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大洞弁財天長寿院で厄除け大祭、50回記念し殿様役を井伊家18代当主の直岳さん

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 彦根市古沢町の大洞弁財天長寿院で10日、厄除け大祭が営まれ、今年は50回を記念し、殿様役を井伊家18代当主の直岳さん、家老役を千成亭(平田町)社長の上田健一郎さんが務めた。
 同大祭は昭和42年から始まり、初回には井伊直愛元彦根市長が殿様を務めた。井伊家の当主が殿様役を務めるのは初回以来だという。
 今年の大祭には、厄除け祈とうを申し込んだ男女10人が参加し、男性がはかま、女性が打ちかけの衣装を着て参列。同寺の岡田建三住職、時代衣装を着た井伊さん、上田さんと一緒に本堂を一周して、堂内で祈とうを受けた。その後には本堂や阿弥陀堂の前からもちまきがあった。

四番町スクエア「ねこカフェ にゃんこっこ」にキャットウォーク設置

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 彦根市本町の四番町スクエア内にある「ねこカフェ にゃんこっこ」に、猫が頭上を歩く姿を見学できる「キャットウォーク」が設置され、来店客の人気を呼んでいる。
 店主の山口大幸さん(52)=野良田町=が強化ガラスと木材を使って製作し、2㍍50㌢の長さで1階奥の天井付近に設置。同店には1階に7匹、2階に6匹の猫がおり、1階ではキャットウォークを歩く猫の姿を見ることができる。
 山口さんによると、「ねこカフェ」にキャットウォークがあるのは珍しいといい、「猫の足の肉球を見ることができ、お客さんの反応もいい。設置して良かった」と話している。
 キャットウォークを歩く猫の姿を見た亀山小5年生の黒川詩乃さん(11)は「猫の動きがかわいかった。猫好きが増しました」と話していた。
 月曜定休だが、祝日時は営業。問い合わせは同店☎(26)8366。

摺針峠の不法投棄ごみの撤去作業、滋賀大生も手伝う

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 彦根市の鳥居本地区の摺針(すりはり)峠沿いに不法投棄された粗大ごみなどの撤去作業が17日から始まり、滋賀大学経済学部の学生たちも手伝った。
 摺針峠の約1㌔沿いののり面には粗大ごみや業務用ごみなどが大量に捨てられていたため、ボランティア団体・サラン彦根の十河勇一さん(53)が撤去作業を企画。十河さんの呼びかけで集まったボランティアや地元住民、滋賀大ヨット部の学生15人ら計約30人が参加し、17日朝から午後にかけて撤去作業をしたほか、「高宮の心を東北へ」のメンバーも炊き出しを行った。
 十河さんによると、この日だけで、タイヤ30本、家電が軽トラ3台分、オートバイ・自転車・遊具で同1台分、自販機1台、日常雑貨が同2台分、そのほかでゴミ袋300個以上を収集した。昭和50年代から最近までに捨てられたごみが大半で、通りからトラックで一気に廃棄されたとみられる跡もあった。
 滋賀大ヨット部長の甲佐陸空人(りくと)さん(21)=3年生=は「ごみが無くなるごとに達成感が生まれてくる」と話していた。また十河さんは「作業を進めるごとに山の色が変わってくる。本来の山の姿に戻りつつあるのがうれしい」と語り、2月14日以降に行う2回目の作業ですべてのごみを撤去するという。問い合わせは十河さん☎090(1675)7839。

