Quantcast
Channel:     滋賀彦根新聞
Viewing all 1894 articles
Browse latest View live

リニア新幹線は必要? 自然と生きる人間の美しさ

$
0
0

 東京・大阪間を最短67分間で結ぶリニア中央新幹線が2050年開通を目指して動き出しているが、そのうち東京・名古屋間の86%にあたる約246㌔㍍がトンネルになり、南アルプスなど山岳地帯や自然公園の地下も掘るという。「時代の流れ」に逆行していると感じるのは私だけだろうか。
 先日、環境再生医・矢野智徳さんのセミナーを受講する機会があったが、矢野さんは現代の鉄筋コンクリート化された建造物によって、地中の水と空気が遮断され、水脈に乱れが生じることで土壌が崩壊し、植物が衰退していることを指摘した。
 自然環境を壊しながら、人間本意で何不自由なく生活している現代は、確かに「幸福」かもしれないが、土壌や植物の崩壊により、地球温暖化をはじめ、台風・ハリケーン・地震などの自然災害、それらを起因にした土石流やがけ崩れなどが頻発している。また土壌汚染が食物に悪影響を与えていることも容易に予想できる。
「幸福」とは何か
 これら、人間が創り上げてきた社会によって、自然を含めた世界全体が崩壊の道を着実に歩んでいる様は自業自得としか言いようがない。私たちは、自然の中で生かされていることを自覚しながらも、目先の欲望や利便性を優先する生き方をしている。言い換えるならば、経済的な発展により、国を豊かにするという短期的な視点を重視してきたため、そのツケが目に見えるまたは肌で感じる形で地球全体に広がりつつあるのだ。
 一昔前の人々が自然の恩恵を受けながら、自然と共に暮らしてきた生き方のように、まずは私たち人間社会の礎にある大地を豊かにするという長期的な視点に基づく発想の転換こそが真の「幸福」につながるのであり、将来の子孫や地球のために、今の私たちに求められていると言えよう。【山田貴之】

書家・金澤翔子さん全国巡礼展 忘れない東北など、被災者製作のねがい桜の販売も

$
0
0
  ダウン症の書家・金澤翔子さんの全国巡礼展が22日~文化プラザで行われる。
 金澤さんは昭和60年に東京都目黒区で生まれ、5歳の時に母親に師事して書道を始めた。10歳の時に般若心経を書き、平成18年には鎌倉の建長寺に書「慈悲」を奉納。以降、建長寺や京都の建仁寺などで個展を開いている。同23年には翌年の大河ドラマ「平清盛」の題字を揮ごうし、今年3月には東日本大震災の被災地・岩手県陸前高田市の普門寺に西陣織の屏風「心に光を」を奉納した。
 文化プラザでは金澤さんの作品「忘れない東北」など東北への鎮魂を込めた作品約50点を展示する。また、全国巡礼展を実施している陸前高田商工会女性部が集めた着物の一部を使って被災地の仮設住宅で生活している高齢者らが製作した「ねがい桜」を販売(2つで1000円)するほか、金澤さんと交流がある作家・瀬戸内寂聴さんが西陣織に描いた絵画のチャリティー販売会も開催。
 同女性部では「ねがい桜」の材料になる着物や長じゅばん、帯の寄付も展示会場で受け付けている。開館時間は午前9時~午後5時、24日まで。入場無料。

