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若葉小学校創立20周年記念し6年生が校内樹木の名札製作、慶応大生も協力
若葉小には約60種類の樹木計約2000本が植えられており、今年の6年生は総合的な学習の時間で「若葉の森を後輩に」をテーマに学習。卒業した後も後輩たちに樹木を大切に育てて欲しいとの願いを込めて木製の名札を作った。
矢守ひとみ校長の長浜市内の自宅を拠点に村おこしの活動をしている慶応大学の学生たちも名札作りを協力。若葉小で不要になった学習机を使って、児童たちがデザインした形をショップボットと呼ばれる切削機械で切り取った。郵送されてきた名札に児童たちがペイントとメッセージ、名前を記入し完成させた。
この日は慶応大生9人も来校し、児童たちと一緒に各樹木に名札を取り付けた。アキニレの名札を担当した児童の平尾栞史郎君(12)は「これからも後輩たちに元気に育ててほしいとの願いを込めた」と話していた。また慶応大4年生の加藤瑶(たま)子さん(22)は「子どもたちとの活動は楽しい。色んな形の名札ができて樹木も喜んでいるのでは」と語っていた。
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県が平成28年度一般会計当初予算案発表、前年度比1・1%の増の5445億8000万円
県は10日、平成28年度一般会計当初予算案を発表した。介護保険や子育て支援など社会保障費が膨らんだことから、当初予算の規模は前年度比60億円、1・1%の増の5445億8000万円となった。
歳入の根幹となる県税収入は、景気の回復傾向を反映して4年連続増加となる1555億円(前年度比2・3%増)を計上。うち、個人県民税は給与所得者の増収を見込んで6・2%増の542億円、法人税も輸出関連企業を中心する収益増加により3・7%増の422億円を見込んだ。
地方交付税は1・8%増の1160億円、国庫支出金は1・3%増の588億円、基金(預貯金)の取り崩しによる繰入金は43・7%増の246億円。
歳出は人件費が1723億円(1・6%増)で全体の3割を占めた。扶助費は520億円(6・5%増)、公債費は801億円(2・1%減)を計上し、いわゆる「義務的経費」が歳出全体の55・9%を占めた。建設事業などの投資的経費は745億円(1・8%減)。
借金にあたる県債は739億円(前年度比7・4%減)を発行し、残高(28年度末見込み)は1兆0868億円となる。国に代わって借金している「臨時財政対策債」(4423億円)を除くと、実質的な県債残高は6445億円で、前年度に比べ14億円減る。
県の預貯金である基金は財政調整金から80億円、借入金の返済に備える県債管理基金から50億円を取り崩し、両基金の残高は252億円から122億円へと半減する。
財政運営の安定性の指標となるプライマリーバランス(基礎的財政収支)は62億円の黒字収支で、3年連続の黒字を達成した。ただ、国民健康保険や介護保険など社会保障関連の県の負担金が年々増加し、公債費も3年連続で800億円を超える規模となっており、県は「財政が硬直化した状況が続いている」としている。
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インバウンド推進へ近江鉄道を活用 県が創生事業を予算化、県立彦根総合運動公園の整備事業・滋賀県立大のブランド力強化も
滋賀県が発表した平成28年度一般会計予算案のうち、彦根・犬上管内としては、今年6月16日に創立120周年を迎える近江鉄道に関する事業が盛り込まれている。
「新たな魅力創出事業」としては、国の地方創生加速化交付金を活用し、近江鉄道のビア電や地酒電車など人気イベントをインバウンド(訪日客)向けとして活用。特に台湾からの観光客の誘客を目指し、海外旅行博でのPRや外国人観光客用車両の運行、外国語対応表記の研究を行う。