時事通信社の田崎史郎さん「今夏の衆参同時選挙ない」「次期首相は石破か岸田」、ねっと湖東企画の講演会で

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 テレビの解説者として知られる時事通信社特別解説委員の田崎史郎さんが16日、「政治・経済を展望する」をテーマにハーティーセンター秦荘で講演。記者経験36年の間に培った政治の裏話を紹介した。
 田崎さんは現政権の特徴として「安倍晋三首相と内閣官房長官の菅義偉氏による官邸主導の政権で、霞ヶ関(官僚)、自民党に対しても安倍・菅の指導力が強い。政治が経済を動かす時代になっている」と説明。官邸主導になっている要因として、派閥の力が強かった中選挙区制から小選挙区制に選挙制度が変わったことと3年3ヶ月の民主党政権時代の野党経験をあげ「小選挙区制で派閥の力が必要なくなり、その代わりに官邸の力が強くなった」「民主党は党内対立が激しくなって分裂した。それを見ているから自民党内の議員一人一人に対立を避ける思いがある」と解説した。
 田崎さんが安倍首相と定期的に食事をするまで親しくなった理由については、第一次安倍政権が終わった翌年の平成20年、周りが安倍首相から離れる中で一緒に食事をしたことをあげながら「当時、安倍さんは『自信も誇りも粉々になった』と話していた」とのエピソードを紹介。「その時期を経たからこそ、今の長期政権がある」と述べた。
 今年7月の参院選の時期に衆参同時選挙が行われる可能性については「絶対に無い」と否定した上で、その理由として、衆議院の定数是正の問題と与党で衆議院が3分の2以上の勢力があることをあげた。
 安倍首相が総裁任期を終える平成30年9月以降の時期総裁(首相)については、石破茂、岸田文雄、稲田朋美、谷垣禎一の各氏をあげ「そのうち本命は石破と岸田で、安倍さんは岸田さんを推している。私は一番勉強している石破さんの肩を持ちたいが、(性格が)変わっているのも事実」と説明。ただ、講演の最後では「政治は川の流れのように日々変わるため、ぜんぜん違う結果になっている場合もある。間違った結果でも、現時点では正しかったという見方をしてほしい」と話し、会場の笑いを誘っていた。
 田崎さんの講演会は稲枝、犬上3町、愛荘の各商工会による「ねっと湖東」が企画し、268人が来場した。

「おんな城主 直虎」の事業展開を、市議会が意見まとめ市長宛てに政策提言

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 彦根市議会は昨年末に「おんな城主 直虎」をテーマに行ったワークショップで出された意見をまとめ、15日に市長宛てに政策提言を行った。平成26年4月に施行された議会基本条例に基づく政策提言は初めて。
 市議会は昨年12月22日、彦根商工会議所や彦根観光協会など5団体とワークショップを行い、その中で出された約200件の意見のうち、早期に実現するべき事項を集約。「市の取り組み」「NHKへのアプローチ」「主役の柴﨑コウさんの招へい」「浜松市との連携」などの意見をA~Gに区分けした上で提言した。
 15日に西川正義議長から大久保貴市長へ出された政策提言書では「大河ドラマ『おんな城主 直虎』の放映を契機に、彦根市への集客を図ることを目的としたプロジェクトチームを庁内に早期に設置し、市民参画のもと『直虎』にスポットを当てた事業を展開されたい」とし、この提言に対して2月末までの報告を求めている。

さまざまな家庭の事情を抱えた子ども支援の場・フリースペースが福祉施設ふるさと内に設置

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 さまざまな家庭の事情を抱えた子どもたちを支援する場所「フリースペース」が、彦根市開出今町の福祉施設・ふるさと内に湖東湖北で初めて設置される。2月3日にプレオープンする予定。
 県内の福祉団体で組織された滋賀の縁(えにし)創造実践センターは、学校など教育機関だけでは解決が難しく、制度と制度の間にいて支援が受けにくい子どもたちのために、「『居場所づくり』小委員会」を立ち上げて県内でモデル事業を展開。
 フリースペースは園や学校終了後に担当者が子どもを迎えに行き、各施設内のスクールソーシャルワーカーやボランティアらが付き添って、数時間、食事や風呂、勉強、遊びなどの支援をする場所。人件費などは県内の福祉団体が出資した基金を使って同センターが補助する。
 昨年3月31日に大津市内の福祉施設内で導入されたのを皮切りに、これまでに大津、甲賀の計4カ所で実施されており、4歳から中学2年生までの子どもたちが参加している。
 湖東湖北で初、県内5カ所目となるフリースペースは「フリースペース『ふるさと』」という名称で、既存の施設内の相談室と和室を活用。子ども一人にボランティア一人ずつとスクールソーシャルワーカー一人がそばに着いて、食事や勉強などを支援する。時間は毎週水曜午後5時半から同8時まで。
 同センターの谷口郁美所長は「子どもが抱えるしんどさや寂しさはなかなか分かりにくい。行政、施設、市民が立場を超えて手作りで支援していくことは大切だと思う」と話している。
 問い合わせは同センター☎077(569)4650。