柘榴坂の仇討 主演の中井貴一さん招きトークショー、9月2日に広末涼子さん来彦

$
0
0
 彦根藩士をえがいた映画「柘榴坂(ざくろざか)の仇討」の主演を演じている俳優の中井貴一さんらを招いたトークショーが17日、彦根城博物館の能舞台で行われ、市民ら約150人が来場した。
 トークショーには中井さんのほか、若松節朗監督とプロデューサーの小滝祥平さんも参加。中井さんは自らが演じた彦根藩士・志村金吾について「実直でまじめで正直な男だ」とし「なるべく、その線を外さないように京都で撮影していた2カ月間を過ごしていた」と話した。
 また高校時代にテニスのインターハイで彦根を訪れたエピソードを紹介した上で「この映画は彦根の映画。彦根で当たらないと、全国でもヒットしない。彦根で見て頂けるように宣伝をよろしくお願いします」とPRしていた。若松監督は「日本人の心をもう一度取り戻すための世直しの映画だ」とした上で「これまでの映画は井伊直弼を良くえがいていなかったが、人間的にすばらしい殿様だった。『いい(井伊)映画』と発信して頂き、井伊直弼という人間を再考してもらう流れにもっていければ」と述べた。
 映画「柘榴坂の仇討」が9月13日にビバシティシネマなど滋賀県内6会場で先行公開、20日に全国公開されるのを前に、2日午後6時半~は文化プラザグランドホールで中井貴一さんと、金吾の妻・せつを演じた広末涼子さんを招いた特別先行上映会が行われる。入場料は全席指定1100円。前売り券の持参者は文化プラザで指定券と引き換えも可。販売は文プラチケットセンターで。

温暖化防止へコケとヨシ製の緑化パネル設置 県湖東合同庁舎屋上にモデル的に、モスグリーン

$
0
0
 彦根市元町の県湖東合同庁舎の屋上にコケとヨシで作られた「緑化パネル」が設置。7日、マスコミに公開された
 県は低炭素社会の実現に向けて、省エネと節電対応器具の県施設へのモデル導入を進めており、その一環として、温暖化防止のため建物の屋上にコケを植える活動をしているNPO法人モスグリーンEco(本部・多賀町)が開発した「緑化パネル」を採用した。
 同団体は、彦根市民や多賀町民、大学教員らによって平成19年10月に設立。平成23年には滋賀県立大学などと連携し、コケを植えるパネルにヨシを採用した緑化パネルを開発。多賀で高齢者たちが育てたコケと障害者が作ったヨシ製のパネルを組み合わせた30㌢四方の4層構造になっている。緑化パネルを設置することで、コンクリート屋根の場合、室内が6℃、屋上の外気が20℃、それぞれ低下するという。
 湖東合同庁舎の屋上には約30平方㍍に270枚の緑化パネルが新設。ヨシのパネルは海瀬町のかすみ会の障害者が半年かけて製作した。同団体理事長の大辻誠男さん(72)は「温暖化防止のほか、高齢者や障害者の雇用にも役立つことができる。緑化の推進へ設置場所を募集している」と話している。問い合わせは同団体の事務局☎とファクス0774(72)7697。

ふくしまからはじめよう。大使と白河市のしらかわんが彦根で交流 風評払拭で

$
0
0
 福島県白河市のキャラクター・しらかわんと「ふくしまから はじめよう。」大使の小学生2人が、22日から24日まで彦根市を訪問。市内の子どもたちと交流を深めた。
 東日本大震災による風評被害の払拭を目的にした福島県の交流促進支援事業の一環で、昨年9月に白河市で行われたご当地キャラこども夢フェスタにひこにゃんが参加した返礼として、同大使の飯村夢斗君(11)・吾夢(あいむ)君(11)兄弟と、しらかわん、同市関係者が彦根を訪問。
 22日には市役所で顔見せが行われ、ひこにゃんと児童代表で鳥居本小6年の安達大河君(11)らが参加し、相互でぬいぐるみ交換が行われた。23日には鳥居本小や四番町スクエアで交流会、24日は夢京橋キャッスルロードで湖東焼体験も行われた。