「魅力再発見事業」としては、昭和時代に走っていた赤色塗装の電車の運行、懐かしの鉄道展、120周年記念乗車券など。
「近江鉄道とその沿線市町 魅力発信事業」では鉄道風景画家・松本忠さんのギャラリートレイン、ラッピングバス運行、沿線市町の観光キャンペーンとの連携など。
県は新年度、沿線の5市5町などと協議会を設立し、近江鉄道の利用促進と沿線地域の活性化に向けた新たな観光資源の発掘と創出を目指すとしている。予算額は400万円。
県の予算案のうち、彦根犬上管内のほかの主な事業は以下の通り。
▽平成36年の国体に向けた県立彦根総合運動公園(仮称)の整備事業=実施設計と第1種陸上競技場の建築基本設計、測量・各種調査業務(2億6036万円)。
▽滋賀県立大学のブランド力強化=活動成果に対して認知度が低く、大学間競争が激しくなっているため、地域の課題解決に向けた取り組みを深化させ、効果的に広報することで優秀な人材を確保する。具体的には大規模進学フェアや高校との連携強化、プレス資料提供の拡充と強化など(2300万円)。
▽農家民泊受け入れ事業(自治振興交付金)=中学生の修学旅行を受け入れて、農家などで農作業や伝統の技、カロムなどを体験してもらう取り組みで、彦根市内では平成25年度から実施。彦愛犬ではびわこ湖東路観光協議会が受け入れ先の拡充に向けた講習会などを開いている(193万円)。
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滋賀県と県内6大学「滋賀県における雇用創出・若者定着に向けた協定」締結、近江地域共育委員会も設立
大学生の県内企業への就職促進を目的に滋賀県と県内6大学は10日、「滋賀県における雇用創出・若者定着に向けた協定」を締結。また滋賀県立大学が文科省から今年度新たに採択された「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」を推進させるための近江地域共育委員会の設立総会が開かれた。
6大学は彦根市の滋賀県立大学、滋賀大学、聖泉大学のほか、成安造形大学、びわこ学院大学、びわこ成蹊スポーツ大学。締結式では三日月大造知事と6大学の学長が参加し、協定書にサイン。滋賀県商工会議所連合会やびわこビジターズビューローなどの産業団体の関係者も立会人と参加した。
協定の締結により、県と6大学は県内の産業界と連携しながら、雇用の創出と大学生の定着を図る。目標として、平成26年度から同31年度までに▽6大学の卒業生の県内就職率を29・8%から10ポイント以上アップさせる▽ベンチャーや創業などにより新たに16人以上の雇用を創出する―がある。
近江地域共育委員会では目標達成に向けた協議が行われる。
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佐和山小6年生が佐和山城や石田三成などの新聞作成、治部少丸や夢京橋あかり館などに展示
佐和山小の6年生99人は2学期の総合的な学習の時間で「佐和山城」について学んだ。昨年秋には佐和山探索と市教委文化財課の職員を招いての講座などを行い、昨年末までに児童1人ずつがA3用紙に新聞としてまとめた。
新聞の名称は「石田三成新聞」や「佐和山歴史新聞」などさまざまで、佐和山城跡の歴史、遺構、自然や三成の人物像、側近武将について、写真や絵と一緒に記事を掲載している。
治部少丸に22点、あかり館に23点を展示しているほか、残りはマンションなど佐和山学区の建物内に掲示されている。3月末まで。
6年1組の担任の西嶋昭司教諭は「昔は佐和山城があり、石田三成がいたということが感じられる新聞になっていると思います。子どもたちの思いがこもった新聞を多くの人に見てほしい」と話している。
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彦根商工会議所が解説本「彦根の城と城館」を発刊
市教委文化財部では平成21年から3年間、彦根にあった60の城や城館を紹介する戦国をテーマにした事業を展開。市広報への連載や解説シートの作成、看板の設置などをしてきた。