本町2丁目に築約120年の町家を改装したワークショップ&カフェの店・和結(わゆ)オープン

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 彦根市本町2丁目に築約120年の町家を改装したワークショップ&カフェの店「和結(わゆ)」が昨年末にオープンし、市民の憩いの場になっている。
 店主の御代(みよ)麻理子さん(42)が日本人らしい和の心を再認識できる場所にしようと、国の第二創業促進事業の採択を受けて、華道・翠香流の拠点だった翠香流会館を改装。約18平方㍍分のテーブル席と約36平方㍍分の座敷を整備した。
 同店では生け花だけでなく、誰でも筆ペンで魅力的な文字が書ける「伝筆(つてふで)」、こだわりの食材で味噌・キムチ・パンなどを作る「食育」、季節のフルーツを使ったミネラル入りの「酵素ジュース作り」などのワークショップを行う。
 国産の食材で作ったマフィンやシナモンロール、抹茶カフェなども用意している。御代さんは「日本の伝統文化は自分を確立させるためにも必要なことだと思います。気軽にお立ち寄りください」と話している。火曜定休。開店は午前11時~午後6時。問い合わせは同店☎(24)3077。
 本町にオープンした「和結」では16、17日の午後1時~酵素ジュース作りの講座が行われる。1回3500円。また24日午前10時~は味噌作り講座もある。2000円~3000円。申し込みは同店へ。

近江鉄道乗りながら湖東の地酒楽しむ「近江の地酒電車」の運行28日から

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 近江鉄道の電車に乗りながら湖東地域の地酒の利き酒を楽しむ「近江の地酒電車」の運行が28日から始まる。
 岡村本家(豊郷)、多賀、藤居本家(愛荘)、愛知酒造(同)、近江酒造(東近江市)の5蔵元の2種類ずつを利き酒し、気に入った酒を好きなだけ飲むことができる。
 おでんとおかずセット(近江の小料理)、ソフトドリンクの飲み放題が付いているほか、車内で缶ビールやつまみ、つやこフロマージュ(チーズ)などを販売。運行日は3月4日までまでの木金土曜(2月11日除く)と2月10日。各蔵元限定の利き酒・酒の説明がある日もある。
 彦根駅午後3時57分発と7時03分発があるほか、八日市と近江八幡発の便もある。途中にトイレ休憩あり。各日72人限定。予約は5日前までに。一人3500円。焼きさば寿司の弁当も事前に販売。申し込みは平日に同社鉄道部☎(22)3303。

「子ども食堂」来月開所を前に滋賀大生がPRポスターを制作

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 子どもが友人や地域住民と一緒に安心して過ごせる場所として全国的な広がりをみせている「子ども食堂」(※)が来月、彦根市男女共同参画センター・ウィズに開所されるのを前に、滋賀大学経済学部の学生が子ども食堂などをPRするポスターを制作。ウィズと市福祉センターに展示した。
 滋賀大ではデザインソフトを使ったポスター制作の授業をしており、1年生から4年生までの14人が、ウィズで始まる「かめのこ子ども食堂」などのポスターを制作。A1判の紙に食べ物のイラストを描いたり、キャッチコピーを入れたりして仕上げた。発表会では学生1人ずつが作品に込めた思いを話し、ほかの学生が批評。学生の田上有紗さん(20)=2年生=は「誰もが行きたくなるように、ごく普通の食堂をイメージして作った」と話していた。展示は2月26日まで。
 ※【子ども食堂】
 さまざまな環境下で寂しい思いをしている子どもたちに対し、地域ぐるみでその居場所を設ける取り組みとして全国各地で行われている。食事を提供してみんなで食べるほか、地域住民やほかの子どもたちと一緒に宿題をしたり、遊んだりする。県内では「滋賀の縁創造実践センター」(草津市)がモデル事業として展開。これまでに長浜や米原、守山などの計11カ所で行われている。彦根ではNPO法人Linksが実施する。

日夏里館(旧日夏村役場)で耐震改修の完了を記念した見学会とフォーラム

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 彦根市日夏町の日夏里(ひかり)館(旧日夏村役場)で23日、耐震改修の完了を記念した見学会とフォーラムが開かれた。
 日夏里館は昭和10年(1935)にヴォーリズ建築の日夏村役場として竣工し、その後、産業組合(農協)や日夏公民館、日夏町民館などとして使用。平成22年以降、日夏里館として地元住民の憩いの場になっている。平成25年11月から外部の改修工事、翌年7月から1階の耐震改修、昨年7月から2階の耐震改修が行われていた。
 見学会には市民ら約60人が参加。設計を担当した石井建築設計事務所の担当者が改修した部分を説明し、所有者で日夏ヴォーリズ建築の会代表の古川与志継さん(64)が元村長室や応接室など各部屋を案内した。
 18歳まで日夏で過ごした河島明美さん(64)=清崎町=は「20歳の時に旧日夏村役場で開かれた成人式に出席した。DNAみたいに私の記憶に入っている」と感慨深げに話していた。見学会後にはフォーラムが行われ、滋賀県立大学の濱崎一志教授が「旧日夏村役場の魅力」をテーマに講演した。

