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彦根開出今出身者らで結成の野球チーム・バンクーバー朝日軍、孫が情報募集

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 大正時代にカナダのバンクーバーで結成された日系人たちの野球チーム「バンクーバー朝日軍」(※、以下朝日軍)に、彦根市開出今町の出身者が複数人いた。朝日軍の会長だった松宮外次郎の孫にあたる松宮哲さん(68)=開出今町=が朝日軍に関する情報を求めている(=結成時の写真は小林隆さん所有の本「Asahi:A LEGEND IN BASEBALL」より)。
 哲さんによると、外次郎は24歳の時の明治28年(1895)に初めてカナダに渡って以降、帰国と渡航を繰り返し、3回目に渡航した明治38年の時にバンクーバーのパウエル街で食料品を扱う松宮商店を開業。その後、和洋雑貨や運送なども手がけ、バンクーバー市商業組合会頭も務めたという。
 そんな際に野球チーム設立の機運が高まり、開出今出身の宮崎伊八の提唱で大正4年(1915)に朝日軍が結成されて現地の白人リーグに加入。結成当時のメンバーには、北川初太郎、堀居由太郎、北川英三郎(以上3兄弟)、松宮惣太郎、西崎与惣松ら開出今出身者がおり、在留邦人でも英雄視されていた。特に3兄弟はチームの大黒柱的な存在で、長男の初太郎は投手として山なりのカーブで観衆を沸かせ、次男の由太郎は捕手で強肩、三男・英三郎は俊足と華麗な守備の中堅手だった。
 初代監督には設立した宮崎伊八のおじにあたる松二郎が就いたとされるが、哲さんが伊八の長女に確認したところ「父親は伊八と呼ばれるのをすごく嫌がっていて、(おじの名の)松二郎や松ぁんなどと名乗っていたため、初代監督は伊八だ」と話していたという。
 朝日軍は太平洋戦争が勃発する昭和16年までの約25年間、現地で白人たちのチームと対戦し続け、在留邦人を楽しませたほか、その後の日加親善にも貢献した。平成15年にはカナダ野球殿堂入りを果たしており、時銘板には74人が刻まれている。そのうち創設時のメンバーは前記の開出今出身者の5人のほか、古本忠義、的場仁市、ケン鈴木、児玉基治がおり、的場は湖北出身だという。
 哲さんは「創設時の9人や朝日軍に関する情報なら何でもよいので知りたい」と話している。問い合わせは哲さん☎090(9878)4193。
 バンクーバー朝日軍をえがいた映画「バンクーバーの朝日」が昨年12月20日から全国公開されており、ビバシティシネマでも上映されている。石井裕也監督。出演は妻夫木聡さん、亀梨和也さん、宮崎あおいさん、佐藤浩市さんら。
 ※【バンクーバー朝日軍】日系2世を中心に設立されたアマチュアの野球チーム。堅い守備と盗塁、バントなどスモールベースボールを駆使して地元のリーグで何度も優勝した。北米に遠征した「東京ジャイアンツ」(現読売ジャイアンツ)ともバンクーバーで試合をした。チーム名は朝日野球団、朝日野球クラブなどとする記録もあり、正式名は不明。
 (参考文献=バンクーバー朝日物語(岩波書店・後藤紀夫著)、開出今物語)

