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彦根駅西口に新しい駅前交番が完成

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 彦根駅西口に新しい駅前交番が完成し、6日に竣工式が行われた。
 旧の交番は昭和54年3月に建設されたが、耐震性に問題があったため新設されることになり、南側約100㍍の彦根市観光案内所(いらっしゃいませ館)隣の場所で、今年4月8日から新設工事が行われてきた。
 建物は鉄骨2階建て延べ約145平方㍍で、多目的室や女性警官用の部屋などが整備。外見は正面の屋根が彦根城の天守に似せた唐破風の形状になっている。1台分の駐車場や非常用発電システムなども設置されている。設計は水原建築設計事務所、施工は大輝建設。旧交番の用途は未定。
 女性の警官2人を含む6人が交代で勤務するほか、日中は警官OB1人が相談員として配置。竣工式で彦根駅前交番所長の御書一生警部補は「犯罪の無い安心・安全なまちづくりのために精一杯まい進していきたい」と決意表明していた。

ものづくりの魅力 児童がマイスターから学ぶ、滋賀県職業能力開発協会

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 彦根市立高宮小学校で6日、児童が大工や和菓子作りなどの仕事を体験する「ものづくりの魅力」講座が開かれた。
 滋賀県職業能力開発協会(大津市)が、古くから伝えられてきたものづくりの技とその魅力を子どもたちに知ってもらおうと企画。彦根で初めてとなった講座では、高宮小の6年生78人が和菓子、建築板金、畳、大工の4分野に分かれて、厚労省が認定した職人「ものづくりマイスター」の指導を受けて体験した。
 大工には児童17人が木製の高さ2㍍×幅2㍍×3㍍の家とウサギ作りに2グループに分かれて交互に挑戦。家作りを体験した児童たちはヘルメットをかぶり、ものづくりマイスターらの指示を受けながら木材を連携して運び、組み合わせて家の骨組みを製作。完成後はマイスターから工具の使い方を学んでいた。
 児童の岡田涼人君(11)は「実際に体験すると、実感がわいてきた。もっと色んなものづくりをしてみたい」と話していた。

昔の職人作った価値ある仏壇の情報募集、永楽屋が法人設立50周年で

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 彦根市芹中町の永楽屋は「近江仏壇百選」と題して、昔の職人が作った仏壇を募集している。
 来年4月11月の同社の法人設立50周年に合わせて、価値ある仏壇が処分されることへの懸念と、昔の職人の技を改めて学びたいとの思いから企画。「先代や住職が良い仏壇と言っていた」「近所にすばらしい仏壇がある」などの情報を募り、同社職員が訪問して無料で診断する。
 価値があると判断すれば、写真撮影などを行い、冊子などの形で記録として残していく予定。同社では「価値がある仏壇を判断するのは難しいと思うので、気軽に連絡してください」としている。問い合わせは同社☎0120(23)1466。
 なお同社は彦根工場(甲良町)で9日まで彦根仏壇の製造工程が見学できる宝華展を開いている。

彦根市立病院に憩いのスペース・こもれびのガーデンがオープン

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 彦根市立病院の正面入り口近くに、樹木や花が植えられた憩いのスペース「こもれびのガーデン」が7日オープンした。
 市民有志団体「彦根市民健康サポーターズ倶楽部」と病院職員らによる「ラ・フルールの会」が、雑草が生えるなど整備されていなかったエリア約330平方㍍を小鳥の集まる場所にしようと計画。元々あったネムの木の周りに花を植えるなど、数年前から手作りで整備を進めてきた。
 ガーデン内にはアジサイ、バーベナ、シャガなど計約20種類の樹木や花が植えられているほか、テーブルやベンチが置かれ、歩道も整備されている。日中にはネムの木のすき間から太陽の光が差し込むこともあるため、ガーデンの名称に「こもれび」を取り入れた。初日には団体のメンバーらが集い、テープカットなどをした。世話人の一人で循環器科の医師・綿貫正人さんは「患者さんや市民、職員の憩いの場となり、皆さんの心が和む場所になればいい」と話していた。