愛犬と泊まれるホテルビワドッグ オープンへ

$
0
0
 彦根市新海町の琵琶湖畔に、関西最大級の愛犬同伴型のドッグリゾート「ホテルビワドッグ」が、あす28日にオープンする。25日にはマスコミ向けの内覧会が行われた。
 近江八幡駅前でホテルニューオウミを運営する「エッチ・エヌ・オー」(近江八幡市)が、「ワンちゃんと一緒に楽しい時間を過ごし、家族の絆を深める場所」をコンセプトに約1万4876平方㍍の敷地に整備。
  本館2・3階に全室レイクビューのダブル、ツイン、トリプル、フォースの客室計10部屋があるほか、今後は敷地内にコテージ5棟を設ける。愛犬と一緒に過ごすことができるレストランやラウンジ&バー、屋外には共用(約1300平方㍍)、小型犬用(約480平方㍍)、ほかの犬と遊ぶのが苦手な犬向けの貸し切り用(約1900平方㍍)の3カ所のドッグランを整備。排せつ用のビニール袋やタオルなどの散歩グッズや、琵琶湖で泳ぐ際の犬用ライフジャケット、シャワールームを配備している。
 同ホテルのシェフによる本格的な和食・洋食のほか、犬用の「スペシャルメニュー」も用意しており、一緒に食事ができる。また「コンベンションホール」では雨天時に室内用のドッグランとして使用でき、犬に関するイベントなどの際にも活用できる。
 同社の岩原努社長は「大浴場以外の施設を愛犬と一緒に過ごして頂き、家族としての絆を深めて頂ければ。犬に関するイベントも随時開いていきたい」と話している。
 ドッグランのみの利用も可(有料)。宿泊代など問い合わせは同ホテル☎(43)8258。

ゲリラ豪雨で彦根市内15カ所以上で道路冠水

$
0
0
 今月中旬からの相次ぐゲリラ豪雨の影響で、彦根市内の一部河川や側溝・水路から水がはんらんし道路が冠水する被害が、15カ所以上で出ていることがわかった。今後もゲリラ豪雨が起こる可能性があり、地元自治会などでの対策が必要だ。
 市道路河川課が把握しているゲリラ豪雨による市内の冠水場所は、16日が外町・芹川・稲里・南川瀬・日夏・甘呂の6カ所、18日が南川瀬・清崎・川瀬馬場の3カ所、23日が開出今・安清・平田・芹川・栄町・岡町・平田の7カ所。ただ地元住民によると、一つのエリアでも複数カ所から水がはんらんした場所もあったという。
 今月9日の台風11号では芹川の水位が高くなり、流域自治会に避難準備情報が出されたが、ゲリラ豪雨の場合は一級河川よりも狭い側溝などがはんらんし易い。側溝などからの水のはんらんを防ぐ対策としては、土のうを積む方法があり、市道路河川課では地元からの要請があれば、土砂と袋を無償で提供している。今月のゲリラ豪雨でも消防団や自治会が自主的に土のうを積んだ町もあり、市は3日間で1000袋以上分の土のうを提供したという=写真は野瀬川沿い。
 行政側の対策としては、県が野瀬川で改修工事を進め、平田川でも改修を予定。側溝や水路についても市道路河川課は「自治会と相談しながら、構造上の問題あるかどうかの検証を進める必要がある」としている。また日ごろからの側溝などの清掃や土のうの事前準備も地元に呼びかけている。

ご当地キャラ博in彦根2014 今年は227体

$
0
0
 ご当地キャラ博in彦根実行委員会は27日、10月18、19日に行うイベント内容を発表。7回目の今年は全国各地から両日でキャラ227体が参加する。
 今年は会場スペースの関係からブースの数を制限。参加申し込みの締め切り日の6月15日までに207団体の応募があり、抽選の結果、192団体のキャラが参加することになった。そのうち初参加が60体、彦根からが14体、毎回出場のが8体。熊本県のくまモン(両日)や千葉県船橋市のふなっしー(19日)など人気キャラも登場する。
 例年の夢京橋キャッスルロードと四番町スクエアのほか、花しょうぶ通り商店街にもステージを新設。花しょうぶステージではフリーPR形式で行われるため、普段は見られないご当地キャラの組み合わせが観覧できる。また抽選で漏れたキャラは18日に銀座商店街で行われるもちつき大会や、花しょうぶの会場に参加する。ひこにゃんは両日とも3回、四番町のステージに登場する。
 イベントを手伝うボランティアも継続して9月30日まで募集。問い合わせは実行委事務局☎(22)1130。