解説本「彦根の城と城館」は、文化財部が作成した解説シートなどを元文化財部長の谷口徹さんが再編集し、60の城や城館のうち主要な20の城・城館と支配した領主について写真や絵図入りで2ページずつ紹介。
佐和山城や山﨑山城、肥田城、高宮城などのほか、新海城や平流(へいる)城など、あまり知られていない城も知ることができる。永禄2年(1559)に肥田城の西側で六角承禎(じょうてい)と浅井長政が戦った「野良田表の合戦」を説明した項目では、前年に六角が肥田城を攻めたものの失敗した肥田城の水攻めにふれながら「長政自らが先頭に立って、野良田一帯が大戦場になったが、六角方が総崩れとなり、2度の合戦の勝利で浅井が犬上・愛知の2郡を手中に治めた」と説明している。
谷口さんは「本では市内各所の城・城館を紹介しており、地元の歴史を学んで頂けると思う」と話している。本はA4判、カラー51ページ。1冊500円。500部作成し彦根商議所2階で販売している。
なお、彦根商議所は「彦根ヒストリア塾」を開講しており、最終3月30日のテーマは「彦根藩士ベスト10」。
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大河ドラマ「真田丸」で石田三成役・山本耕史さん彦根・長浜・米原を訪問 龍潭寺の三成像などを見学、三成めしも
NHKがゴールデンウィークに報じる関連番組の制作に合わせて訪問。龍潭寺の三成像を眺めた後、山本さんは「400年以上前のことなのに今でも語り継がれていることがたくさんある。現地に行くと細かい逸話を聞けるので、足を運ぶ事で役に対する振り幅も広がると思っています」と話していた。
滋賀県は「『石田三成』発信プロジェクト」を展開しており、そのキックオフイベントとして3月5日には東京都千代田区のKITTEで「近江の将 石田三成出陣式」を開催。山本さんも参加する予定で、彦根・長浜・米原の3市による物産展やゆかりの地パネル展などもある。
「三成めし」募集
彦根・長浜・米原で組織するびわ湖・近江路観光圏活性化協議会は、石田三成をテーマにした飲食メニュー「三成めし」を募集している。
今年の大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせて、3市への誘客を目的に、真田幸村が関ヶ原の戦いで味方した西軍の大将・三成についての飲食を来訪客に提供しようと企画。
対象は3市に事業所・営業所がある飲食店・飲食小売店。認定基準は▽お茶、柿、ニラなど三成のエピソードにちなんだ食材を使用▽大一大万大吉、義など三成をイメージ▽三成も食べたであろう3市の特産物のいずれかがPRできる―で、いずれかに該当すること。
3月18日に一次募集を締め切り、26日に結果発表、4月29日から商品の提供を開始する。応募は彦根観光協会のホームページなどにある応募要項と用紙に必要事項を記入し、メールか郵送で。問い合わせは市観光企画課☎(30)6120。
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彦根市平成28年度当初予算案を発表。一般会計は前年度比8・9%増の427億8000万円と過去最大
彦根市は22日、平成28年度の当初予算案を発表。一般会計は前年度比8・9%増の427億8000万円と、過去最大の予算規模になった。(仮称)平田認定こども園など民生費が大幅に増えたほか、旧外堀の公有地化や彦根駅舎バリアフリー化、本庁舎耐震化などの整備で教育費、土木費、総務費などが増加した。
一般会計の歳入のうち、自主財源の大半を占める市税は所得環境の改善で個人市民税が増収となり、前年度比微増の166億7709万円。使用料や手数料、繰入金などを含めた自主財源全体では平成20年度と同額の223億円だった。依存財源は投資的経費の増加による国庫支出金や地方交付税、地方消費税交付金の増などから、ここ10年では最大の205億円となる見込み。