大久保市長 2人目の副市長提案へ

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 大久保市長が新たな副市長の人事案件を30日開会の定例会に提案する意向を示している。以前から人選を進めており、すでに現職の部長級の男性職員(60)に絞ったとの情報もある。
 平成23年3月23日施行の彦根市の副市長定数条例では副市長の定数が1になっており、現在は元ユネスコ職員の山根裕子氏(69)が副市長に就き、彦根城の世界遺産などを担当している。
 今月初めの本紙の取材に市長は「まだ決まっていない」としていたが、すでに副市長を2人にする人事案件を市議会に報告した模様で、条例の改正案を提案する予定。
 副市長の候補にあがっている男性職員は環境や福祉などの分野で活躍してきたベテランで、現在は市立病院に勤務。市内部の調整役にあたるとみられる。

彦根城の外堀跡の一部 国の特別史跡に追加指定

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 文化庁の文化審議会は20日、彦根市中央町から錦町にかけての彦根城の外堀跡を、国の特別史跡に追加指定すると答申した。すでに特別史跡に指定されている彦根城跡に外堀跡が加わることで、今後の世界遺産登録に向けた弾みになる。
 彦根城の外堀は城の防御施設として、築城後の元和(げんな)元年(1615)以降に芹川(当時は善利川)の支流を使って彦根藩単独で整備が始まり、中堀の整備を終えた同8年以降に完成。旧松原内湖から彦根城を囲み同内湖に戻る総延長約3・4㌔の長さで、堀の城内側には土塁が築かれた。
 外堀はマラリア対策として昭和20年代後半までに埋められ、土塁が現存するのは中央町のみ。中央町の土塁の大きさは、高さが城内側で5・5㍍、城外側で6㍍以上、南北の幅が23㍍、東西の幅が底辺18㍍・上部4㍍の台形型。
 特別史跡に追加指定されたエリアは民有地の土塁部分と、一部が市道になっている堀のあった部分の計約1305平方㍍。土塁部分が中央町で、市道部分が錦町に位置する。
 また特別史跡の追加指定に先立ち、外堀跡全体が土地の発掘調査の実施対象になる市の埋蔵文化財包蔵地になった。
 外堀跡としては中央町の土塁のほか、土塁の基底部分が長曽根口や蓮華寺(中央町)裏手、圓常寺(城町)の竹薮にも残っている。市教委は来月19日午後1時~文化財課の職員のガイドで探索する「外堀探検隊」を開催する。問い合わせは文化財課☎(26)5833。

地産地消給食等メニューコンテスト 彦根市立病院のメニューが農林水産大臣賞

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 地産地消の食材を使った給食のコンテストで、彦根市立病院が応募したメニューが最優秀の農林水産大臣賞を受賞した。26日に東京都内で表彰式が開かれる。
 地域の生産者と消費者を結びつけて食糧自給率を向上させることを目的に、一般社団法人 都市農村漁村交流活性化機構などは「地産地消給食等メニューコンテスト」と「地産地消優良活動表彰」を実施。
 今年度で8回目となるコンテストには、学校給食・社員食堂と外食・弁当の2部門に全国から計129件の応募があり、学校給食・社員食堂部門の農林水産大臣賞に彦根市立病院の「初夏のメニュー」=写真=が選ばれた。
 市立病院は平成24年度から地産地消の推進を目的に、入院患者向けの給食に多賀の米や滋賀県産の野菜、果物を積極的に採用しているほか、季節ごとに年4回、地産地消イベントとしてすべての料理に滋賀県産の食材を使っている。
 初夏のメニューは、多賀の米、ビワマスの香草パン粉焼き、近江牛ミンチのそぼろ煮、彦根産キュウリの酢しょう油和え、愛東メロンソース付きのブラマンジェ。
 なお、地産地消優良活動表彰の地域振興部門の農林水産大臣賞には、東近江市のあいとう直売館が選ばれた。県内団体の大臣賞ダブル受賞は滋賀県初。