「滋賀県立大学にバルブ学科を」市が提案、学会設立後に正式申請へ

$
0
0
 彦根の三大地場産業の一つ、バルブの更なる振興を図るため、彦根市が八坂町の滋賀県立大学にバルブに関する学科などの設立に向けた提案をしていたことがわかった。27日に市役所で開かれた彦根市経済活性化委員会の冒頭で市が明らかにした。
 市によると、バルブ業界の中央組織に位置する「日本バルブ工業会」(東京都港区)を中心に、バルブに関する学会の設立を目指す動きがあり、同工業会の彦根支部がある滋賀バルブ協同組合(彦根市岡町)が今年7月14日付けで、県立大学にバルブ学科の設置を求める協力依頼書を市に提出。
 これを受けて市は、職員3人が7月18日に県立大学を訪れて学内の事務局に説明。県立大学からは例として▽工学部に機械システム工学科があり、そこでバルブについての科目を設ける▽工学部内に民間企業の寄付で設立されたガラス工学研究センターがあり、同様の手法でバルブに関する研究機関を設置する―ことの提案を受けた。
 市商工課の担当者は「市としてもバルブ業界の振興に貢献したいと考えている。学会が正式に立ち上がり、協同組合などからの要請を受ければ、県立大学に協力を依頼したい」としている。
地場産業の課題報告
 彦根の三大地場産業(仏壇、バルブ、ファンデーション)の振興を目的にした彦根市経済活性化委員会の2回目の会議が27日に市役所で行われ、各業界が抱える課題が報告された。
 市が各業界の企業に訪問した調査報告によると、主な課題として仏壇が後継者問題と営業戦略・販路開拓、バルブが従業員確保と円安問題、ファンデーションが従業員確保・後継者問題があがった。
 国や県、市などに望むこととして、仏壇がイベントの開催支援を含む広報や後継者育成支援、バルブが彦根市民の認知度向上のための地場産業教育など、ファンデーションが市による産品優先使用の意見が多かった。次回は10月22日に開かれる。

クラシックコンサート「森山良子withOEK」文化プラザで

$
0
0
 文化プラザで10月19日午後3時~クラシックコンサート「森山良子withOEK」が開催される。
 OEKは石川県を本拠地とするオーケストラ・アンサンブル金沢の略称。文化プラザでは指揮者の鈴木織衛氏を招き、第1部では彦根をイメージした「彦根散策」をオーケストラバージョンにアレンジした曲が演奏され、第2部にはゲストで森山良子さんが出演し「小犬のワルツ」「さとうきび畑」「涙そうそう」などを歌う。
 全席指定で1階5500円・2階4500円・学生2500円。当日は500円アップ。チケットは文化プラザ、彦根商工会議所、みずほ文化センターなどで販売。問い合わせは彦根商工会議所☎(22)4551かNPO法人ひこねデザインフォーラム☎(23)3383。

彦根城 夜間開放14日、城フェスと城サミットのパンフレット完成

$
0
0
 10月1日から11月30日まで開催される彦根城フェスと、11月28日から30日までの全国城サミットin彦根のイベント内容を紹介したパンフレットが完成。今月14日には城フェスのプレイベントとして、彦根城が夜間に開放される。
 彦根城の夜間公開は、これまでは大みそかに人数を制限して実施されていたが、城フェスに合わせて「彦根城夜楽(やがく)」と題して開催。表門の入り口が午後6時半に開門され、天守前広場まで登城してライトアップされた天守を間近で見学する。午後10時半まで。無料。天守内への入場はできない。11月29日にも行われる。
 彦根城フェスのパンフは彦根市の情報誌秋冬号として作成され、三つ折りのA4サイズ。期間中に行われる「ひこね甲冑祭」「彦根城夜楽」「ご当地キャラ博in彦根」「ひこねの魅力体験」などのイベントを写真入りで解説しているほか、恒例となっている小江戸彦根の城まつりパレードや甲冑変身体験、玄宮園で虫の音を聞く会、ひこね夢灯路を紹介。9万部作成し、市内観光案内所、彦根城各券売所、市内宿泊施設、滋賀銀行各店などに置いている。
 城サミットのパンフは二つ折りのA4サイズ。元NHK理事待遇アナウンサーの松平定和さんによる「一城一話~彦根城」についての基調講演と、3人の専門家による「世界遺産」「城郭整備」「城や城下町を活かした街づくり」をテーマにした分科会を案内。裏面には5つのコースごとのバスツアーのプランと、30日午後1時~大手前広場で行われる流鏑馬(やぶさめ)などフィナーレイベントの概要を載せている。5000部作成し、市内観光案内所、全国の城管理団体、友好親善・姉妹提携都市などで配布している。