借金にあたる市債は前年度比46・2%増の41億0140万円を発行。地方交付税の代替えとして発行する臨時財政対策債を除いた地方債残高はここ10年で最少の796億円となる見込みで、市民一人あたりで概算すると約70万円負担することになる。平成26年度決算で実質公債費比率が8・7%となっていることから、市は「指標が策定された当時の危機的な状況からは脱出できた」としている。
貯金にあたる基金は不足する財源を確保するため、今年度は特別会計を含めた総額で約27億円を取り崩す予定。基金残高は70億円を見込んでいる。
なお特別会計(6会計)は国民健康保険事業、介護保険事業、下水道事業などの会計が増えたことで、前年度比2・6%増の277億8968万円、一般会計と企業会計(2会計)を含めた総額では同6・0%増の872億2494万円と、平成13年度予算に次ぐ2番目の規模になった。
家計に例えると
家計に例えると
彦根市の一般会計予算案を年収428万円の家計に例えると以下のようになる(単位は万円)。
【年間収入】▽給料(市税・交付税)=256▽助成金(国・県支出金)=95▽銀行借り入れ(市債)=41▽定期預金解約(繰入金)=24▽そのほか(財産収入など)=12。
【年間支出】▽生活費(人件費、扶助費など)=272▽仕送り(繰出金)=61▽家の増改築など(投資的経費)=60▽ローン返済(公債費)=34▽預貯金(積立金)=1。
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滋賀県立大学の環境ボランティアサークル「LEAFS(リーフス)」犬上川沿いをごみ拾い
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城陽小学校教頭で書家の堤豊宏さん作品集「『書』の世界 私の生き方修行」刊行。記念の作品展 味覚の宿 双葉荘で
堤さんは花園大学在学時に禅僧の墨跡にひかれ、卒業後は彦根や豊郷の小学校教諭として子どもたちに書道の指導を行いながら、各地で作品展などを開いてきた。中国湖南省での文化交流やドイツ・カールスルーエ大学でのワークショップなど海外でも活動している。
1作目の作品集「私の生きた修業」は平成11年にモノクロで刊行。2作目は還暦を迎えたことや3月に教諭生活を終えることを踏まえ、これまでの作品から厳選した26点を収録。カラーで掲載しているため、筆の運びや墨の濃淡が楽しめるという。片岡鶴太郎さんらの講評も載せている。縦20・6㌢×横20・8㌢、48ページ。発行はサンライズ出版(鳥居本町)。
2回目となる双葉荘での個展では作品集に載った「山」や「梅」、「佛心」など16点を展示。堤さんは「自身の生き方について作品を通して見つめ直そうと思って書いた作品を見てください」と話していた。3月13日まで、無休。作品集はカンパで提供している。
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自衛隊に入隊する彦根市民を迎えての激励会
激励会に参加したのは、陸上自衛隊に入る彦根工業高校3年生の安居虎之介さん(18)=金沢町=と、コスタリカ人の母を持つ滋賀大学4年生の西川輝(ひかる)さん(24)=高宮町、航空自衛隊に入る社会人の中居直哉さん(25)=芹橋2丁目=の3人。
3人を代表し、来日して9年だという西川さんは「9年間暮らした日本のために貢献したいと思っています」と抱負を述べた。
市長は「近年の自衛隊は災害での救助活動や国外での任務も増え、活動に対する国民の期待は大きくなっている。心身を強く持ってがんばってください」と激励。安居さんは「多くの人たちの役に立ちたい」、中居さんは「体を壊すことがないよう努力していきたい」と話していた。
自衛隊滋賀地方協力本部によると、彦根からはほか1人を含めた計4人、滋賀県内では約100人が新たに入隊する。
