Quantcast
Channel:     滋賀彦根新聞
Viewing all 1894 articles
Browse latest View live

絢爛豪華な馬ぐるま 西川幸治・元滋賀県立大学学長宅に

$
0
0
 彦根市内の七曲り通りで10日から12日にかけて「七曲がりフェスタ」が開かれ、滋賀県立大学元学長で新町の西川幸治さん(84)宅と芹中町の神鳥雅次郎商店には馬ぐるまが展示された。
 馬ぐるまは彦根の商家の風習として、家督を継ぐ総領息子の宮参りの時に母方の親元が贈っていた台車の付いた木製の馬の人形。宮参りの後には主に節句飾りとして使われたが、大正時代になって別の節句飾りが普及したことで、次第に無くなっていたとされる。七曲り通りでも3軒でしか確認されていないという。
 作られた時期は、近江郷土玩具研究会の藤野滋さん(58)によると、神鳥雅次郎商店のが明治20年ごろで、西川さん宅のが昭和4年だという。そのうち西川さん宅のは当時のままの絢爛豪華な装飾品のほか、纏(まとい)も残っている。
 西川さん宅の会場では西川さんが自宅の庭で馬ぐるまに乗っている子どものころの写真も展示。西川さんは「馬ぐるまに乗って宮参りした記憶はないが、節句の時に自宅に飾っていたことは覚えている」と話していた。


城西小学校が博報賞と文部科学大臣奨励賞を受賞

$
0
0
 彦根市立城西小学校の地域学習が博報財団の最優秀賞・博報賞と文部科学大臣奨励賞を受賞。来月6日に東京都内で表彰式がある。彦根市立の小中学校では初受賞。
 城西小は学区内に彦根城があるため、平成24年度から総合的な学習の時間で歴史遺産を学習の中心に位置づけ、3年生が足軽屋敷やキャッスルロードの学習、4年生がちびっこガイドとして観光客を案内、5年生が彦根城を取り巻く環境の調査、6年生が茶道体験や狂言発表を行っている。
 博報財団は大手広告代理店の博報堂が昭和45年に設立した財団法人博報児童教育振興会。設立以降、全国で優秀な取り組みをしている学校に博報賞を贈っている。国語・日本語教育、特別支援教育、日本文化理解教育、国際文化理解教育、教育活性化の5部門を設置。
 46回目の今年は全国から81件の推薦があり、16件に授賞。城西小は日本文化理解教育部門で新潟県の柏崎市立高柳小学校と共に選ばれた。また文部科学大臣奨励賞は団体3・個人1が受賞し、そのうち1団体が城西小だった。表彰式には大澤厚美校長が出席する。

福満遺跡から彦根初の5世紀の古墳

$
0
0
 彦根市教委文化財課は、小泉町で発掘調査中の福満遺跡の一部から市内で初めて5世紀代の古墳が確認されたと発表した。
 同遺跡は小泉町や西今町に及ぶ縄文時代から、弥生、古墳時代、古代・中世までの遺構で構成された複合遺跡。これまでに古墳の埋葬施設とみられる遺構や周濠(しゅうごう)とされる溝の跡などが確認。また近くの西今、須川、竹ケ鼻廃寺などの各遺跡からは埴輪片が見つかっている。
 今回は福満遺跡のうち、ひこね燦ぱれす北側の約1200平方㍍内の約400平方㍍で今年7月16日~11月6日の予定で発掘調査を実施。弥生時代末期~古墳時代初期(3世紀後半)の方形周溝墓1基や、古墳時代中期の終わり~末期(5世紀後半)の古墳(円墳)2基=1基の周濠内の長さ約25㍍=が東西に発見。そのうち東側の古墳は全周濠の4分の1を確認し、周濠の土からは円筒埴輪片、有蓋高坏(ゆうがいたかつき)・堤瓶(ていへい)など須恵器、土師器も見つかった。埴輪と須恵器は墳丘に置かれていた可能性が高いという。西側の古墳は長さ20㍍弱の大きさ。

 彦根市内ではこれまでに205カ所で遺跡が確認されているが、5世紀代の円墳が埴輪を伴う形で見つかったのは初めて。文化財課では「犬上川右岸地域における5世紀末の有力者層の古墳が明らかになり、市域の歴史を知る上で貴重な発見」としている。