元労働組合彦根支部長の朝倉克己さん著書 近江絹糸『人権争議』の真実

$
0
0
 近江絹糸労働組合の元彦根支部長だった朝倉克己さん(80)=城町2=が、昭和29年に彦根工場で起きた争議をまとめた本「近江絹糸『人権争議』の真実」が発刊された。
 朝倉さんは平成24年夏に、入社から労働争議が起きるまでの5年間をまとめた「近江絹糸『人権争議』はなぜ起きたのか」を刊行。続編となる今回の著書では、朝倉さんの記憶を元に元組合員からの当時の写真を入れながら、彦根工場で争議が始まった昭和29年6月7日から106日間の闘いと、以降の組合の歩みを紹介。当時19歳だった朝倉さんを中心に1200人が会場に集って新しい労働組合を結成してストライキに入った後、政治家やほかの労組の支持を受けながらの会社側との闘争、あっせん案を受諾した9月15日までを日記形式であげている。
 朝倉さんは「私たちが闘った頃よりも、派遣社員が当たり前になった今の時代の方が労働環境は悪いのでは。それに立ち向かう人がおらず、はがゆい思いがある。自分で自分の生活を守れるのだという思いを本に込めた」と話している。
 本はB5判、181ページ。発行はサンライズ出版。1728円。全国の主な書店で販売。

有村治子参院議員 滋賀初の女性閣僚に

$
0
0
 3日に発足した第2次改造安倍内閣で、滋賀県出身で自民党の参院議員・有村治子氏(43)が新設の女性活躍・行政改革担当相に就任した。滋賀初となる女性閣僚の誕生に、滋賀2区選出の上野賢一郎衆院議員(自民党)は「安倍内閣でも大事なポジションを務めることになる。有村さんは行動力が抜群で、保守としてこの国を立て直すために一生懸命に活動してこられた。大臣として国民の期待に応えてくれる」と話していた。
 有村氏は、女性活躍、行政改革に加え、国家公務員制度、消費者・食品安全、規制改革、少子化対策、男女共同参画―の計7分野を担当する。
 有村氏は旧愛知川町で育ち、近江兄弟社高、国際基督教大学、米国留学を経て、日本マクドナルドへ入社。退職後、平成13年に30歳で参院選比例代表(全国区)に初当選し、以降、同19年と同25年の選挙でも当選した。3期目。
 マタニティマークの普及に奔走する一方、文部科学大臣政務官として教育基本法改正に取り組み、靖国神社参拝も欠かさないなど、保守派として安倍首相の考えにも近い。鉄道会社に勤務する夫との間に子2人をもうけ、政治と子育てにパワフルな毎日を送っている。
 父の國宏氏は元滋賀県議、兄の國俊氏は現職県議、元秘書で弟の国知氏は昨年4月の彦根市長選に立候補するなど、政治家の家系。 

広末涼子さん・中井貴一さん舞台挨拶 柘榴坂の仇討で

$
0
0
 彦根藩士をえがいた映画「柘榴坂(ざくろざか)の仇討」の特別先行上映会が2日、文化プラザで行われ、約1400人が来場。上映会後には舞台あいさつも行われ、中井貴一さんと広末涼子さんが作品への思いなどを話した。
 舞台あいさつでは、来場客からの「おかえり~」の声を受けながら、中井さんと広末さんが登場。中井さんは、作品について広末さんから「男の人って死ぬことに美学をおぼえているけれど、残された女はどうしたら良いのか」と言われたエピソードを紹介した上で「女性の気持ちからしたら、その通りかもしれない。この作品は生きることの大切さを伝える映画」と述べた。
 広末さんは「女性が強く、世界に羽ばたき、社会的な地位も与えられている今の時代があるのは、(映画で登場した)せつが金吾を支えてきた姿があったから。理想の女性像を教えてくれた作品に出会えて幸せを感じている」と語った。
 最後に中井さんは「彦根の人口は11万人。彦根ではやらないと、全国の人も見ない。今日、来て頂いている皆さまは私たちと同じ立場にあると思って、宣伝よろしくお願いします」と、笑いを誘いながら映画のPRを依頼していた。
 なお柘榴坂の仇討は13日に滋賀県先行公開、20日に全国公開される。

