。
 打順は1番のため、「何よりも出塁率にこだわっていて、甲子園でも何でも良いので塁に出たい。特にゲームの流れが大切になる初回の攻撃を重視したい」と抱負。今年のチームの特徴としては「昨年は先頭バッターが出ると、バントをして1点をとる野球だったが、今年はどこからでもチャンスが作れて点をとる打力が持ち味」と解説。打力アップの秘訣としてはベンチ入りメンバー全員が週に1回、1時間以上している「ヨガ」をあげ「呼吸をしっかりして自分自身を落ち着かせて、打者それぞれのルーティンを大切にして打席に入ることができている。僕たちはこれを『ヨガ打線』と呼んでいる」と笑顔で説明した。
 最後に、原選手は「県大会での優勝に満足せず、しっかりとした野球を見せたい。応援して下さる方の期待に応えられるよう、地域の人たちのために頑張りたい」と意気込みを語った。
打倒、大阪桐蔭
 吉本選手の持ち味は逆(ライト)方向への打撃センス。6番を打ち、県大会でも15打数7安打と活躍した。今年のチームの特徴としては「つながり」をあげ「内外野ともにつながりがあり、打撃でもただ打つだけでなく、一人一人が考えて野球をやっている」と解説。
 チームの持ち味でもある打撃力が向上した要因としては原選手同様に「ヨガ」をあげ「チャンスで消極的なバッティングだったのが、ヨガのお陰で心理面が変わり、自分自身を受け入れることで、どんな場面でも集中できるようになった。迷いがなくなり打撃が良くなり、『ヨガ打線』でチーム力もアップした」と語った。
 甲子園でのライバルとしては、春の近畿大会準決勝で惜敗した大阪桐蔭をあげ「同じチームに2度負けるわけにはいかないので、リベンジしたい。甲子園ではまだ1勝もしていないため、全国で戦える力を見せたい。彦根でも盛り上がるようにがんばりたい」と抱負を語った。

彦根東高野球部で稲枝中学校出身の増居翔太投手にインタビュー

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 彦根東高野球部のエースで稲枝中学校出身の増居翔太選手=2年生=に、自身の持ち味や甲子園での抱負などを聞いた。
 増居選手は135㌔前後のストレートを中心に、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げる。身長171㌢と上背はないが、打者から「浮き上がる直球」と評される球と出所が見えにくいフォームで抑える投法が持ち味。
 1年生の秋に投球フォームを修正。足を踏み出すステップや上げる際のタメ、体重移動などを意識して直すことで、「自分なりの投球法をつかんだ」という。甲子園までの課題としては「ストレートを修正していきたい」とし、対戦したいチームとしては「春の近畿大会に負けた大阪桐蔭。悔しさを甲子園で晴らしたい」と語った。
 チーム全体の特徴としては「打撃面は勝負強く、切れ目がないため全国でも戦える」とし「練習時間が少ない中で、一人一人が色々工夫して努力することで、甲子園出場を果たすことができた。(公立校でも)甲子園で十分、戦えるところを全国に示したい」と抱負を述べた。

彦根東高校野球部の控えメンバー3年生の嘉藤修太選手=彦根東中、清水亮佑選手=中央中、山崎凜太朗選手=彦根東中

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 彦根東高校野球部の控えメンバーのうち、彦犬地区出身の選手には、いずれも3年生の嘉藤修太選手=彦根東中、山崎凜太朗選手=彦根東中、清水亮佑選手=中央中=がいる。
 嘉藤選手は捕手として登録。県大会での出場はなかったが、「ブルペンの捕手として、増居はじめ投手がマウンドで良い投球ができるよう、(キャッチャーミットで)良い音を出してあげたい」と投手を陰で支える姿勢を見せた。また「進学校でも甲子園で活躍できる姿勢をチームとして見せたい」と意欲を語った。
 山崎選手は小学4年から中学3年の10月まで中国・大連で過ごし、現地でも「ウインディー」という野球チームに所属。内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤーで、自他共に認める「守備の人」。「甲子園では守備で貢献したい」と話す。両打席で打てるスイッチヒッターでもある。
 清水選手は村中監督からの伝令が主な役目。練習でも内容をチームに伝える役割で、広報的なポジションも務める。村中監督は「清水は気配りができ、決して嘘をつかない。チームからの信頼が厚く、リーダーになれる素質がある」と絶大の信頼を寄せる。清水選手は「甲子園でもベンチワークに努めたい。チームみんなの状況を見て勝利に貢献したい」と、チームを最大限支えることに意欲を見せた。

細野氏離党で野党再編?