清水健一郎さん滋賀クレド勉強会設立、バスティアン・クントラーリで

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 彦根市錦町でフレンチレストラン「バスティアン・クントラーリ」を経営する清水健一郎さん(38)が、小規模店舗や零細企業の経営者や役員を対象にした教室「滋賀クレド勉強会」を設立。今月22日午後7時〜同店で最初の勉強会を行う。
 清水さんは米原市出身で多賀町在住。平成9年に外資系ホテルのリッツ・カールトン大阪に入社し、レストランで接客業をしてきた。その後、県内のホテルや彦根市内の飲食店で勤め、平成17年10月、錦町に同店をオープンさせた。平成25年6月には著書「社会人として大切なことはすべてリッツ・カールトンで学んだ」(彩図社)を発刊。本では、会社経営における「クレド」(信条)の重要性を説きながら、「接客する際や社会人としての大切な心構え」を紹介している。
 企業・店舗から従業員、取引先、地域社会まで全体を元気にしようと勉強会を立ち上げることにし、昨年末には彦根商工会議所でプレの勉強会を開催。「人材が育たない」「良いことを考えても社員に浸透しない」などの悩みを持つ経営者や役員に受講してほしいという。清水さんは「クレドを掲げることで、バラバラだった組織が一つになって、目標に向かって動き出すことができるはずです」と受講を呼びかけている。毎月1回ペースで開く予定。22日は料理とドリンク付きで5000円。問い合わせは午後4時以降に同店☎(24)2881。

彦根市議選4月19日告示・26日投票、新人複数・元職2人出馬へ

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 4月19日告示、26日投票の日程で彦根市議選が予定されている。最新の情勢を紹介する(以下、敬称略・順不同)。
 市議の定数は24。現職のうち、谷口典隆、辻真理子、小川喜三郎、北川元気、上杉正敏、田中滋康、有馬裕次、安澤勝、安居正倫、赤井康彦、安藤博、八木嘉之、矢吹安子、馬場和子、西川正義、北村収、山内善男、山田多津子が再選を狙う意向を示している。
 微妙なのが宮田茂雄、渡辺史郎、杉本君江。宮田は地元の亀山学区で調整がついていないが、後継の名前が挙がり始めている。渡辺は周囲に「後継者を探しているが、見つからない」としている。杉本は不出馬と見られるが、前回も結局、後継が見つからずに出馬した経緯がある。
 出馬しないのが、徳永ひで子と前川春夫。徳永は所属する公明党で65歳の定年制があることなどから。前川は健康面の不安があり、いずれも後継者を模索中だ。
 新人と元職は、城東学区から旅館経営の和田一繁と元市議の伊藤善規が出馬を表明。河瀬学区から現職の野村郁雄が勇退するため長男で幼稚園役員の野村博雄と、元市議の夏川嘉一郎が立候補の構えで、両学区内で2人の戦いになる。高宮学区から会社経営の杉原祥浩が出馬の意向。
 公明党が一人代わり、共産党が現在の2からプラス一人を目指している状況。学区別では亀山や旭森などで新人擁立の動きがあり、今後、調整される。立候補予定者がすでに定数を超えているため、選挙戦は必至の情勢だ。     
 彦根市議選の立候補予定者説明会が2月20日午後2時〜アルプラザ6階の大学サテライトプラザで行われる。予定者1人あたり3人まで出席できる。問い合わせは市選管☎(30)6131。

元Jリーガーら夢先生 子どもに夢の大切さ教える

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 元Jリーガーらが「夢先生」になって夢をもつことの大切さを子どもたちに教える教室が、15日に市立河瀬小学校、16日に市立若葉小学校で行われた。
 日本サッカー協会は平成19年からJFAこころのプロジェクト「夢の教室」を全国各地で実施しており、今年度は小学5年生を中心に約1500クラスで行う。多くが自治体の協力によるが、彦根では多賀に滋賀工場があるキリンビールが協力した。
 そのうち若葉小学校にはJリーグの横浜Fマリノスや清水エスパルス、スぺリンリーグなどで活躍した元Jリーガーの安永聡太郎さんが夢先生として、女子サッカーのなでしこリーグで今年元日までプレーしていた小林弥生さんがアシスタントとして参加。
 5年1組と2組が午前と午後に分かれて、体育館での運動と教室での講義を受講。運動の時間ではサッカー関連の遊びはしないで、鬼役の安永さんにつかまらないように児童たちだけで一つの条件を設定しての鬼ごっこや、ボールが宙に浮いている間だけ動けるだるまさんが転んだなどのゲームをして楽しんでいた。
 児童の深石剛史君(10)は「プロの元サッカー選手に会えるのはとてもすごいこと。とても楽しかったし勉強にもなった」と話していた。