彦根JOYジュニアオーケストラの20周年記念コンサート

$
0
0
 滋賀県内の子どもたちによる「彦根JOYジュニアオーケストラ」が、13日午後3時~文化プラザで開く結成20周年記念コンサートに向けて最後の練習を行っている。
 同団体は平成6年4月にヴァイオリンの8人でスタート。数年ごとの自主コンサートや彦根市民音楽祭、びわ湖ホールでのびわ湖アートフェスティバルなどに参加しており、現在のメンバーは彦根など湖東を中心にした小学生~大学生の15人。
 自主コンサートは、同団体の元メンバーらによる若手音楽家グループ「ゾリステン彦根」の4人の呼びかけで実現し、平成22年以来の10回目。昨年末から文化プラザのリハーサル室で練習をしており、城南小6年生の杉林あすま君(12)は「だいたい弾けるようになってきた。楽しく演奏したいので、多くの方に見に来てほしい」と話していた。
 当日はOBやOGを含めて総勢20人以上が参加し、ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、チェンバロに分かれて、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」やヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲」などを演奏する。午後2時半~はロビーコンサートも。
 入場料は大学生以上800円、高校生以下500円。問い合わせは澤純子さん☎0749(24)4125。

彦根市史現代発刊へ協議大詰め、10月1日6回目の民事調停

$
0
0
 新修彦根市史・通史編現代の発刊を巡り、彦根市側と執筆者側が対立している問題で、5回目の民事調停が5日に彦根簡易裁判所であり、終了後に両者が記者会見を行った。
 前回調停後の8月12日~28日に両者で計5回の実務者協議を行い、5日の調停では市が提示した修正部分の字句46カ所、内容68カ所のうち、編集方針などの「凡例(はんれい)文」を除く部分で合意した。
 凡例文については、執筆者側が6月の調停で示した文案に対し、市から①平成22年1月末に市史編集委員会から市に提出された原稿について、市と執筆者が協議を重ねて、歴史的事実の誤りなどがないように努力した②本書の内容は各執筆者の研究成果をもとに示した一つの見解であり、異なる見解を排するものではない③本書の執筆内容は巻末の一覧通りであり、内容上の責任は各執筆者が負う―という内容で提案があった。
 これに対し執筆者側は、①は受け入れるとした上で、②については「通史編のほかの巻には無い記述を入れるのは不自然」、③については「市側の要望で修正しているのに市がまったく責任を負わないのはおかしい」などと反論。
 市側も、②については「ほかの巻と異なり、文中に出る関係者が存命しているため、ほかとは違う配慮が必要」、③については「発刊の責任は市にあるが、原稿の著作権があるのは執筆者であり、その責任を負うのは当然」などと主張。
 結局、今月24日までに市側が執筆者側に凡例文を再提示し、10月1日に両者で6回目の民事調停を行うことになった。また凡例文の再提示の際には、大久保市長による巻頭言の文案も提示される。
 執筆者側代表の上野輝将・元神戸女学院大教授は「大久保市長が今、どのようなお考えなのか、意見交換がしたい」と話していた。