子どもに起業から精算まで商売学ばせるジュニアエコノミーカレッジ、ゑびす講で販売

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 彦根商工会議所青年部が子どもたちに商売を体験させる「ジュニアエコノミーカレッジ」の最後の講習が22日、ゑびす講が行われていた中央町商店街であり、子どもたちが飲食品などを販売した。
 商売の面白さや厳しさを学んでもらおうと企画し、3回目の今年は市内の小学4年生から6年生までの29人が参加。一人2000円を出資し、4~6人ずつで6つの会社を設立して、商品企画、仕入れ、販売、精算を体験した。9月5、6日に一泊二日でセミナーを受講した後、今月8日の直前セミナーを経て、22日に実際に販売した。
 この日はグループごとにブースを設け、午前9時~タコせんべいやフランクフルト、ジャガバター、アクセサリーなどを販売。午後3時ごろには全ブースの商品がほぼ完売した。
 4人で「スマイルバード」という会社を設立しホットケーキやミサンガなどを販売した「社長」の小笹叶愛さん(11)=城西小6年=は「仕入れの仕方など難しかったけれど、販売は楽しかった。将来、社会に出た時に生かしていければいいと思う」と話していた。

甲良町は襟を正せ

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 甲良町が今夏に販売したプレミアム商品券(以下、商品券)の問題がマスコミを賑わせている。
 事の発端は「町長や町議が商品券を大量に購入した」との情報が町議に寄せられたため。町議会では調査特別委員会を設置し、協議を進めてきたが、その過程で町長と議長の「大量購入」が判明。テレビのワイドショーまでが取り上げる事態に発展している。
 問題となっているのは、購入の際のルールとして定められた「1人2冊まで」を、町長と議長が「1人1回2冊まで」と思ったと主張し、町長が「5冊」、議長が「5、6回に分けて」購入したと表明していることだ。特別委では2人とも「余っていたため、残るといけないと思い買った」と弁明している。
 ルール違反を犯したため、町長や議長が責められるのは当然だが、販売を認めた町職員にも問題がある。甲良町ではこれまでにも談合や水道取水などでマスコミを賑わせてきたが、今回の商品券問題で、まだまだ町全体のネジが緩みっぱなしであるのを露呈させた。町長や町議、町職員は真剣に襟を正す必要がある。
 皮肉にも特別委が行われた25日には彦愛犬の市町議を対象にした研修会が開かれ、西寺教授が地方自治のあるべき姿などを話していた。詳しくは今日付の紙面で紹介しているが、「自律」と「自立」の地方自治に近づけないようでは、甲良町が他市町から置いていかれるのは火を見るよりも明らかである。
 ちなみに彦根市の場合、プレミアム商品券の購入は「1人1回2冊まで」のため、行列がなければ、大量購入も可能だという。    (山田貴之)

西寺雅也教授「これからの地方自治と議会」をテーマに講演

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 彦愛犬の市町議らを対象にした研修会が25日、愛荘町の愛知川庁舎で行われ、名古屋学院大学の西寺雅也教授が「これからの地方自治と議会」をテーマに講演=写真。彦愛犬の議長会が主催し、市町議と議会事務局職員の計約80人が聴講した。
 西寺教授は、27歳で岐阜県の多治見市議に当選して以降、市議を5期、平成7年から市長を3期務めた。市長在任中の自治体経営改革は「多治見モデル」と呼ばれている。
 講演の中でこれからの地方自治について西寺教授は、国や県に依存せずに市町単位で政策形成をしていく「自立」と、財政規律を確立して市町政の基本的な原則をつくる「自律」が必要だとした上で「人口減や少子高齢化、財政縮小などの地域課題が深刻化する中で、それらにチャレンジするための(市民)参加の仕組み作りが不可欠だ」と述べた。
 これからの議会の役割については「現在の議会は行政にすり寄る『口利き』を通して利益の配分を求めている」と批判した上で「本来、議会は市民と組んで、行政の長と拮抗する機関のはずだ」と指摘。さまざまな地域課題が深刻化していくため「時代は拡大から縮小へと転換している。行政改革や事業仕分けなど『選択と集中』が不可避であり、政策過程の全般に関して積極的に議会が関与する必要がある」と解説した。
 講演後の質疑応答で、彦根市議の一人からの「議会報告会に来場する市民の数を増やすには」との質問に、西寺教授は「無作為に選んだ市民に呼びかける方が多くの来場につながる。議会主催で『人口減』などテーマごとにタウンミーティングをするのも一つではないか」とアドバイスした。