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亀山サッカースポーツ少年団が滋賀県大会・木下杯サッカー大会で優勝
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営繕社、「おいしくて安全な水」を作り出す浄水装置・ソリューヴの代理店
同社によると、公共の浄水場できれいになった水は、水道管の老朽化や農薬散布後の農業用水の混入などで、一般家庭に届く時には残留塩素やトリハロメタンなどの化学物質が含まれているという。
ソリューヴは「活性化フィルター」と呼ばれる装置で化学物質を除去。水道管の元栓の内側に取り付けるため、飲み水のほか、洗面や洗濯、風呂など家中すべての場所で安全な水が提供できる。大きさも一升瓶ほどで、設置場所が小さくてすむ。
メイプル・リンク(東京都文京区)が販売しており、県内では営繕社が昨年から代理販売を開始。これまでに湖東湖北を中心に県内で10台設置している。同社から導入した彦根市山之脇町の山本友香(ゆか)さん(39)は「ソリューヴを設置して、それまではペットボトルの水を買っていた主人が『家の水が一番おいしいな』と、つぶやいたことが一番嬉しかった。子どもたちと一緒に入る塩素なしのお風呂も、安全安心で、幸せなひと時です」と話していた。
1台23万5000円(税別)プラス工事費。年に1回、フィルターを交換する。飲食店など企業向けもある。問い合わせは大森さん☎090(6602)1401。
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彦根市議会2月定例会一般質問・会派代表に2人、個人質問に19人登壇
彦根市議会の定例会では7日から9日まで一般質問が行われ、会派代表に2人の議員、個人質問に19人の議員が登壇。慣例で質問ができない正副議長と監査委員を除いた議員全員が平成28年度一般会計予算案などについて質問する。各日午前9時~インターネット中継される。
【会派代表】
▽公政会(安澤勝議員)=新年度予算案、創生総合戦略、公共施設等総合管理計画、国体、低炭素・循環型社会、中心市街地活性化、観光行政、市立病院、消防団員確保と救急医療
▽夢みらい(安藤博議員)=新年度予算案、本庁舎耐震化、創生総合戦略、選挙の投票率、国体、インバウンド戦略、教育行政、学力向上、世界遺産、市立病院新改革プラン
【個人】
▽赤井康彦議員=新年度予算から(プレミアム商品券、チャレンジショップ、除雪など)、魅力ある図書館
▽杉原祥浩議員=武道・ダンス必修化、幼稚園・保育所施設整備、国体
▽北川元気議員=教育大綱、地方創生、パワハラ問題
▽上杉正敏議員=国土強靱化、庁舎耐震
▽谷口典隆議員=強盗未遂を受けて緊急時の安全確保、彦根屏風の「彦根ブランド」化、彦根幼稚園池洲分園
▽獅山向洋議員=市長の選挙公約、市長の履歴書、世界遺産、新市民体育センター、教育大綱、庁舎耐震、新ごみ処理施設
▽中野正剛議員=標識に観光地名を、介助士の職員配置を、子育てと介護、空き家の活用
▽小川喜三郎議員=廃棄物処理行政、障害者対策
▽長﨑任男議員=意見公募・パブリックコメント、道の駅
▽野村郁雄議員=防災体制、発達支援センター、ホッケー場整備
▽小菅雅至議員=高齢福祉施設の地域格差、国際化、IT戦略
▽奥野嘉己議員=琵琶湖の保全・再生法、施策の選択と集中
▽山田多津子議員=全国一の福祉モデル都市に、荒神山のイノシシ対策
▽和田一繁議員=小中学校教育、日本一の映画ロケ地に、世界遺産
▽辻真里子議員=火災の罹災現場を通じて、神宮踏切の工事
▽山内善男議員=荒神山の森林伐採、はり・灸・マッサージ施術費給付、窓口業務の改善を、市役所の非正規労働者の処遇改善
▽夏川嘉一郎議員=未婚率改善、高浜原発再稼働に対し、荒神山の森林伐採
▽安居正倫議員=議会報告会で提案の意見、100歳大学の実施
▽八木嘉之議員=新市民体育センターと金亀公園再整備、不法投棄廃棄物の実情。