井伊直孝の甲冑を再現し商品化へ 彦根商工会議所ひこねブランド開発委員会

$
0
0
 彦根のブランド作りを進めている彦根商工会議所内の「ひこねブランド開発委員会」が、彦根仏壇の技術を生かした甲冑(かっちゅう)を製作しており、年度内に試作品を発表する。
 同委員会は、地域資源を生かして都市間競争を勝ち抜くまちづくりを目指し、同会議所会員や大学教員、歴史研究家ら31人で昨年9月に設立。夜間イベント・祭りなど「集客」、地場産業を生かした「商品」開発、地域を学ぶ「生活」の3つのブランド作りを展開している。
 そのうち「商品」ブランドでは、彦根仏壇事業協同組合の協力を得て、江戸時代に甲冑作りが行われていた現在の仏壇街の職人の技を生かした本格的な甲冑の再現を2年計画で進めている。「井伊の赤備え」の中で最も美しいとされる二代・井伊直孝が着用していた甲冑を再現する予定で、かぶとや胴、こて、すね当てなどの基礎となる板金部分を滋賀県板金工業組合のおうみの名工らに依頼。かぶとを除く部分がほぼ完成しており、先日行われた七曲がりフェスタでも展示された。
 彦根仏壇の技術は七職のうち、塗師、箔押師、錺(かざり)金具師、木地師の技術を採用。かぶと部分の完成後、各職人が製作にかかり、来年2月末までに試作品が完成する予定。
 来年度は試作品の改良、展示会への出展などを経て、年度内には商品化を目指す。同委員会では「この甲冑プロジェクトは彦根を全世界にブランディングする足がかりになると期待している」としている。

ドイツ留学中の田中瑶子さん 古楽器の演奏学ぶ

$
0
0
 彦根市船町の田中瑶子さん(27)=写真=は、古楽器で演奏するヨーロッパのバロック音楽にひかれ、ドイツのフランクフルトで腕を磨いている。
 田中さんは城東小、東中、河瀬高、同志社女子大学音楽学科を卒業後、ドイツに渡った。その約1年後の2010年10月に古楽器に出会い、奏者が楽しそうに弾く「自由なスタイル」にひかれ、古楽器の修練を決意。フランクフルト芸術音楽大学古楽科に入り、ヴィオラやバロックオーボエ、チェンバロを練習している。
 現在は同大学で学びながら、ヴィオラやバイオリンの教室、ヨーロッパ各地での演奏会に参加。大学が休みの期間は帰国し、彦根ゆかりの音楽家で組織の団体「エコーメモリアル・チェンバー・オーケストラ」などで活動している。今月19日には本町のスミス記念堂で演奏を披露した。
 田中さんは「これからもドイツで学びながら、音楽を通して地元で育てていただいたことの恩返しをしていきたい」と話していた。

認知症カフェ・HOTカフェんde銀座町の飲食店・小さな銀座にオープン

$
0
0
 認知症の人・家族や関心のある市民が集う認知症カフェ「HOTカフェんde」が29日、彦根市銀座町の飲食店「小さな銀座」=写真=内にオープン。認知症カフェが民間経営の店舗を借りる形で開店するのは県内初めてだという。
 福祉施設内にサロン的に集う認知症カフェはあるが、医療・福祉の関係者や認知症に関心のある市民らにも集まってもらおうと、NPO法人喜房会(後三条町)が市の補助を受けて新設することにした。
 店舗名のHOTカフェんdeは、認知症の人を「ほっとかへんで」から命名。認知症サポーター養成講座で講師を務めるキャラバン・メイトら計5、6人がスタッフとして入り、相談やイベントなどで交流を図る。今年8月23日に竹ケ鼻町のすみよしクリニックデイサービスセンター内にオープンした彦根市認知症HOTサポートセンターも認知症カフェの運営に関する助言を行う。
 認知症カフェのオープン時間は毎月第4水曜日の午前10時~午後2時半。問い合わせは喜房会☎(20)2312。