荒神山の森林が広範囲で伐採、山のふもとの約1㌶の敷地には太陽光パネルが設置

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 彦根市日夏町の荒神山東側の森林が約8450平方㍍にわたって伐採されていることが22日わかった。山のふもとの約1㌶の敷地には太陽光パネルが設置されている。地元住民からは山土の崩落や景観の悪化など懸念の声があがっているが、伐採された森林の多くが太陽光パネルを設置した地権者の敷地で、法律や条令違反でもないため、滋賀県(湖東環境事務所)や彦根市(都市計画課、農林水産課)は「直接的な介入はできない」としている。
 県や市によると、太陽光パネルの設置申請があったのは平成26年8月27日。市は風致地区における建築等の規制に関する条例に基づき9月5日に許可し、県も自然公園法に基づいて認めている。平成27年8月中旬には県に「獣害対策」として森林伐採の申請があり、県は現地視察を経て9月に認可した。
 その後、伐採が始まったが、住民からの報告を受けた市は11月16日に伐採されているのを確認し、県と協議した上で作業を中断させた。
「親と一緒に植えた木切られる」
一部は他人のエリア、行政に憤りも
 樹木を伐採する際には県のほか、市への申請も必要だが、事前にされていなかった上、申請のあったエリア以外での伐採もあった。また伐採されたエリアには地権者以外の地元住民らが所有する樹木も含まれていた。
 伐採されたエリアの土地を所有している地元住民の男性(81)は、スギやヒノキを切られたといい「高校生の時に親と一緒に植えた思い出の木々が切られ、たまったものではない。県や市も責任を押しつけ合っているだけだ」と憤りをみせていた。
 県や市は互いの連携不足を認め「今後はこのようなことがないよう、申請時には連絡を密にしたい」としている。
 一方で今回の伐採行為の地権者への対応について、市は「地権者側の手続き上の不備はあったが、申請外で伐採された場所のみでしか植林などを求めることができない」とし、申請内のエリアに対しては地権者同士の協議となるため、市は「窓口として対応する」としている。
地権者、取材応じず
終始「結構です」
 荒神山の森林が伐採されたエリアの地権者で太陽光パネルの設置者でもある市内の男性は、本紙の電話取材に「結構です」を繰り返すのみで、明確な回答をしなかった。

市民対象の観光のアンケート調査結果報告、市経済活性化委員会で答申案も

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 彦根市は市民を対象に観光についてのアンケート調査を実施。27日に大学サテライトプラザ彦根で開かれた市経済活性化委員会で、その結果を報告した。 
 18歳以上の市民1000人を無作為に抽出し今月8日から20日を締めに実施し、341人から回答を得た。それによると、「彦根が観光都市だと思うか」の質問に「はい」が51%、「いいえ」が26%で、「国内外から観光客が来ることに」は79%が賛成した。必要な整備の問いに対しては「交通インフラ」、「宿泊施設」、「駐車場」の順だった。
 体制については「行政が戦略や広報、民間がイベント実施や商品作り」が最多で、「観光産業以外の農林水産物や伝統工芸品、芸術など新たな組織の設立」が続いた。
 彦根の観光イベントのうち、経済効果や知名度向上などに効果があるかの質問に、「彦根城桜まつり」「鳥人間コンテスト」「ご当地キャラ博」「彦根大花火大会」が「効果ある」の回答が多く、逆に「ひこね万灯流し」「能、その舞台の聖俗と不思議」「三成の戦」が「効果なし」が多かった。
 彦根市観光振興計画の策定に向けた27日の市経済活性化委員会の会議では答申案が示された。
 案によると、計画の期間は平成28年度から同37年度までの10年間。目指すべき将来像「21世紀型城下町・彦根の創造」に向け、平成25年度と比較した同32年度の数値目標として、観光消費額を141億円から219億円に、彦根城入山者数を日本人71万8857人と外国人1万9743人から77万人と8万人に、市内宿泊者数を30万5107人と7093人から39万9456人と1万6644人に、宿泊施設の床数を1339部屋から1520部屋にすることなどが示された。
 施策としては▽彦根城のみならず、琵琶湖や食、文化財を活用した魅力ある観光コンテンツの創出▽外国人観光客のニーズを捉えたWi―Fi・案内板・ボランティアガイドなど環境整備▽良好な景観の形成促進や商店街のファサード(外観)整備など観光都市としての機能整備▽観光振興に対する意識の醸成▽ターゲットを絞ったマーケティングや海外プロモーションなど戦略的な情報発信―をあげている。
 今後、2月17日に同委員会から市へ答申された後、パブリックコメントを経て、3月中に振興計画が策定される。