算数オリンピックで長尾賞の小出慶介君、漢検でも準1級

$
0
0
 算数オリンピック大会の1~3年生の部門で、最優秀の「長尾賞」を受賞した彦根市立城南小学校3年生で高宮町の小出慶介君(8)に算数の魅力や将来の夢を聞いた。
 算数オリンピックは小学6年、4・5年、1~3年の3部門で、予選が6月15日に全国各地で、本選が7月20日に東京・大阪・福岡の3会場に分かれて開催され、1~3年の部門には約1200人が出場。長尾賞は31歳で昨年早世した数学者・長尾健太郎さんを称えるために今年創設され、表彰式が先月24日に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都)で行われた。
 小出君は予選を満点で突破し、本選も2位の得点で、総得点が並んだ京都の児童と一緒に長尾賞を受賞。算数オリンピックでの問題用紙を記者に見せて解きながら「算数の魅力は解けるとすっきりするところがおもしろい。自然に解き方がひらめいてくる」と解説。本棚には100冊以上の本が並んでおり「たくさんの経験が大事だと思います」と述べた。
 インタビューの合間には「無限バスって知っています?」などと記者に問題を出してきて、紙に図面を記しながら答えを教えてくれた。学校でも「小出塾」という勉強会があり、授業後にはほかの児童に教えているといい「塾生は6人います。将来は小学生の先生になりたい」と笑顔で語った。
 父親の竜介さん(37)によると、(慶介君は)園児のころにすでに漢字が読めたと言い、5歳で漢字検定7級を合格し、今年7月には準1級も合格。漢字が読めるようになったことで、算数などの本にはまり、アニメや漫画を見るように、さまざまな分野の本を読むようになったという。竜介さんは「楽しいと思うことを好きなだけやってくれたらいい。色んな事をがんばって、身につけてくれたら」と話していた。(聞き手・山田貴之)

彦根西高の前身・彦根高等女学校の昭和14〜18年の生徒の絵画見つかる

$
0
0
 県立彦根西高校(※)の前身にあたる県立彦根高等女学校時代の絵画やデザイン画が西高内で発見され、9日にマスコミに公開。翌日以降、本人や当時の生徒たちが見学に訪れている。
 見つかったのは、昭和14年~同18年に在籍していた生徒たちが1枚24㌢×32㌢(一部その半分も)の紙に描いた水彩画や衣服などデザイン画の計104枚。こけしや当時の台所、建物などのほか、戦闘機や「祝三国同盟」「興亜へ総力」の文字など戦時中を思い起こさせる絵もある。1㍍80㌢×90㌢の掛け軸型の紙9枚に年代別に貼られ、名前やクラスが明記されており、掛け軸型の紙の裏面には県展などに出品したことがわかる文言が記されている。
 西高の美術部顧問が今年初めに美術室の倉庫を整理中に発見。新年度に引き継いだ別の顧問が今月4、5日に校内で行われた文化祭で展示したところ、話題を呼んだため公開した。11日には新聞で知ったという昭和18年に卒業した塚本多美さん(89)=稲枝町=が西高を訪問。同級生たちの作品を見ながら「一緒に電車で通学した友人たちの作品です。当時を思い出します」と話していた。
 猪田章嗣校長(52)は「展示ができる場所があれば、公開したい。ご本人や家族からの要望があれば、返したい」としている。問い合わせは西高☎(22)4890。
 ※【彦根西高】明治19年(1886)に女学校として創立。翌年・淡海女学校、24年・町立彦根女学校、28年・彦根町立高等女学校、35年・滋賀県県立彦根高等女学校、41年・滋賀県立彦根高等女学校と変遷。昭和23年(1948)に滋賀県立彦根西高校となった。来年度に創立130年を迎える。