彦根市立病院の産婦人科に産科医2人着任へ8年ぶり医師の分べん再開へ

$
0
0
 彦根市は28日、産科医不足で医師による分べんを中止していた彦根市立病院の産婦人科に、産科医2人が12月1日付けで着任すると発表した。分べん中止から8年ぶりの再開に、市民からは安どの声があがっている。
 市立病院は平成19年4月に産科医が4人から一人になり、分べんを中止。翌年2月に院内助産所を開設し、制限を設けて分べんを扱ってきた。また平成20年度からは毎週水曜に県成人病センターの産科医の派遣を受け、金曜日には京都大学からも派遣を受けてきた。しかし現在まで、35歳以上の初産、帝王切開や逆子などリスクの高い出産、救急時は対応できない状況が続いていた。
 市立病院での分べんの取り扱い件数は産科医が4人いた平成18年度が525件だったが、一人体制になった翌年が0件となり、以降も14件~40件と続き、昨年度が34件だった。分べんを行った施設は、最近のデータで平成25年度に誕生した市内の子1056人のうち、市内の民間診療所と市外の医療施設が約半数ずつとなっており、市立病院では1割にも満たない。
 市や市立病院は平成19年度以降、県内外の大学病院を中心に産科医の派遣を依頼。平成22年1月に策定された県の地域医療再生計画でも市立病院での分べんの再開が明記された。また市議会や市内の女性で組織の「安心なお産を願う会」なども市や県に要望活動を展開してきた。
 市立病院に着任する医師は土岐利彦さん(60)=現・奈良県生駒市立病院産婦人科部長=と、高原得栄さん(53)=現・社会医療法人誠光会草津総合病院。いずれも主任部長(次長級)として就く。
 着任後は徐々に医師による分べんを増やしていき、平成28年度から当面は年間150件の取り扱いを目指す。院内助産所も当面は継続させる。また継続して若手の産科医の派遣も大学などに求めていく。
 市立病院の産科医が再開されることに、安心なお産を願う会の代表を務めた高居涼佳さんは「産科が再開されるのはとてもうれしく、ありがたく思います」と話していた。

ギャラリーコジマで絹衣デザイナー・野崎文子さん作品展

$
0
0
 彦根市銀座町のギャラリーコジマで11月3日まで、絹衣デザイナー・野崎文子さん(72)=長浜市三ツ矢町=の作品展が開かれている。
 野崎さんは熊本県天草市生まれ。東京で洋画家として活動していた平成5年に長浜市内で浜ちりめんで出会い、その後、長浜へ移住。以降、全国各地から新品の着物地を仕入れ、それを組み合わせて衣服などを制作。絹衣として、国内外でファッションショーや講演会を開催している。
 彦根では初めてとなる作品展では、男性も着ることができる衣服をはじめ、ポーチ、バッグ、ネクタイなど計200点以上を展示・販売している。開館は午前10時半~午後6時、最終3日のみ午後5時まで。

埋木舎の当主・大久保治男さん宅で、小膳(章男)が明治時代に催した直弼公の誕辰祭に関する史料見つかる

$
0
0
 彦根市尾末町の埋木舎の当主・大久保治男さん(81)=東京都文京区=は井伊直弼の誕生日の29日、直弼の側近で大久保さんの曽祖父にあたる小膳(章男)が明治時代に直弼の誕生日に催していた誕辰(たんしん)祭に関する史料の一部を滋賀彦根新聞に公開した。これまでに誕辰祭が行われていたのはわかっていたが、それに関する史料が確認されたのは初めて。
 埋木舎は直弼が17歳から32歳まで過ごした場所で、直弼死後は側役の小膳が拝領し、以降、大久保家が管理してきた。小膳は明治19年(1886)から亡くなる前年の同35年まで、直弼の誕生日にあたる毎年10月29日に、松原にある井伊家の下屋敷・お浜御殿で神式の誕辰祭を自費で行った。
 誕辰祭では、献茶、献花の儀、能楽の奉納があり、余興や福引きもあった。また松原村立小学校の全児童も誕辰祭に参列し、自作の歌を合唱したという。その歌詞は直弼自身が亡くなる前に詠んだ歌が使われている。
 大久保さんが今年9月初めに都内の自宅の書庫を整理していたところ、表紙に「故井伊直弼公誕辰祭祝賀會ニ関スル書類入」と書かれた箱を見つけ、中を確認したところ、誕辰祭の出席簿や寄付者の名簿、松原小の児童が歌った際の楽譜など約100点が入っていた。
 彦根城内では井伊直弼公生誕200年祭が開かれているため、大久保さんは「200年祭に合わせて見つかったのも何かの縁ではないか」と話していた。史料が入った箱は彦根城博物館に預けられており、同館は各史料を確認した上で目録を作成する。

滋賀レイクスターズの選手とマグニーら彦根での試合に合わせ市長を表敬訪問

$
0
0
 プロバスケットボール・滋賀レイクスターズの選手たちが10月30日、11月の彦根市民体育センターでの試合に合わせて、市長を表敬訪問した。
 試合は11月14日午後6時~と15日午後2時~浜松・東三河フェニックスと行われる。市役所を訪れたのは、代表の坂井信介さん、ヘッドコーチの遠山向人さん、キャプテンの横江豊選手、ジュリアン・マブンガ選手、マスコットのマグニー、広報の倉田伸也さん。
 遠山さんは「今年は昨シーズンよりもおもしろい試合ができているので期待してほしい」と来場を呼びかけていた。最後の記念撮影時にはひこにゃんも参加した。