新しい彦根市民体育センターの候補地など整備基本計画案(中間報告)策定、2月1日から公開し意見求める

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 平成36年開催の国体の主会場整備に伴い、彦根市民体育センターが別の場所に新しく建てられるため、その候補地などを決める検討委員会は整備基本計画案(中間報告)を策定。2月1日から市のホームページなどに公開し意見を求める。
 計画案では、新しい市民体育センターの整備方針について質問した市民アンケートの結果を掲載。それによると、交通手段は「駅から徒歩圏内である」と「バスや電車で行きやすい」が半数を占め、希望エリアは「芹川以北」(43・6%)、「芹川以南・犬上川以北」(29・3%)、「犬上川以南・宇曽川以北」(16・8%)の順だった。求める機能としては「更衣室・トイレが充実」「駐車場・駐輪場が確保」「競技場の規模が確保」「災害時の防災機能として活用」が多かった。
 主な機能としては▽バスケットボール3面分のメインアリーナ▽同1面分のサブアリーナ▽最大2000席程度の観覧席▽2階固定席後方のランニングコース▽キッズルームやコミュニティスペースなど。建設候補地の条件として、駅からの距離が市内のJR4駅から約1・6㌔㍍(彦根駅から既存の市民体育センターへの距離)以内で、敷地面積が既存の約1・7㌶に増加分を入れた約2㌶以上を想定している。
 意見を2月19日まで募集し、3月23日の検討委員会で新しい市民体育センターの建設候補地が提案。3月末に建設地とその規模、機能を公開する。以降、整備基本計画の策定に向けて協議し、パブリックコメントを経て、来年度の早い段階に市へ提言される。計画案の公開場所はホームページのほか、市役所1階、市教委保健体育課、市民体育センター、各支所・出張所で。問い合わせは保健体育課☎(24)7975。

本紙創刊者・押谷盛利氏のお別れ会に400人来場

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 昨年12月21日に死去した滋賀彦根新聞創刊者・押谷盛利氏(享年92歳)のお別れの会が30日、長浜市港町の北ビワコホテルグラツィエで営まれた。
 上野賢一郎衆院議員、大久保貴彦根市長、藤井勇治長浜市長、平尾道雄米原市長、彦根市議の獅山向洋氏、矢吹安子氏ら政治家のほか、彦根商工会議所前会頭の北村昌造氏ら企業経営者、文化団体の関係者らが来場。読者を含め、約400人が押谷氏との別れを惜しんだ。
 会場には押谷氏の写真をはじめ、創刊間もない頃の新聞や、人気コラム「時評」、直筆の原稿などがパネル展示され、円卓には時評集や句集、歌集が並べられ、椅子に腰掛けて何時間も読みふける来場者も。会場の一角には書籍や書類に溢れた執務室(写真下段左)が再現され、来場者は応接ソファーに腰掛けたり、直筆原稿を眺めたりして、在りし日の押谷氏を偲んでいた。
 琵琶湖を借景とした祭壇には笑顔の遺影が飾られ、来場者はカーネーションを献花して、最後の別れとしていた(写真上と右)。
 お別れの会は滋賀彦根新聞社の主催で、代表の押谷洋司氏は「故人は時評を通じた読者との対話を執筆の励みとしていた。写真や記事をご覧いただいて、在りし日の故人を偲んでいただければ」と、来場者にあいさつしていた。なお、会場では本紙の号外「押谷盛利追悼版」も配布された。