彦根市議会11月定例会一般質問12月7日〜

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 彦根市議会の一般質問が7日から行われ、20人の議員が登壇し、教育長の方針や副市長2人制などについて質す。9日までの予定で、インターネット中継もされる。議員と質問内容は次の通り。
 ▽安藤博議員=教育行政(教育長の方針、ホッケー場整備など)、インバウンド戦略。
 ▽奥野嘉己議員=彦根駅の観光客向け掲示、財政の長期見通し、小中学校の読書活動支援員、学校給食の残量調査。
 ▽北川元気議員=乳がん検診、認知症問題、新教育長の政策、行政の情報発信。
 ▽安澤勝議員=新教育長の方針、外国人の避難誘導、有害鳥獣対策。
 ▽夏川嘉一郎議員=農村の活性化、市民参加型のまちづくり、世界遺産登録。
 ▽小菅雅至議員=IT戦略、野良猫対策。
 ▽上杉正敏議員=福祉施設の充実を、公共下水道事業、地方創生戦略の推進。
 ▽山田多津子議員=マイナンバー制度の危険性、介護保険制度の充実、農業振興地域整備計画。
 ▽長﨑任男議員=河川改修、市南部開発。
 ▽赤井康彦議員=魅力ある図書館に、市制80周年事業、コミュニティスクールの推進。
 ▽谷口典隆議員=国体の取り組み(主会場など整備、副市長の役割)、全国一の福祉モデル都市の課題、彦根ブランドの戦略的発信。
 ▽辻真理子議員=産科再開に向けて、神宮踏切の改良工事、中学校の部活動指導。
 ▽山内善男議員=改正地方教育行政法の運用(教科書採択、歴史問題など)、TPPの撤退、放課後児童クラブの延長と指導員の待遇向上。
 ▽杉原祥浩議員=国体を迎えるに(種目選定など)、公共下水道、彦根市経済活性化対策住宅改修等促進事業。
 ▽八木嘉之議員=彦根市公共施設等総合管理計画の素案について、プレミアム商品券の発売を終えて、防災。
 ▽中野正剛議員=廃棄物処理、車いすに優しい公共施設、交通安全対策。
 ▽獅山向洋議員=市長の選挙公約、稲枝駅周辺の石炭の燃え殻処分、副市長2人制(新聞報道は正しいか、増員時の費用対効果、山根副市長への不信任ではなど)、庁舎耐震の増築、彦根駅東地区の官庁街構想、新体育センター。
 ▽小川喜三郎議員=障害児(者)の対応、神宮踏切の改良、子ども・若者プラン。
 ▽和田一繁議員=観光誘客の戦略(200年祭の検証)、世界遺産登録。
 ▽野村博雄議員=河瀬公園の整備。

寺村邦子さん著書 ギネス挑戦の「奮闘記」

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 ギネス記録の挑戦イベントの主宰者として知られる彦根市尾末町の寺村邦子さん(60)が、これまでのイベントを振り返った著書「この指、とまって~!!ギネスのくんちゃん奮闘記」を発刊した。
 寺村さんは平成19年3月23日から31日まで鳥居本駅で行った182時間コンサートを皮切りに、毎年のように市内でギネス記録の挑戦イベントを開催。これまでに市内でギネス記録を9回成功させている。
 本では序章で、寺村さんの祖父で彦根城の桜を植えたことで知られる吉田繁次郎さんについて、第1章では最初のギネス挑戦イベントのきっかけになった音楽会について掲載。
 以降、第6章まではギネス記録を達成したイベントでのエピソードや、東日本大震災発生後に行った181種類の楽器での大合奏、認定団体のギネス社への不満などを記しており、文の中では本紙記者も登場する。
 寺村さんは13回目の挑戦として今年5月29、30日に彦根市立病院で市民持参の物を未来に残すタイムカプセルのイベントをしたものの、失敗に終わった。当時は本紙の取材に「もう、これが最後かな」と話していたが、本では「今まで参加してくださった皆さんからの励ましがいっぱいくるんですよ。(中略)そんなに年をとっても、テンションを上げて張り切る私がいるんでしょうね。ふふ、たのしみだな」と書いており、ギネス記録の挑戦に再び意欲を示している。
 最後のページでは家族の写真やこれまでの年賀状、彦根城の桜の写真も掲載している。本はB6判のカバー付き、181ページ。希望者には「カンパ」で提供し、集まった金は「復興ピアノ」の整備費に寄付する。
 問い合わせは寺村さん☎090(5152)3918。