彦根市議会9月定例会の一般質問

$
0
0

 彦根市議会9月定例会は16日から一般質問が始まる。18日までの予定。
 【会派代表】
 ▽宮田茂雄議員(公政会)=今年度予算(稲枝駅、彦根駅東、図書館、給食センター)、来年度予算、防災体制、国体、副市長の取り組み姿勢、市役所耐震化、彦根城の世界遺産、投票率向上、農業変革、彦根市史発刊。
 ▽辻真理子議員(夢みらい)=来年度予算、国体、観光施策、福祉モデル都市日本一の構想、市役所耐震化、公共施設等総合管理計画、彦根市環境基本計画・地域行動計画、市立病院の経営安定化へ、投票率向上。
 【個人】
 ▽西川正義議員=稲枝駅西地区開発、地方教育行政の法律一部改正。
 ▽矢吹安子議員=認定こども園へ移行、彦根城世界遺産、旧井伊神社の保存。
 ▽田中滋康議員=子ども・子育て支援制度。
 ▽山田多津子議員=ごみ処理と減量化、公共交通、行き届いた教育。
 ▽赤井康彦議員=空き家と空き地対策、住宅リフォーム・介護保険住宅改修制度、魅力ある図書館。
 ▽上杉正敏議員=市立病院の経営形態見直し、小中学生の学力向上、観光産業強化。
 ▽馬場和子議員=彦根教育の方向性、市職員のやる気、人口減の中での方策。
 ▽安藤博議員=彦根の防災、公共施設の案内充実。
 ▽安澤勝議員=青少年非行防止対策、有害鳥獣対策。
 ▽有馬裕次議員=認知症対策、世界遺産より国宝に留めておく。
 ▽山内善男議員=農業と食の安全、放課後児童クラブの待遇向上、南部の図書館建設。
 ▽安居正倫議員=ふるさと納税。
 ▽北村収議員=青少年の居所不明者、公衆トイレのウォシュレット化、水害時の防災対策。
 ▽徳永ひで子議員=公共施設等総合管理計画の推進、地方公会計の整備促進、認知症対策。
 ▽渡辺史郎議員=農地利活用、17年前寄付の曳山、荒神山運動公園。

金亀体操で健康長寿延ばそう ロコモ予防も

$
0
0
 健やかで心豊かに暮らせるまちを目指して彦根市が策定した「ひこね元気計画21」の第2次が今年度から始まっており、市は「コツコツ続ける金亀(根気)体操」(以下、金亀体操)の出前講座の開講やワンコイン(500円)のがん健診を呼びかけている。
 元気計画21は平成16年度から10年間実施され、今年度からの第2次では「市民の健康寿命の延伸」と「地域と人を育む食の推進」を盛り込み、5年計画で行う。そのうち、彦根市民の平均寿命と健康な状態で生活できる期間を指す健康寿命は、滋賀県が示した最近のデータによると、男性が81・05歳と79・43歳でその差が1・62歳、女性が86・78歳と83・43で差が3・38歳となっている。
 市はこの「不健康な期間」を短くするため、元気計画21の第2次では、市民の死因の6割を占める生活習慣病の発症と重症化の予防徹底を施策の柱に位置づけ、平成35年度までに▽がん検診の受診率を25%以上(現在14・6%)▽がんで亡くなる人を50%以下(同63・1%)▽骨・関節・筋肉などが弱くなって介護の危険性が高くなった状態・ロコモティブシンドローム(ロコモ)の認知度を80%(同15・1%)―にすることなどを目標にしている。
 健康寿命を延ばすためやロコモ防止の主な取り組みとして、市は今年度から胃、大腸、乳、子宮頸がんの健診を500円でできるサービスを導入。また、湖東地域リハビリ推進センター(くすのきセンター内)の作業療法士・金子明美さんと市立病院の理学療法士・藤井淑子さんが考案し平成23年度から取り組んでいる金亀体操は市民の間で広がりを見せている。
 そのうち金亀体操は、筋肉をほぐすストレッチや筋力低下を予防するトレーニングを中心に、心臓・肺の機能を高める有酸素運動を取り入れた気軽にできる30分ほどの動作。市内では自治会やサロンなど31グループが導入しており、体験者からは「足がつらなくなった」「足腰が丈夫になった」「血圧が下がった」などの声があがっているという。各地域での金亀体操の出前講座は無料。問い合わせは市健康推進課☎(24)0816。
 彦根市は18日~平田町の福祉センター2階で、金亀体操をほかの市民に教える立場の介護予防運動指導員の養成講座を行う。対象は地域の5人以上の団体に属する市民。毎週木曜午後1時半~、11月13日まで計9回の講座がある。受講無料。申し込みは16日までに市健康推進課へ☎かファクス(24)5870。
Viewing all 1894 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>