慶応大学教授の岸博幸さん アベノミクスの展望話す

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 テレビの解説者として知られる慶応大学教授の岸博幸さんが先月31日、「滋賀経済活性化の鍵~アベノミクスで日本経済は再生するか」をテーマに文化プラザで講演した=写真。
 現政権が進めるアベノミクスについて、岸さんは「滋賀全体の景気はそんなに良くなっていないかもしれないが、政権ができてまだ3年しか経っておらず、やむを得ない」とした上で「今年1年で景気が良くなると考えて頂いて間違いない」と語った。
 その理由として、今夏の参院選、日本銀行が金融緩和策としてマイナス金利を導入、来年4月の消費税の再増税をあげた上で「政権与党は日本経済をしっかりしないといけないと考えており、より一層景気を良くする政策を進めるはずだ」と解説した。
 一方で、地方の景気を良くする方法として「前例のない新しいイノベーション(技術革新・新機軸)をつくり出すことだ。地方自治体や企業が総意工夫すれば、色んなイノベーションをつくり出せるはず」と説明。「2020年の東京五輪は大勢の外国人が来る。これは地方にとっても大きなチャンスになる」と述べた。
 岸さんの講演会は、ひこね市民大学特別講座として開催され、約200人が聴講した。

「おんな城主 直虎」で彦根を盛り上げる議員連盟が結成

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 来年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放映を機に、彦根市議が議員連盟を設立。1日に市役所で総会を開き、連盟の名称を「『おんな城主 直虎』で彦根を盛り上げる議員連盟」にした。
 趣意書では「彦根が井伊直虎の流れをくむ藩祖の地として注目が集まることが期待される。放映を千載一遇のチャンスと捉え、集客の推進とイベントを支援する」としている。同連盟では、直虎が過ごした浜松市との交流、直政や直虎についての勉強会も行う予定。
 設立総会には一人を除く市議23人が参加。会長には西川正義議長、副会長には赤井康彦市議と安澤勝市議が就いた。総会後には、書道教室をしている佐和町の川村啓子さんが書いた連盟名と一緒に記念撮影が行われた。
 彦根藩初代・井伊直政の命日(2月1日)に合わせて先月31日、古沢町の清凉寺で直政の命日法要が営まれ、来年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の撮影時の安全祈願も行われた。
 市民団体・井伊直虎市民応援隊が企画し、大久保貴市長らも参列。本堂で法要が行われた後、直政の墓前に移動し、参列者一同で手を合わせた。
 同隊は今後、直虎の命日の8月26日と父・直盛の命日5月19日に、墓所がある浜松市井伊谷の龍潭寺へのツアーを企画。その主催団体を募集している。問い合わせは代表の正村さん☎090(3673)2277。

北方領土の日、県民のつどい彦根ビューホテルで

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 北方領土の日(7日)に合わせて、県民のつどいが2日に彦根ビューホテルで開かれ、元島民3世で根室青年会議所専務理事の高橋友樹さんが講演した=写真。
 高橋さんは「390年以上前の江戸時代に日本人が初めて北方の島々を知り、安政元年(1855)の日魯通好条約で北方領土が日本の領土になった」と説明。以降、明治8年(1875)の樺太千島交換条約、日露戦争翌年の南樺太が日本領になった明治38年のポーツマス条約を経て、第二次世界大戦が終わる直前の1945年8月9日にソ連が宣戦布告をし、北方領土を占領した、との歴史を紹介した。
 不法占拠から70年以上経っているが、それによる影響として▽1年間で約723億円の経済的損失▽10年間で約2000億円を投資するなどロシア化が進んでいる▽日本人の6割が北方領土返還要求運動に消極的などをあげ、「国民意識の醸成や北方領土の歴史の伝承、返還を視野に入れた政策提言と実行が必要だ」と述べた。
 県民のつどいは県内の企業や市町、県市町議会など170団体が会員となり、昭和57年10月8日に結成された北方領土返還要求運動滋賀県民会議が主催し、約280人が来場した。
 県民のつどいでは県内中学校を対象にした「私たちと北方領土作文コンクール」の受賞者表彰式も行われた。
 596点の応募から滋賀県知事賞は守山中の赤沼ありささんが受賞。彦根では稲枝中の山本雄大君が県民会議会長賞、東中の種村涼花さんが県市長会長賞を受賞した。