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彦根西高校の校舎で最後の卒業式
式では卒業証書の授与が行われた後、猪田章嗣校長が西高の歴史を紹介した上で「過去から繋がり今がある。未来の自分へと繋げていってほしい。常に挑戦する心を持って、やってみたい、やってみようの心が大切。夢を持ち、挑戦し続けていってほしい」と卒業生に述べた。
2年生の石橋彗美理さんの送辞後、卒業生を代表して寺田彩乃さんが「西高の良さは、友だちとの絆、クラス・学年の絆、生徒同士の絆が深いこと。優しく、時には厳しい先生方も大好きでした」と答辞を述べた。この後、卒業生たちが在校生や保護者に向かって、川島あいの「旅立ちの日に・・・」を合唱。卒業生や保護者の中には涙をぬぐう姿も見られた。
なお、彦根翔陽高との統合で誕生する彦根翔西館高校では、新入学生と翔陽高・西高の1・2年生が新校舎に通うことになる。
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保存修理中の名勝・胡宮神社の社務所と庭園など公開、神饌所は江戸中期建設
保存修理中の名勝・胡宮(このみや)神社=多賀町敏満寺=の社務所と庭園などがマスコミに公開され、修理に合わせて実施されている発掘調査の結果も公表された。
胡宮神社で保存修理が行われているのは、神饌(しんせん)所約20平方㍍、茶の間約16平方㍍、庭園約680平方㍍、社務所約180平方㍍で、名勝には神饌所や茶の間、社務所の一部も含まれている。近年は庭園が石組の傾きや池の枯渇など劣化し、建物も荒廃するなど修復が必要な状況だったため、多賀町教委は平成26年度に保存管理計画書を策定し、今年度は昨年10月から社務所・神饌所・茶の間の解体・修理工事、庭園のせん定を行っている。
解体作業に伴う調査では、神饌所の天井裏に寶(宝)暦10年卯月(1760年2月)と文政10年子月(1827年11月)の棟札、茶の間の天井裏には嘉永7年(1854年)の札が見つかった。また、建物下には十字型に掘られた開渠(かいきょ)があり、周辺には織豊期以降に設置されたとみられる礎石や鎌倉・室町時代の土師器の破片なども発見。社務所が建つ前には、同神社の別当だった福寿院が建っていたとも伝えられており、最も栄えていた鎌倉時代には最重要の場所だったとされている。
建物の建立時期が江戸中期だと確認されたため、多賀町教委は「庭園だけでなく、建物も歴史的価値があることが判明した」としている。平成28年度は社務所の屋根のふき替えなど、同29年度は神饌所の再建と社務所の仕上げ工事、同30年度から建物の残り部分の工事と庭園整備を行い、一般公開を再開。以降、同41年度ごろまで庭園部分を修理する。
【胡宮神社】
イザナギノミコト、イザナミノミコト、コトカツクニカツナガサノミコトを祭神に、敏満寺が建立された奈良時代に、多賀町桜町(門前町近く)から現在の地に移されたとされる。文献に登場するのは元徳3年(1329)に書かれた「敏満寺事書」の目録。織田信長により焼き討ちに合うが、豊臣秀吉時代に再建され、徳川時代には多賀大社と共に造営された。寛永15年(1638)9月14日に遷座祭が行われ、同神社本殿の擬宝珠には当時の年月が刻まれている。
その後、元治元年(1864)に大修理、慶応元年(1865)には落雷で破損した屋根のふき替えが実施。明治時代の廃仏毀釈により、同神社では大日堂と観音堂が分離され、別当の福寿院が廃され、福寿院にあった仏像などは大日堂に移された。昭和9年(1934)12月28日に庭園などが国の名勝に指定。同36年(1961)ごろの名神高速道路の整備に伴い、工事区内だった末社の熊野神社と、仁王門跡に大正11年(1922)に建てられた大鳥居は現在の地に移動。3年後の同39年には旧拝殿が取り壊され、翌年に大鳥居も再建された。
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里根町の東山会館が(仮称)彦根市市民交流センターに