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 彦根は彦根東高野球部の甲子園初勝利で盛り上がっているが、国政では彦根東高出身の細野豪志衆院議員=静岡5区=が8日、民進党に離党届を提出した。一部報道では「党内は冷ややかな反応」としているが、小生はこの細野氏の英断を高く評価したい。
 細野氏は離党の理由について「憲法改正など基本政策が根本的に異なる共産党との共闘は私の信念に反する」と涙ぐみながら説明し、選挙で共産党と共闘する考えが民進党内に根強くあることを離党の理由にあげた。
 小生も昨年5月の言志録(コラム)において「(野党共闘は)政党や政治家の礎に位置する思想性を無視した姑息な姿勢だ」と批判してきた。細野氏の離党は政治家として当然の判断である。
 また細野氏は現在の国政について「安倍政権(自民党)による1強多弱。安倍政権を脅かし、政権を獲得できる政党が存在しない」とした上で「明確な理念、政策を掲げて、多くの同志を募るのが望ましい。野党再編は不可避だと考えている。同志が必ず立ち上がってくれる」と述べた。民進党の支持率は安倍政権の支持率が低下している中でも6%ほどであり、今後も反自民の受け皿にはならぬであろう。事実上、党としての役割を終えたと言って良い。
 民進党の党首選に立候補している先の民主党政権時代の幹部2人とは違い、細野氏は現国政を冷静に客観視していると言え、政治家として最も重要な資質の先見性を兼ね備えた政治家だと言える。
 ただ、細野氏が優れた政治家の一人であっても、自民党に対する受け皿を創るのはそう容易くはない。都知事傘下の日本ファーストの会なる政治団体が立ち上がったが、どのような政策か不明瞭であり、単なるパフォーマンスに終わる様相だ。
 小生は今、一橋大学大学院の中北浩爾教授の「自民党『一強の実像』」を読んでいるが、その著書では「無党派層が自民党に失望し(中略)自民党1強と呼ばれる政治状況は急激に転換する可能性も秘めている」としながらも「しかし、歴史的な実績に裏付けられた政権担当能力、2度の下野を短時間で乗り越えた経験、(中略)強固なパートナーである公明党の存在といった政治的リソースは自民党にしか存在しない」と展開。「日本政治が今後も自民党を軸に展開していくことは間違いない」と締めくくっている。
 自民党に代わりうる政党が存在しない現国政を鑑みると、中北教授の論調は否定できまい。自民党に対する政党は誕生するのか、細野氏の離党による政界の動きに注目していきたい。

東高と滋賀学園高の生徒たちでチアリーダー結成

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 彦根東高野球部を応援するため、東高の女子生徒たちによってチアリーダーが結成。7月31日から体育館で練習している。
 滋賀学園高校のチアリーディング部コーチの村井三幸さん(41)=甲賀市=に指導役を依頼し、滋賀学園のチアリーディング部の希望部員6人と、東高の募集に応じた1、2年生23人の計29人で結成。
 村井さんは東高のためにレギュラーメンバーごとの曲をはじめ、代打、応援歌、チャンスなど計17種類の振り付けを考案。「滋賀学園は彦根東に敗れたが、滋賀代表の出場校として一生懸命応援したい」と話していた。
 チアリーダーの代表で東高2年生の藤原穂香さん(16)=東近江市=は「しっかりと声を出して野球部の力になりたい。チアリーダーのみんなの力でアルプス席を引っ張っていくつもりで応援したい」と語っていた。