井伊直弼茶道一会流神野社中と石州流井伊大老派 西郷社中がお点前披露

$
0
0
 井伊直弼公生誕200年祭の事業として、「大名茶会と花展」が24、25日の両日、彦根城博物館の木造棟で開かれ、両日で580人が参加した。
 24日には御客座敷で「井伊直弼茶道『一会流』神野社中」と御座之御間で「表千家流 外海社中」、25日には御座之御間で「石州流井伊大老派 西郷社中」と御客座敷で「表千家流 辻社中」のメンバーが出席。各流派の設立までの経緯や作法の仕方などを参加者に教えながら、お点前を披露した。茶が出される前の菓子には、9月に市内で開かれたひこね菓子選手権で選ばれた「かえりみち」「ひこすい」「ちゃかぽん」が出され、参加者がおいしそうに食べていた。
 また彦根城博物館前、旧西郷屋敷長屋門前、旧木俣屋敷前には花道8流派の作品も展示され、観光客らが写真撮影をするなど見学していた。

井伊直弼流派の一会流樹聖会 子どもたちが埋木舎でお点前体験

$
0
0
 埋木舎で井伊直弼の流れをくむ茶道の教室が10月31日にあり、市内外の子どもたちが体験した。
 NPO法人ひこね文化デザインフォーラムが企画し、一会流樹聖会の代表・神野豊子さんが講師を務め、2回の教室に親子計32人が参加し、直弼が生活の大半を過ごした居間で体験した。教室では埋木舎当主の大久保治男さんが埋木舎での直弼の生活を説明した後、神野さんが茶道具や菓子の食べ方、茶の頂き方などを説明。直弼が描かれた掛け軸の前に正座で座った子どもたちは、それぞれの説明を熱心に聞いた後、実際に茶せんを使って茶を点て、ほかの子どもたちに差し出していた。
 体験した大久保さんの孫で小学3年生の忠眞君(9)は「茶道は難しかったけれど、最初、思っていた以上に興味を持つことができた」と笑顔で話していた。

井伊直弼懐石研究会の中尾英力さん 茶席での懐石料理を再現 埋木舎で

$
0
0
 井伊直弼が茶席で接待する際に提供していた懐石料理を再現したイベントがこのほど、埋木舎で開かれ、全国の茶道愛好家たちが作法を学んだ。
 富山県富山市で茶料理の仕出しをしている懐石「万惣」の中尾英力(ひでさと)さん(43)が直弼の人物像にひかれ、直弼が提供していた懐石料理を研究。昨年春には全国の茶道愛好家約30人と井伊直弼懐石研究会を設立し、各地で再現イベントを開いている。
 彦根では初めて先月28、29日に「井伊直弼の心を味わう会」と題して埋木舎で開催し、2日間で県外の茶道愛好家計31人が参加。中尾さんは、直弼が茶の接待時に曹洞宗の食事作法を取り入れた「真式懐石」について説明した後、実際に懐石料理を出し、懐石、点心、抹茶の順番で頂き方など作法を教えていた。
 直弼について、中尾さんは「安政の大獄などでのイメージとはまったくの真逆で、直弼の食事作法は食材の命が尊く、等しいことを教えており、世界平和を願っていることがよくわかる」と話していた。

井伊直弼役・俳優の原田龍二さん務める小江戸彦根の城まつりパレード

$
0
0
 小江戸彦根の城まつりパレードが3日に開かれ、甲冑など時代衣装を着た約1000人が彦根城内などを練り歩き、観光客や市民ら計約6万5000人(主催者発表)が見学していた。
 今年は例年の子ども大名行列、子ども時代風俗行列、彦根町火消し隊、一文字笠列、市女笠列の例年の隊列に、井伊直弼公生誕200年祭に合わせて、花の生涯井伊直弼公列をグレードアップさせた「井伊直弼公行列」と「井伊家歴代当主行列」を加えた。直弼役は俳優の原田龍二さん(44)が務め、原田さんは沿道の声援に笑顔で応えていた。