受験生向け「合格パス」近江鉄道発売

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 近江鉄道は17日から、合格にちなんで五角形型の電車用乗車券「合格パス」(横9㌢×縦6・5㌢)を販売している。受験生が試験に合格することを願って初めて企画。勝運の神をまつる東近江市の阿賀神社(太郎坊宮)で祈祷を受けており、受験を控えた子どもや孫、友人へのプレゼント向けに発売した。 
 名称にも試験を通過するという意味のパスを取り入れたほか、合格の合の字を漢数字にすると八一〇に見えることから価格を810円にした。近江鉄道全線が1日乗り放題。彦根、彦根口、高宮、愛知川、米原などの駅窓口で販売。3月11日まで。

本「近江商人と三方よし」

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 モラロジー研究所はこのほど、伊藤忠兵衛ら近江商人の実例やルーツに迫った本「商いの極意ここにあり!近江商人と三方よし」=写真=を刊行した。
 著者は近江商人の研究者で近江商人郷土館館長、同志社大学名誉教授、経済学博士の末永國紀さん。本では、三方よしについて説く「CSR(企業の社会的責任)の源流としての三方よし」、ほかの地の商人と比較しながらの「商いの手法」、東南アジアや米国・カナダなどで活躍した「市場開拓と海外発展」などテーマごとに取り上げている。ほかにも「幕末開港の波紋」では井伊直弼公の生涯や初代伊藤忠兵衛の動向を紹介している。
 同研究所では「相手や世間の利益を第一に考え、有事の際には身銭を切る。企業永続のための普遍の真理を収めた経営者必読の一冊です」としている。2160円。全国の主な書店で販売している。

織田信長の佐和山城攻めの遺構 松原内湖遺跡で見つかる

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 彦根市松原町の松原内湖遺跡で、戦国時代に築かれたと見られる堀切や竪堀など城郭施設跡が発見された。25日午後1時半~一般公開される。
 同遺跡は佐和山と旧松原内湖が接する低地周辺に立地しており、隣接する県東北部浄化センターの増築や国道8号米原バイパス事業に伴い平成24年度から発掘調査が行われている。今年度は8000平方㍍を対象に発掘されており、昨年12月には鎌倉時代の勧請(かんじょう)板などが出土し公開された。
 発見された城郭施設跡は標高約114㍍の丘陵の尾根にあり、南北方向の尾根を分断するように掘削された敵の侵入を防ぐための堀切と竪堀を主体に、斜め方向の堀やハの字型に連なる溝群などで構成。
 そのうち堀切は幅が最上部で約7・5㍍・底部で約5㍍のかなりの急傾斜。長さが約13・5㍍あり、深さが最深部で約4㍍となっている。竪堀は幅約7㍍・深さ約1㍍で、長さが約14㍍分を確認できるが、下部が後世に壊されているため元々の長さは不明。堀は幅約3㍍・深さ約2㍍、先端部では6世紀の古墳時代後期に築かれた古墳の石列を壊して整備された形跡がある。
 発掘した県文化財保護協会は▽堀が6世紀の古墳を破棄して築かれている▽堀切や竪堀の表土から17世紀以降と考えられる天目椀や瓦が出土している―ことから16世紀以前に城郭施設が築かれたと判断。
 「信長公記」に織田信長が元亀元年(1570)7月、佐和山城にこもる浅井家家臣の磯野員昌(かずまさ)を攻めるために、丸山城、物生(むし)山城、里根山城、彦根山の東西南北に4つのとりでと、敵の侵入を防ぐための「鹿垣(ししがき)」を築いて包囲。翌年2月に降伏させたと記されている。
 このため同協会ではこれまで検討してきた構造や立地などの状況から見て、見つかった城郭施設はその時に築かれた鹿垣の一部だと分析。「佐和山城攻めの遺構が初めて明らかになった」としている。25日の一般公開の問い合わせは同協会☎077(548)9780。