未婚の息子・娘の親同士による「お見合い」、1月21日にホテルサンルートで

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 未婚の息子・娘の親同士による「お見合い」イベントが、1月21日に彦根市旭町のホテルサンルートで開かれる。主催の良縁親の会(京都市)では参加者を募集している=写真は別会場で。
 平成22年の総務省の国勢調査結果によると、年齢別の未婚率は男性の25~29歳が71・8%(平成2年時65・1%)、30~34歳が47・3%(同32・8%)、女性の25~29歳が60・3%(同40・4%)、30~34歳が34・5%(同13・9%)と、いずれの年代も20年間で未婚率が大幅に上昇。特に女性の晩婚化が進んでいる。
 企業などによる婚活支援は当事者同士が対面してのお見合いとなり、入会金や成婚時の支払い、報告義務などが必要だが、同会による親同士のお見合いは参加費のみで報告義務もない。
 同会では平成16年に京都市内で親同士のお見合いイベントを開いたのを皮切りに、これまでに近畿・東海地方を中心に全国各地で計245回開催。継続して出席している親もおり、これまでに延べ約2万人が参加している。県内では近江八幡市と大津でも開いており、彦根は平成24年1月の開催以来。
 参加希望の親は、子どもの職業や学歴、趣味、資格、婚姻歴、相手の条件などを所定の書類に記入し応募。後日、住所と氏名以外が記された書類が性別ごとに送られ、希望の相手を選択し、当日、相手の親と面談をする。
 対象は50歳ぐらいまでの独身の息子・娘を持つ親。参加費は親一人1万1000円。先着100人。当日は午後0時半~受付。子どもの写真の持参を。
 同会代表理事で長浜出身の脇坂章司さんは「誰しも結婚したい気持ちがあるはずですが、社会情勢や出会いの無いことで結婚難になっている。私の出身地でもある滋賀北部は気になる地区。親御様がんばってください」と来場を呼びかけている。問い合わせは同会☎075(213)0506。

井伊直虎市民応援隊を設立

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 再来年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放映に合わせて、市民団体・ひこねを盛り上げ隊の隊長・正村圭史郎さん(47)が「井伊直虎市民応援隊」を設立。先月17日に彦根市民会館2階で立ち上げ式を開いた。
 直虎は彦根藩初代藩主・井伊直政が幼少期のころ、養母として直政を育てた尼の次郎法師の別称。当時は井伊家存続の危機にあった時代で、その危機を「女城主」井伊直虎とかたり、指揮したことで知られる。直政のはとこにあたる。
 正村さんは、約1年後の大河ドラマの開始に合わせて、彦根市民らに直虎について知ってもらおうと「応援隊」を設立。月1回のペースで勉強会などを開く。地域の自治会や子ども会などの集まりにも講師として駆けつけるという。
 正村さんは「来年の今ごろは、多くの人が直虎について知ってもらっていることを目指しがんばりたい」と話している。入隊は自由。問い合わせは正村さん☎090(3673)2277。

浜松市井伊谷の「井の国会」彦根訪れ井伊直虎(次郎法師)PR

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 井伊家発祥の地、静岡県浜松市北区引佐町井伊谷の歴史愛好家団体「井の国会」のメンバーが先月17日、彦根市や多賀町を訪れ、再来年のNHK大河ドラマの主人公で生涯のほとんどを井伊谷で過ごした井伊直虎(次郎法師)をPRした。
 同会は毎年、引佐町や井伊家のゆかりの地を巡るツアーをしており、26回目の今年は36人が「井伊直虎ゆかりの地」と書かれた旗を手に持ちながら彦根と多賀を訪問。彦根へのツアーは6年ぶりで、午前中に多賀大社やその周辺を巡り、夢京橋キャッスルロードと四番町スクエアで買い物と食事をした後、午後には埋木舎や彦根城博物館、天寧寺を見学した。
 彦根には何度か訪れているという同会会長の石原正美さん(73)は「彦根はふるさとのような場所で、市民の皆様は何度訪れても私たちを温かく迎えてくれる」と笑顔で話した上で「直虎については、彦根でもまだまだ知られていない」と述べていた。