英霊顕彰館で従軍兵の友禅染絵師・田畑敏雄さん作品展、13日〜はみたま祭

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 彦根市尾末町の滋賀県護国神社は13日からのみたま祭に合わせて、昨年10月に境内に開館した英霊顕彰館で、戦時中に従軍兵だった友禅染の絵師・田畑敏雄さん(1919~2010年)の作品展を開いている。
 田畑さんは大東亜戦争中、ビルマ(現ミャンマー)に赴き、戦友と共に病気や飢餓で倒れていたところを現地の人たちに助けられ、帰国することができたという。田畑さんは現地での戦闘や行軍、戦友の死などの様子を描き、日本とミャンマーの友好を進めるNPO法人・神戸ミャンマー皆好会がその絵を保有。愛荘町遺族会の会員の紹介を受ける形で県護国神社でも展示することになった。
 英霊顕彰館では「突然敵戦車隊に遭う」「爆撃命中」「泥沼地帯をゆく」など戦闘の様子を描いた作品のほか、けがをした日本兵が木にもたれている「救いを待つ朝」、戦死者を弔う様子の「友よ安らかに故郷の母の胸に還って呉れ」などの惨劇を表した絵も見られる。いずれも水彩画の計19点で、田畑さんの一文も入っている。
 県護国神社の山本大司禰宜(ねぎ)は「田畑さんの絵を見て頂き、改めて戦争の悲劇と平和の尊さをかみしめて、英霊に感謝の誠を捧げて頂きたい」と話している。同館には県内の戦没者の顔写真3400枚も掲げられている。開館は今月27日までの午前10時~午後4時(13~15日は同8時)。入館無料。
 滋賀県護国神社は13日から15日まで、みたま祭を営む。戊辰戦争から大東亜戦争までの戦いで命を落とした県内の戦没者の英霊を慰霊すると共に、感謝の誠と平和への祈りを捧げるため、昭和52年から毎年この時期にみたま祭を執り行っている。
 41回目を迎える今年も同神社の境内には約5000灯の提灯(ちょうちん)が飾られ、13日午後6時点灯式、14日午後6時献灯協賛者安全祈願祭、15日午前11時半全国戦没者追悼慰霊祭、祭典後におにぎりと味噌汁が無料で提供され、午後6時県下戦没者追悼慰霊祭がある。提灯の点灯は午後6時同9時半。拝殿では県遺族会による遺骨収集の写真パネル、翠香流社中の生け花、彦根きり絵研究会のきり絵あんどんなどの展示がある。このほか境内には模擬店も出る。

彦根高等商業学校の話題載った新聞紹介の企画展、滋賀大学経済学部の士魂商才館で

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 滋賀大学経済学部(彦根市馬場)の士魂商才館内の資料展示コーナーで今月から、前身の彦根高等商業学校(大正12年~昭和19年)の話題が載った新聞を紹介した企画展「『しんぶんし』原紙にみる彦根高商報道」が開かれている。
 滋賀大大学院経済学研究科の今井綾乃さん(29)=愛知県一宮市=が卒論のテーマ「彦根高商のカリキュラムの変遷について」の研究の一環として、昭和3年(1928)から同12年の大阪朝日新聞と大阪毎日新聞の彦根高商に関する記事を抜粋。この期間の2紙の原紙は県内の公立図書館にはなく、滋賀大学経済経営研究所にしか保管されていないといい、企画展では年代ごとに来年3月30日まで3期に分けて展示していく。
 1期目の今月1日から10月27日までは昭和3年4月から翌年12月までの新聞を紹介。昭和3年11月1日に大講堂で開催された開校5周年の記念式の様子や、遊里に行って停学処分になった3年生の5人を巡って学生会を設立するなど混乱した様子を記した同3年12月5日の紙面など7点と、卒業アルバムから採用した記事に関する写真パネル15点を展示している。滋賀彦根新聞や姉妹紙の滋賀夕刊新聞などの創刊時期を時代ごとにまとめた「滋賀の新聞展開図」も掲示。今井さんのギャラリートークは10日、24日、9月7日、21日、10月5日、19日の午後0時10分~。開館は平日の午前9時~午後5時。入館無料。
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