滋賀県ナースセンター彦根サテライトがくすのきセンターに開設、看護職員の就業支援で

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 彦根市保健・医療複合施設くすのきセンター(八坂町)の3階に23日、看護師らの就職支援などを行う「滋賀県ナースセンター彦根サテライト」が開設された。
 県ナースセンターは平成4年から県看護協会が草津市内で運営。看護師、准看護師、助産師、保健師の看護職員の人材登録(ナースバンク)や職業紹介、県内ハローワークなどでの出張相談をしている。平成25年度は来所や電話、メールなどで1万0336件(前年度9258件)の相談を受けた。
 看護職員は直近の調査時点の平成24年時点で、需要見通し1万3580人に対して、供給実績が1万3212人と368人不足しており、今年までに不足数が年々増えている見込みだ。
 看護職員を辞めた後、再就職していない「潜在看護師」の就業を応援するため、湖東湖北地区の拠点として彦根サテライトを開設。常勤の職員が一人おり、看護職員の求人に関する相談や研修会の情報提供などを行う。
 相談受付日は平日の午前9時半~午後4時。問い合わせは彦根サテライト☎090(5903)8659。

創業支援モデル事業の1号店「K―HOUSE」四番町スクエアにオープン

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 滋賀県が商店街の空き店舗の有効活用と創業の促進を目的に、彦根市本町の四番町スクエアで出店を募集していた「『地域が求める店舗』創業支援モデル事業」の第1号店「K―HOUSE」がオープンした。
 県は元気と賑わいを四番町スクエアに取り戻すため、出店者への助成制度を設けて昨年8月から物品販売とサービス業を公募してきた。
 K―HOUSEは東近江市内で工務店を経営しており、そのテナントとしてオープン。イタリア製のペレットストーブや日本製の遠赤外線のラジエントヒーター、机など家具、欧米から輸入した子ども服、雑貨などを販売している。
 2月中旬には健康茶や野菜ジュース、ハワイのパン・マラサダなどを扱うカフェを運営するほか、アロマやビーズ、アクセサリーなどのワークショップも開く予定。オーナーの西村勝次さんは「共に学び、共に楽しむ場所として、皆さんに利用して頂ければ」と話している。
 開店時間は午前10時~午後5時。月木曜休み。問い合わせは同店☎0120(63)0095。

井上仏壇店が新店オープン、七曲りの景観に配慮

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 彦根市芹中町の井上仏壇店の新店舗が完成し、オープンする31日から開店記念の特別展を開く。
 同店は明治37年(1904)創業で、大正7年(1918)に現在の場所に移動してきたが、雨漏れや耐震性の問題から、隣接の建物と一緒に昨年4月に解体し、新築工事を行ってきた。
 新店舗は木造2階建て延べ約401平方㍍。1、2階が店舗で、2階の一角は旧店舗の隣にあったサロン的な「七曲り三軒茶屋」として活用する。外壁には焼き杉を入れ、店舗前には旧店舗の基礎の石を活用した石畳を敷いており、井上昌一社長は「七曲り通りの景観が損なわないように配慮した」と話している。中庭には旧店舗にあった樹齢200年以上の梅の木も。
 特別展では「家の宝となる仏像・仏画掛け軸展」を開催。大仏師が作った仏像7点と掛け軸5点を展示・販売(一部非売も)する。2月15日までの午前10時~午後5時、火曜定休。問い合わせは同店☎(22)1587。