滋賀彦根新聞・滋賀夕刊新聞創刊者の押谷盛利氏死去

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 滋賀彦根新聞の創刊者でコラム「時評」を長年執筆してきた押谷盛利(おしたに・もりとし)氏が先月21日午後5時53分、老衰のため米原市の自宅で死去した。92歳。故人の生前よりの希望で、葬儀・告別式は24日、家族のみで営まれた。喪主は妻の崇子(たかこ)さん。後日、「お別れの会」が開かれる。
 昭和34年の長浜市の日刊紙「滋賀夕刊」(当時は夕刊滋賀)の創刊当初からコラムや記事を執筆。国内外の政治や経済、教育、環境、文化、健康など幅広いテーマについて、鋭い切り口で独自の論陣を張り、読者の共感を集めた。「ニュースや世相に対する感動、主張を前向きの姿勢でストレートに訴えること」を執筆の心得としていた。近年では、彦根市長選や滋賀県知事選、国勢選挙など政治分野のほか、旧豊郷小学校の保存運動で世論をリードし、その実現を後押しした。
 押谷氏は大正12年、旧東浅井郡上草野村野瀬生まれ。大阪市内の高校を卒業後、中央大学法学部に入った。学徒出陣で召集され、伏見の野砲隊を経て陸軍船舶部隊「暁部隊」として広島に派遣。「原爆投下の2週間前に佐賀県へ転属し、九死に一生を得た」と当時を振り返っていた。復員後は古里へ戻り、村の制度改革や暴力組織追放運動に取り組み、市民7000人が集った暴力追放集会は当時を知る人の語り草となっていた。昭和34年に長浜市議に初当選し、同38年に再選した。昭和50年には県議会議員に当選した。
 市議初当選の年に長浜市神前町を拠点に「滋賀夕刊」を創刊。日刊の通常版に加え、伊香版、東浅井版、米原版、彦根・犬上地域では「しが彦根新聞」を発行し、湖北・湖東地域のローカルニュースを伝えてきた。
 新聞発行業の傍ら、長浜文学協会を立ち上げるなど地域の文化活動を積極的に支援した。平成15年には地方自治功労で勲五等瑞宝章を受章。
 「時評執筆が生きがい」と、卒寿を迎えてもなお健筆を振るっていたが、高齢を理由に今年11月26日の時評(長浜版)をもって筆を置いた。以降は自宅で隠居生活を送っていた。
◇   ◇
 なお、遺族の希望で弔問、弔電、香典、供物、供花は辞退。お別れの会の日時、場所は決まり次第、滋賀夕刊、しが彦根新聞の紙面で告知する。

滋賀大学、滋賀県立大学、サンライズ出版がおうみ学術出版会設立

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 滋賀大学、滋賀県立大学、サンライズ出版は、分かりやすい表現の学術書を出版するための「おうみ学術出版会」(事務局・滋賀大)を設立。昨年末に滋賀大で調印式を開いた。
 滋賀大や県立大の教員らが滋賀(近江)について研究した内容を、より多くの人に広めていくため、滋賀大の呼びかけで同出版会を設立。誰でも理解できる内容の本を年間2、3冊のペースで出版していく。
 平成25年4月から昨年9月まで大学教員らによる懇話会を計12回開いており、今年2月25日には創刊号として「江戸時代近江の商いと暮らし」を発刊する。本では滋賀大の教員らが約20年間研究してきた近江商人についての内容を紹介しているという。1冊3000円。
 以降も県立大の教員による「長浜曳山考(仮称)」、滋賀大による「子どもの遊び(仮称)」などを順次、発刊していく予定。
 調印式には滋賀大の佐和隆光学長、県立大の大田啓一理事長、サンライズ出版の岩根順子社長が出席し、協定書にサインした。