彦根市里根町の公共施設、東山会館が平成28年度に「(仮称)彦根市市民交流センター」に生まれ変わる。同時にこれまでの地域総合センターとしての機能が広野町の人権・福祉交流会館に集約される。
東山会館は人権問題の啓発拠点として昭和54年に設置されたが、東山児童館が併設することもあり、子どもや母親ら地域の交流の場としても利用されてきた。施設の周辺には大型の量販店や団地が建設され、彦根駅東口の開発も進んでいるため、地元住民の要請を受ける形で、市は地域総合センターを移すことにした。
施設名も変更され、今年10月に再オープンする予定。市は条例の素案を作成しており、素案に対する意見を今月31日まで募集している。素案は東山会館、市のホームページ、支所・各出張所、市役所1階の情報公開コーナーで公開している。
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小説「石田三成の青春」が発刊、著者は大津市の松本匡代さん
著者は大津市の作家・松本匡代さん(58)。本では、三成と大谷吉継が米原市の観音寺で修行中、立ち寄ってきた羽柴秀吉に3杯の茶を振る舞い、それに感心した秀吉が三成を召し抱えたという逸話の第1章から始まる。以降、軍師の竹中半兵衛との関わり、本能寺の変の裏側、賤ヶ岳の戦いの諜報活動、加藤清正らによる三成襲撃事件などを紹介。彦根の佐和山城で吉継と関ヶ原の戦いを決意する様子、NHK大河ドラマ「真田丸」の幸村(信繁)や父・昌幸、兄・信幸との関係も描いている。
松本さんは平成24年12月に幕末小説「新撰組 試衛館の青春」、同26年3月に「独白新撰組 隊士たちのつぶやき」を発刊し話題を集めた。その年と翌年には滋賀県文学祭に「思惑 石田三成襲撃事件」と「清濁 本能寺の変異聞」で応募し共に特選となった。
そのうち「思惑・・・」はツイッターにも投稿し、閲覧者からの続編を求める意見に応じる形で、昨年2月から今年1月まで三成の少年時代から関ヶ原の戦いを決意するまでを「石田三成の青春」と題して計75回連載。今回の出版に至った。
松本さんは「『私の三成像』が完成しました。今までにない、かわいげのある人間・石田三成が描けたかな、描けていればいいなと思っています」と話していた。佐和山城研究会代表の田附清子さん(54)=彦根市河原=は「三成についての本は男性の著者が多いが、三成の恋人や妻子も描かれており、女性目線でよくぞ書いて下さった」とコメントしていた。
本は512ページ、1836円。発行はサンライズ出版(鳥居本町)。
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江戸時代後期の町屋を改装した旅館「本町宿」完成、18日開業式と内覧会
城下町に残る文化遺産を活用しながら地域経済の活性化を図ろうと、NPO法人ひこね文化デザインフォーラムが企画した「まちやプロジェクト」の第1弾。総事業費約2200万円のうち、総務省の地域経済循環創造事業交付金を活用し、約150年前の町屋を昨年10月から改装してきた。
木造2階建て延べ床面積約198平方㍍の建物の1階には食事用のカウンター、宿泊用の和室3部屋、交流用の和室1部屋、風呂とシャワー、トイレがあり、2階にはいずれも宿泊用の和室と洋室が2部屋ずつとトイレが整備。約100平方㍍の庭園からは隣接する明性寺の山門などが観覧できる。定員24人。1人の料金は1泊朝食付き5400円、素泊まり4320円。
また「彦根のよさと日本のこころ」を感じてもらうため、交流用の和室では日本や彦根の伝統文化の体験、歴史学習などの場としても使われる。サブマネージャーの水谷晴亮さんは「市民の皆さまには気楽に寄ってもらえる場に、宿泊客には彦根の歴史を学んでもらう場にもなれば」と話していた。正式オープンは24日。予約受付は10日~。問い合わせは9日以降に本町宿☎(30)9932。
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