彦根で唯一の助産院NORIKO北永さんが女性にアドバイス

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 彦根市内で唯一の助産院を経営している助産師・北永紀子さん(50)=彦根市宇尾町=に、妊娠を希望するまたは出産を控える女性への助言などを聞いた。
 北永さんは、助産師として公立病院の産科などで約20年間勤務した後、独立開業を決意。平成16年12月、自宅の一角に助産院「NORIKO」をオープンした。
 当初は産後の乳房マッサージや母親たちが集まるサロンなど分べんは取り扱っていなかったが、開業してから半年ほど経過した時に一人の妊婦から懇願されたのを機に分べんを担うようになった。
 助産院が担う分べんの仕方は、助産師が医療機関に赴いてのオープンシステムと自宅出産がある。利点は妊娠期間から出産時、産後までを一人の助産師が担当することで信頼関係ができ、妊婦が安心して出産できること。
 自宅出産などを希望する妊婦の多くが、医療機関の分娩台での出産、尿道へのカテーテル挿入や点滴、誘発分べんなどの医療行為に抵抗感を示しているという。
 一方で北永さんは「出産は一つ間違えると母子の命を無くすことになる」と忠告した上で「モニターに映る赤ちゃんの画像だけを見て、バーチャルの世界だと思っている妊婦がいる」と指摘。
 「妊娠は自分の体に起こっていることだと認識し、産科医や助産師任せではなく、自分の体を自身で作ることができる女性が増えてほしい。そのためのアドバイザーとしての役割が助産師の仕事」と解説。「『赤ちゃんができた!』ではなく、神様から授かった命だという認識を大切にしてほしい」とも話していた。

ホテルサザンビレッジ3月1日 アパホテル〈彦根南〉に

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 彦根市平田町でホテルサザンビレッジ=写真=を運営するセキーグチは、全国でホテルを経営するアパグループとフランチャイズ契約を締結。3月1日に「アパホテル〈彦根南〉」としてオープンする。
 アパグループは全国で311(建設中含めて)のホテルを経営。アパカードの会員数は約851万人いる。サザンビレッジは平成6年1月に竣工、5階建てで客室が52室ある。平成24年4月からアパポイントの貯まるホテルになっており、今回の提携でさらにアパグループとの関係を強化。県内で最初のアパホテルになる。
 2月上旬からリニューアル工事に入り、客室の一部や1階のロビー周辺などが改装される。エントランスでアロマオイルによる空間演出や、全客室でWi-Fi無料接続の環境、オリジナルベッドなどを導入する。
 アパグループでは「高品質、高機能、環境対応型のホテル業界では新しいカテゴリーの『新都市型ホテル』になる。城下町として栄える彦根で観光、ビジネス両方の需要が期待できる」としている。問い合わせはサザンビレッジ☎(22)5555。

近江鉄道コトコト湖東電2月10日から

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 近江鉄道の電車に乗りながら湖東地域の地酒を楽しむ恒例の「コトコト湖東電」が2月10日から始まる=写真は昨年の様子
 1市4町の行政や企業によるびわこ湖東路観光協議会などが平成22年から行ってきたが、今年から近江鉄道が単独で実施。電車に揺られながら、岡村本家(豊郷)、多賀、藤居本家(愛荘)、愛知酒造(同)のほか、今年は東近江市の近江酒造も加わり、5つの蔵元の新酒の利き酒が楽しめる。
 料理はおでんとおかずセット。ソフトドリンクも。運行日は2月10日と12日から3月13日までの木金土曜。5つの蔵元の地酒が飲める日と、各蔵元限定の利き酒・酒の説明がある日を設定している。
 彦根駅午後6時55分発、同8時53分帰着。八日市駅間の往復で途中にトイレ休憩あり。各日80人限定。予約は3日前までに。一人3500円。600円の弁当も。申し込みは同社鉄道部☎(22)3303。

滋賀大ブランド作りへカモンちゃんイラスト入りクッキー・タオルセット試験販売

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 滋賀大学公認のキャラクター・カモンちゃんのイラストが印刷された彦華堂(本町)のクッキーとハンドタオルセットが26、27日の両日、学内の生協前で試験販売され、2日目の昼に完売した。
 谷口伸一教授のゼミ生たちが「しがだいブランド」の確立を目指して企画。クッキーなどを製造・販売している彦華堂の協力を得ながら箱入りの商品を開発。空になった箱を裏返すとカモンちゃんの口からティッシュが取り出せるようにもできる。収益の一部は東日本大震災で被災した児童生徒の放課後学習の支援に充てるという。
 販売当日はカモンちゃんも応援に駆けつけ、2日目には用意した30個が完売。3年生の菊池圭祐さん(21)は「予想以上の反響。今後もご当地キャラ博などのイベントで販売したい」と話していた。