近江鉄道ワイン電車運行開始

$
0
0
  近江鉄道で2日から「ワイン電車」の運行が始まり、会社の同僚や女性仲間、カップルなどが乗車している。
 平成23年以来2回目の企画。白と赤の6種類のワインやワインベースのカクテル、ソフトドリンクが飲み放題。スペイン産の白のスパークリングワインで乾杯した後、米国・ドイツ・フランスの白ワインと米国・フランス・オーストリアの赤ワインの3種類ずつを飲み比べ、気に入ったワインのおかわりができる。ボジョレーヌーボーの解禁日の19日からは新酒ワイン5種類がメニューに加えられる。
 運行日は21日までの金・土曜と19日、22日。彦根発着便と近江八幡発着便があり、平日が夜、土日が昼と夕方の運行に。往復約2時間。料金は千成亭のオードブル付きで3500円、19日以降4000円。カツサンドやチーズの車内販売も。定員72人。申し込みは5日前までの平日に近江鉄道鉄道部☎(22)3303。

滋賀レイクスターズのチアリーダー彦根のカナコさんとレイナさんが抱負

$
0
0
 プロバスケットボール・滋賀レイクスターズのチアリーダーには彦根在住のカナコさんとレイナさんが所属している。今月14、15日の彦根開催を前に2人に抱負などを聞いた。
 滋賀レイクスのチアリーダーは今年で結成8年目を迎えるが、これまでで最多の13人が所属している。
 4年目のカナコさんはバレエを4歳から取り組んでおり、その技をチアリーダーにも発揮。昨年10月からはキャプテンを務めている。2年目のレイナさんは高校・大学とチアリーディング部に所属し、滋賀レイクスではバイス(副)キャプテンとして活躍している。
 チアリーダーの魅力について、カナコさんは「プロ意識の高いメンバーの中にいると、常に成長できる。女性としてはもちろん、人間的にも人の手本になれる精神面を鍛えられる」、レイナさんは「チアリーダーは一人では決してできない。仲間がいてできる。会場と一体感になれるのも魅力」と話していた。
 カナコさんは「生まれ育った彦根の皆さんの前で披露できることはうれしく思う」、レイナさんは「彦根では1年に1回しかない試合なので、是非見に来てほしい」と来場を呼びかけていた。
 チアリーダーは両日とも、オープニングや、ハーフタイム、タイムアウトなどの時間に随時登場する。

滋賀レイクスターズ チアスクール彦根・南彦根校の子どもたち本番に向け練習

$
0
0
 プロバスケットボール・bjリーグの滋賀レイクスターズの試合が11月14、15日に彦根市民体育センター(松原町)で開催される。ハーフタイムには、市内のチアスクールに通う子どもたちも登場する予定で、本番に向けて練習に励んでいる。
 滋賀レイクスのチアスクールは、未就学児のキッズ1、小学1・2年のキッズ2、3年以上のジュニアの3クラスあり、ベルロードのコパンの彦根校に38人、ビバシティ内のコパンの南彦根校に13人(2クラス)が所属。チアリーダーのメンバーを講師に、毎週1回1時間ずつ練習している。
 彦根校のメンバーが14日、南彦根校のメンバーが15日に出場する予定。彦根校の北川穂乃佳さん(10)=城陽小5年=は「みんなと一緒にできるのが楽しみ。将来はレイクスのチアリーダーになりたい」、南彦根校の霜越優日さん(8)=城北小3年=は「当日はセンターで踊るので、がんばりたい」と話していた。