ローザンヌ国際バレエコンクール予選を彦根の松本美奈さん(15)突破、31日から2月7日にかけてスイスで開かれるコンクール参加

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 若手バレエダンサーの登竜門「ローザンヌ国際バレエコンクール」の予選(ビデオ審査)を、彦根市開出今町の松本美奈さん(15)=近江兄弟社中学3年=が突破。1月31日から2月7日にかけてスイス・ローザンヌで開かれるコンクールに参加し、上位約20人が出場できる決戦の舞台を目指すことになった。 
 同コンクールは15歳から18歳を対象とし、予選はレッスンの様子などを撮影したビデオで行う。世界で71人がビデオ審査を突破し、日本からは松本さんを含む12人が選ばれた。
 松本さんは母親の勧めで4歳から小野佳代子バレエ教室(彦根市西今町)に通っている。これまでコンクールでの入賞経験は無かったが、ここ1年で急速に成長。今年のユースアメリカグランプリではベスト12に選ばれ、来年4月のニューヨークでの決勝の出場権を獲得した。
 「テレビでローザンヌ国際バレエコンクールの決戦を見て15歳になったら挑戦したいと思っていた」と語る松本さん。小学6年生からはイギリスのサマースクールに参加するなど、海外での活躍を視野にレッスンに取り組んできた。
 コンクールでは世界各国から集まった仲間と一緒に世界一流のレッスンを受け、最終的に決戦の舞台に進める約20人が選抜される。松本さんは「世界の友達と一緒にレッスンするので、自分にないものを見つけたい」と話し、4歳から指導にあたっているバレエ教室主宰の小野さんは「何も失うものはない。恐れずに思いっきりやって、決戦を目指して欲しい」とエールを送っている。

彦根十日ゑびす祭、北野ゑびす神社で開催

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 彦根十日ゑびす祭が9、10日の両日、北野ゑびす神社(馬場1)で開かれ、「商売繁盛で笹持って来い」のかけ声が響く中、晴天にも恵まれて多くの参拝客で賑わいを見せていた。
 境内は福笹と吉兆を買い求める参拝客で行列ができていたほか、9日に2回、10日には4回、もちまきがあり、参拝客は来賓や福娘らが壇上から投げるもちを我先にと取り合っていた。ほかにも歌謡ショーや剣舞の奉納、屋台、甘酒・お神酒の接待があり、両日とも終始賑わっていた。

彦根市新成人のつどいに桐生祥秀さん参加、プロゴルファーの北村響さんも

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 彦根市新成人のつどいが10日、文化プラザで開かれ、陸上短距離の桐生祥秀さん(20)=東洋大2年=も新成人として参加した。
 式典後の記者会見で桐生さんは成人になったことについて「これからはすべての責任を自分自身が負うことになる。特にけがには気をつけたい」と抱負。今年8月にブラジルのリオデジャネイロで行われる五輪に対しては「100㍍の決勝に残っているとの大きい目標を持ってトレーニングをしていきたい」と語った。
 陸上競技に励む彦根の子どもたちに向けた言葉として「とにかく練習して速くなってもらいたい」とアドバイスした上で「そして僕と一緒に勝負したいと思われる選手になりたい」と話した。
 会見の最後には色紙に目標の一文字として「超」を書き、「五輪での決勝進出とか、いろいろと超えるべき壁があることを表した」と説明。登場したひこにゃんと一緒に走る格好をするなど記念撮影に応じていた。
 彦根市新成人のつどいにはプロゴルファーの北村響さん(20)も参加。式典後の本紙のインタビューに「自覚できる大人になりたい。またメディアに対してもしっかりと受け答えできるようになりたい」と抱負を語った。
 文化プラザの新成人のつどいには対象者の1187人(うち男性598人)のうち878人(同459人)が出席。大きな混乱はなかった。
 式典でつどいの実行委員長の佐々木慎平さんが「今日は過去を振り返ると共に将来をじっくり考える機会だと思います。私を支えてくれたすべての人に感謝し、これからも胸を張って生きていきたい」と新成人を代表して抱負を述べた。
 式典後には舞宇夢赤鬼のよさこい演舞、祝賀記念交歓会もあり、終了後は久しぶりに会った同級生と懐かしむ光景が見られた。
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