平和堂 本社建て替えへ

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 平和堂が彦根市小泉町にある本社社屋を建て替えることがわかった。同社が創業60周年を迎える平成29年3月の完成に向けて今秋の着工を予定している。
 現在の本社社屋は昭和47年6月に約5847平方㍍の土地に5階建てで建設。老朽化などを理由に昨年春から社内で建て替えを検討してきた。新しい本社は現本社から南西約400㍍にある約1万1000平方の敷地に3階建てで建設される。現在の本社跡地の活用方法は未定。
 本社機能のほか、社員同士が寝食を共にして情報共有やコミュニケーションが図れる宿泊施設や、昨年末から店長や課長職向けに創業理念と経営者意識を伝えるため開講している経営者育成塾などに利用する研修施設としても活用する。

旧豊郷小建設時のフィルム復元完了 ヴォーリズや古川鉄治郎の映像も

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 豊郷町などは2日、旧豊郷小学校で昨年9月に発見された約80年前のフィルムの復元が完成したと発表。来年度に字幕の挿入などの作業をした後、上映会を開く。
 同町職員が旧校舎の理科準備室の棚で保管用の缶に「校舎新築工事場実況 新校舎竣工祝賀会実況」「校舎新築記念体育会実況」と記されていた16㍉のフィルム2巻を発見。劣化が激しかったため、豊郷町は復元に向けて映像研究の実績がある立命館大学に相談し、昨年10月から専門会社の東京光音(東京都狛江市)が固着したフィルムをはがしながら一コマずつ写真撮影する方法で復元した。
 2本分で1万9720コマにも及ぶ膨大な量で、記録時間は「旧校舎新築・・・」が11分17秒、「・・・体育会実況」が9分18秒。映像には、旧校舎の工事現場や竣工式典、見学する人々、伊藤忠兵衛を顕彰する公園・くれない園の竣工式や祝賀会などが収録。中には旧校舎建設のために資金を寄付した古川鉄治郎氏の一家が記念撮影している様子や古川氏からヴォーリズ氏に感謝状が贈られているシーンも写っていた。
 豊郷町は立命館大学などと、修復されたデータの補修、内容の確認、編集、字幕挿入などの作業を行った後、今年秋をめどに上映会を開く。

市役所前に無料Wi・Fiスポット開設、ナックウェブ

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 彦根市佐和町のホームページ制作会社「ナックウェブ」は、彦根駅からの観光客や来庁者らの利便性向上を目的に、市役所前に無料のWi・Fiスポットを開設した。
 同社は平成19年に設立し、昨年11月に市役所前のビル2階に移転。当初は社内のみでWi・Fiを使っていたが、地域活性化に貢献しようと市役所前の歩道まで届く無線LANのシステムを整備。先月28日からサービスを開始した。
 利用者は同社から市役所前までの約10㍍以内で、アイフォンなどの端末機の設定画面からWi・Fiにアクセスし「NAKWEB・・・」の5Gか2Gに接続。利用可能範囲でネットにつなげると、ダウンロードなどのスピードが速くなるという。
 同社では「彦根駅から彦根城まで歩く道中で無線LANを利用できるため、観光途中でのお店検索などに役立つことができる」としている。

馬場司法書士事務所が法人化でequalに、長浜支店も新設

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 彦根市小泉町の馬場合同司法書士事務所がこのほど法人となり「司法書士法人equal(イコール)」として新たな船出を切った。今月23日には長浜支店(八幡東町)も新設する。
 昭和57年に馬場潤治司法書士事務所として設立し、現在は息子で司法書士兼土地家屋調査士の馬場真作さん(33)が代表を務める。ほかに司法書士兼行政書士の西村俊さん(26)、司法書士の駒井健さん(27)と甲斐真依子さん(27)、行政書士の橋本佳子さん(32)がおり、司法書士事務所としては湖東湖北で最も多い人数だという。
 「社会にある様々な問題に対して解決策(答え)を提案できる存在でありたい」との思いから事務所名を数式の「=」からequalにした。
 不動産売買、相続、遺言、成年後見、会社法人設立など幅広い業務を担当。馬場さんは「これまでよりも更に効率的にお客様に対応できる事務所になるよう職員一同、努めていきたい」と話している。
 問い合わせはequal☎(24)5131。