極楽寺味噌・しいたけ味噌 極のデザイン 滋賀県立大の三枝明佳さん制作

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 彦根市八坂町の滋賀県立大学で開かれている生活デザイン学科の卒業研究・制作展では、河瀬西部営農組合が収穫した食材を使った「極楽寺味噌」のパッケージデザインなども展示されている。
 同組合では極楽寺町の食材を使った商品作りを企画し、滋賀県立大学にパッケージや販売促進物の制作を依頼。商品として、米と大豆を使用した味噌を作ることになった。
 パッケージなどのデザインを担当したのは南政宏助教研究室の4年生・三枝明佳(みえださやか)さん(21)。昨年3月から同組合の農作業を手伝いながら、デザイン作りに乗り出し、試行錯誤の末でロゴマーク、パッケージ、キャッチコピー、ポストカード、コスチュームを考えた。
 ロゴマークは極楽寺町の極の字を強調しながら、観音的な極楽な雰囲気を表している。パッケージは商品名の漢字を柔らかな印象にするため、部分的に黒丸を用いて、角や交点を丸くした。また白と金色を基調に高級感を出し、手書きの文字を用いることで親近感を持ってもらえるようにした。
 キャッチコピーは53個の案を考えたが、味噌に発酵防止剤が入っておらず、麹(こうじ)菌が生きたままで常温だと膨らむことから、「窮屈だ、この中は。」にした。味噌は減塩との2種類があり、昨年秋から一休庵が西明寺前本店(甲良町)などで販売している。
一休庵で4月発売
地元シイタケ使用
 味噌以外にも同組合では地元のシイタケ2個を味噌漬けした「しいたけ味噌 極」を作り、今年4月にも一休庵が発売する予定。三枝さんはこの商品のパッケージやキャッチコピー、コスチュームのデザインも担当した。三枝さんは「味噌とシイタケの商品が売れて、極楽寺という町の名前が有名になってほしい」と笑顔で話していた。
交流センターで卒業制作展
 滋賀県立大学の卒業研究・制作展は7日まで学内の交流センター1階で開かれている。生活デザイン学科の4年生32人が作った作品を展示。中には大藪町の湖岸に公園整備を提案した内容、銀座商店街の再興を願って作った設計案、五感を利用した子ども向け遊具、「ビワイチ」のシンボルマーク・ジャージなどもある。開館時間は午前9時~午後6時。入館無料。

尾田利彦さんの枯れ木のオブジェ展、文化プラザのミニギャラリーで

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 彦根市西今町の尾田利彦さん(62)が枯れ木などで作った木のオブジェの展示会が、先月28日から文化プラザメッセ棟1階のミニギャラリーで始まった。
 尾田さんは約10年前から趣味の一つとして木のオブジェ作りをしており、現在は西今町で「自然工房 ウッドプランO・D・A」を経営。東近江市内など近隣の地の枯れた松の根っこや流木などを使用し、土を落として、ブラシで磨いた後、漆を塗るなどして仕上げる。一つの作品完成までに1週間から数カ月かかるという。
 文化プラザでは、ひこにゃんのぬいぐるみが座った馬の形、金色に塗られたかぼちゃ型、石田三成の旗印「大一大万大吉」が描かれた作品など計54点を展示している。尾田さんは「土に戻る前の木々に、もう一度命を吹き込んでやりたいという思いで仕上げた作品をそろえました」と来場を呼びかけていた。
 展示は今月28日まで。入場無料。

自民党の上野賢一郎衆院議員の立春の集い 地方経済の振興意欲

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 自民党の上野賢一郎衆院議員の立春の集いが6日に彦根ビューホテルであり、約380人が出席した。
 上野氏はアベノミクスによって、株価が上がっている、求人倍率が高水準になっている、企業の収益が過去最高になっていると、現政権の経済政策への支持を求めながら「日本全体では良い方向になっているが、地方の中小・零細企業にはまだその実感がなく、地方経済を良くするのが一番大きなテーマになる」と述べた。
 湖東地域の振興としては、国道8号線バイパス、立花船橋線など市内道路、多賀スマートインターチェンジなどをあげ「必要な社会資本の整備を進めていきたい」と語った。今夏の参院選については「自民党と公明党で安定した政権を絶対に続けていく必要がある」と自民候補への支援を求めた。
 自民党の公認候補として参院選に出馬する小鑓隆史氏も会場に駆けつけ「先の県知事選では敗れたが、滋賀を元気にするためのチャンスを再び頂いた。滋賀を発展させるために皆さんと一緒にしっかりと戦い抜きたい」と抱負を述べた。
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