稲部遺跡・稲部西遺跡から弥生〜古墳期の大規模集落跡、住居・祭祀・工房は県内初

$
0
0
 彦根市教委文化財課は11日、発掘調査中の稲部町と彦富町にまたがる稲部遺跡と稲部西遺跡から、弥生時代後期後半から古墳時代前期(2世紀~4世紀)の集落跡が発見されたと発表。15日午後1時半~現地説明会を行う。
 宅地造成工事に伴い昭和56年に稲部遺跡の約500平方㍍で第1次調査が始まって以降、市道芹橋彦富線・稲部本庄線の道路改良工事に伴って、平成25年7月から現在まで、稲部遺跡で第6次まで、稲部西遺跡で第2次まで調査が実施。これまでの調査面積は稲部遺跡が約4230平方㍍、稲部西遺跡が約2215平方㍍。今月末~年度内には稲部遺跡の約430平方㍍で第7次調査が行われる。
 稲部遺跡の第2次では弥生時代末~古墳時代前期における、地中に掘った穴に柱を立てて建設した掘立(ほったて)柱建物7棟(うち祭祀や政治に使われたとみられる独立棟持柱付建物が2棟)、青銅器鋳造の工房跡とみられる竪穴建物1棟、桃の種が入った井戸などが、第3次では弥生時代末から古墳時代前期の掘立柱建物5棟以上、周溝付建物3棟以上などが確認。また稲部の第2次~第6次と稲部西の第1次では弥生時代後期後半から末にかけての竪穴建物が延べ105棟見つかった。
 今年6月23日から行われている稲部遺跡の第6次では、古墳時代初頭から前期にかけて数回建て替えられた掘立柱建物跡が見つかっており、柱を立てた跡の穴が数カ所空いた直径1・5㍍の巨大な穴もある。柱の穴の上層部や付近のくぼ地からは計12個の桃の種が出土。桃は弥生時代に中国大陸からもたらされ、古代中国では不老長寿や魔除けなどの力を持つ神聖な果実だったとされるため、何らかの祭祀が行われていたと考えられる。
 居住空間、祭祀スペース、工房跡の「3点セット」が出土したのは県内初で、近畿でも珍しいという。また第3次で確認された溝の東側には祭祀に対応する首長の居住域が存在する可能性もあり、「4点セット」となれば全国初になるといい、第7次でその場所の発掘調査を行う。文化財課では「居住域の展開、祭祀域と工房域の様子がわかり、集落内の階層、社会構造の変化の様子を知ることができる集落遺跡だといえる」としている。
 奈良県立橿原考古学研究所共同研究員の森岡秀人さんは「弥生時代後期から古墳時代前期にかけて、近畿北部、近江湖南・湖東エリアが要の場所と考えていたが、稲部遺跡・稲部西遺跡はまさにその鍵を握る物証が重層的に見つかった遺跡群と考えられ、大変驚いている」とコメントしている。
 現地説明会の集合はみづほ保育園の駐車場に午後1時半までに。駐車はみづほ保育園と稲枝東小学校に。小雨決行。

彦根市の地域医療を守る会代表の川村啓子さん 著書「母の恋人松木先生、私の恋人村上先生」自費出版

$
0
0
 彦根市の地域医療を守る会代表の川村啓子さん(61)=佐和町=が、著書「母の恋人松木先生、私の恋人村上先生」を自費出版した。
 介護が必要になった母親・静江さん(享年89歳)が看取りで亡くなるまでの22カ月間におよぶ在宅介護の記録をまとめている。静江さんを診察した平田町の松木診療所の松木明院長と、「守る会」の設立の助言を受けた北海道岩見沢市で地域医療に取り組む「ささえるクリニック」の村上智彦院長を中心に、介護中に支援した個人や団体も紹介している。
 川村さん自身が寝食の暇もなく介護に励む様子や、松木院長ら医療・福祉関係者との関わりなど在宅介護の現実を時系列で掲載。電子書籍には無かった写真も追記している。
 川村さんは「多くの親は病院や施設で亡くなるよりも、自宅での看取りを希望しているということを著書で示したかった。将来、親の介護の必要性が出てくるかもしれない若い方にも読んでほしい」と話していた。
 本はA5判・160ページ。発行「ポンコツカフェ」。希望者には実費で販売。問い合わせは川村さん☎(24)6300。

旧広田家住宅・納屋七で大阪在住の画家・なかもとりえこさん作品展「すずめとかき」

$
0
0
 彦根市城町1の旧広田家住宅・納屋七(なやしち)で11日から、大阪在住の画家・なかもとりえこさん(40)が制作した作品展「すずめとかき」が始まった。市内のノゾミ保育園や彦根幼稚園、城西小学校の子どもたち約130人が描いた柿の絵も展示されている。
 今年7月に高宮町の「座・ギャラリー」でなかもとさんの作品を見た納屋七の番頭・水野攻(おさむ)さん(67)が納屋七での作品展を依頼したことから実現。なかもとさんは彦根入りした9日に、スチロール製の高さ約2㍍の柿の木と女の子、柿40個を作り、8畳の和室に柿の木を設置し、子どもたちが柿をイメージして描いた絵を付けて、なかもとさんが作った柿を天井からつり下げた。
 10日にはアクリル絵の具を使って縦5㍍・横2㍍の画用紙に、女の子が山の上に座って柿の皮をむいている様子を約4時間かけて描き、土間の上から設置した。なかもとさんは「彦根など地域の多くの人に見て頂ければうれしい」と話していた。
 展示は30日までの午後1時半~午後5時。21、22日休館。問い合わせは納屋七☎(29)5077。
Viewing all 1894 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>