滋賀県の予算 ここ10年で最大規模の5385億円、国体主会場には1億3000万円

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 県は10日、5385億5000万円の2015年度一般会計当初予算案を発表した。消費税率引き上げの影響などで前年度比233億円、4・5%増となり、過去10年で最大の規模。
 財政運営の健全性の指標となるプライマリーバランス(基礎的財政収支)は2年連続の黒字を維持した。借金に当たる県債残高は前年度比133億円増の1兆0842億円となる見込みだが、国に代わって借金している「臨時財政対策債」を除くと、実質的な県債は6513億円にとどまり、前年度より16億円減った。
 県税は、地方消費税が86億円増え、法人税も29億円の増収を見込めることから、前年度比7・7%増の1520億円となった。歳入に占める自主財源の比率は前年度の45・5%から48・4%へと上昇した。一方で、自主財源の増加に伴って、歳入の2割を占める地方交付税は20億円減の1140億円となった。基金は比較的自由に活用できる財政調整基金と県債管理基金を合わせ183億円で、前年度比62億円減った。
 歳出は「活力ある県土づくりと安全・安心社会の実現」(255億円)、「子どもの生きる力を育み、若者や女性が輝く社会の実現」(106億円)など7項目の重点政策に計445億円を計上。2024年の滋賀国体関連では、主会場の彦根総合運動公園の整備のため、基本設計や測量などに1億2920万円。老朽化する学習船「うみのこ」の新船建造に10億9420万円を計上している。

彦根の住民はお殿様気分が抜けない・・・本「滋賀あるある」発刊

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 彦根出身の平井一也さん(35)が滋賀県の県民性や地域ごとの特性などをまとめた本「滋賀あるある」が10日に刊行される。
 「滋賀県民性あるある」の章では、「千葉県と言ったのが滋賀県に聞こえる」「時代劇で彦根城がテレビに映ると『彦根城や!』と誇らしげ」「彦根城が国宝であることを他県に自慢する」「駅の方向がわからなくても『平和堂』を目印にすると駅に着く」「ゆるキャラの先駆けひこにゃんを悩ませる訴訟問題・・・」「家に大きな仏壇がある」「彦根市、特に彦根城周辺の住民はお殿様気分が抜けない」などを解説文と一緒に紹介。
 「滋賀観光・グルメ・交通あるある」では「滋賀県で一番高い建物は彦根にあるエレベーター棟」「『彦根ちゃんぽん』は長崎ちゃんぽんではなく『和風ちゃんぽん』」「近江鉄道のことを『ガチャコン』という」など。ほかに「滋賀琵琶湖」「滋賀歴史・雑学・方言」の章もあり、計207のあるある情報を掲載している。
 著者の平井さんは現在、東京都内でトータルケア会社「Growth]を経営。本のあとがきでは「滋賀には地域によってまだまだ世に知られていない魅力がたくさんあります。少しでも気になったことがあれば、調べてもらうもよし、足を運んでみるもよし、物産品を取り寄せてみるもよし(三方よしにちなんで)滋賀に少しだけでもふれてみてください」とコメントしている。本は新書サイズのB6判で1080円。発行はTOブックス(東京都渋谷区)。県内の主な書店で販売している。
 本「滋賀あるある」を本紙の読者10人にプレゼントします。希望者ははがきに氏名、年齢、住所・郵便番号、携帯番号を記入し弊社まで。メール(shigahikone@nifty.com)でも可。13日まで。当選者は本紙18日付で発表します。
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