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柘榴坂の仇討 滋賀県先行公開始まる、中井貴一さん舞台挨拶

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 彦根藩士をえがいた映画「柘榴坂(ざくろざか)の仇討」の滋賀県先行公開が13日から始まり、初日にはビバシティシネマなどで主演の中井貴一さんと若松節朗監督を招いた舞台挨拶が行われた。
 中井さんらは満席となった劇場入口から入場し、約190人の観客の歓声と拍手を受けながら登壇。映画のPRのため8月から3回、彦根に訪れていることを明かし「昨日、彦根に着いた時は『帰ってきた』と思った」と笑いを誘いながら「(映画で演じる)志村金吾のような精神が日本人の心の中にある。そういう日本人なら国際社会でも通用できるはず。中高生の皆さんもこういう心があるんだよということに気づいてくれるだろう。金吾を演じて勉強させられた」と話した。
 若松監督は「とても静かな映画で、現代の日本人に足りない部分を表した。日本人の皆さんに見てもらいたい映画になっている」とPRした。舞台あいさつ後にひこにゃんが登場すると、中井さんも笑顔になり、一緒にフォトセッションにのぞんでいた。ビバシティシネマでは1カ月以上、上映される。

モビリティマネジメント授業 城東小で

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 マイカー依存から路線バスや鉄道などの利用促進へシフトさせるための取り組み「モビリティマネジメント」の授業がこのほど、彦根市立城東小学校で行われた。
 城東小では毎年、2年生を対象に鉄道の利用を促すために同様の授業をしているが、今年は路線バスについても学習。今月2日には児童66人が近江鉄道ミュージアムで学び、この日は市交通対策課の職員から路線バスのバス停の位置や乗車時のマナーを聞いた後、湖国バスの運転手・徳田美智子さん(60)が事前に児童から寄せられていた乗客数や座席数などの質問に回答していた。
 その後、児童たちは体育館に敷かれたブルーシートをバスに見立て、徳田さんが運転手役を務める中、乗降や運賃の支払いの仕方を練習していた。児童たちは「バスのことを色々知れて良かった」などと話していた。

世界遺産「高いレベルで」国体「松原内湖の歴史重視」稲枝駅「平成27年度末完成」

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 18日まで行われた市議会一般質問ではほかに、彦根城世界遺産や国体などについて質問が出た。
 世界遺産についてはこれまでの市の協議に対する評価などに、大久保市長は「県との協力体制を強化していく。世界遺産の基準は年々厳しくなっており、より高いレベルが求められている」と答弁。これに対し議員は「高いレベルということは彦根(これまで)の世界遺産の協議はレベルが低かったということか。これまでがんばってきた職員へのねぎらいはあったのか」と質し、市長は「大競争時代で市単独でやるのは大変。今日までの実績はほかに類がないが、大競争時代の中で存在感をアピールするには心もとなかったのは事実」と答えた。また市長は「彦根城に関わる職員を総動員して、普遍的価値の再検討をする。コンセプトを固め、3年後までには確固とした方向性を出せれば」とも述べた。
 世界遺産を目指しながら10年後の国体も成功させる方策について、市は「風致地区のエリア拡大により、国体主会場の区域は競技場を建設する場合、高さが15㍍との規制がある。高さを超えるようであれば、歴史的景観に配慮した計画とした上で、景観審議会に諮問し対応する」「県立大学などの先生からは、地盤改良と並行して建設場所の地盤を下げることや森の中に競技場を隠すことなどがあると助言を受けた」とした。また主会場となる地域はかつて松原内湖があり、彦根城の外堀の一環や御殿があったことについて、市は「世界遺産のために、松原内湖の歴史的景観や移り変わりへの配慮が必要。都市公園としての整備の中で、松原内湖をほうふつさせる船着き場や州浜、あしなどを考慮したい」とした。
 稲枝駅整備について市は、自由通路と駅舎が平成27年度末に完成するとした上で、仮駅舎が今年10月に完了し、11月中旬に旧駅舎から仮駅舎へ切り替えた後、年内に旧駅舎を解体し、自由通路と新駅舎の工事に入るとした。

井伊直弼公生誕200年イベント来年開催へ

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 彦根藩十三代藩主・井伊直弼公が来年、生誕200年を迎えるため、記念イベントが行われることが決まった。彦根市議会の一般質問で市が明らかにした。
 直弼公は文化12年(1815)10月29日に槻御殿(楽々園)で、十一代藩主・直中公と母のお富の間に14男(19番目)として生まれた。
 市によると、イベント期間や実施主体について検討を進めており、具体的な内容については彦根城築城400年祭や井伊直弼と開国150年祭、今秋開催の全国城サミットin彦根と彦根城フェスと同様、関係団体と実行委員会を組織し、主催事業と市民創意の提案事業を開催。直弼公の功績や人柄を分かりやすい形で全国に発信するイベントを実施したいとしている。

交通事故の被害者向け無料相談会 川地工務店で、ジコサポ彦根

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 交通事故の被害者向けの無料相談会が10月12日午後1時~彦根市長曽根南町の川地工務店のモデルハウスで行われる。
 市内の弁護士や柔道整復師らが今年1月に立ち上げたNPO法人交通事故と労災をサポートする会日本(ジコサポ)の滋賀県彦根支部が主催。
 彦根署管内では交通事故による負傷者が昨年だけで1290人おり、交通事故の被害者からは「事故で負ったけがが治らない」「賠償や保険の手続き方法がわからない」などの相談があるといい、より多くの被害者の悩みを聞こうと相談会を企画した。
 対応する専門家と相談内容は、弁護士が事故時の対応、社会保険労務士が示談後の障害年金、柔道整復師が事故後の体のケアと通院、トレーナーが事故後の体の予防、保険アドバイザーが保険内容、工務店が損壊した建物などの修理。当日は各分野の6人の専門家が個別に相談に応じる。
 同支部長の上田永吉さん(31)は「支部のメンバーが増え、交通事故時のさまざまな悩みに対応できるようになりました。多くの皆さまのお役に立てると思います」と話している。定員あり。問い合わせは同支部☎0120(37)7049。

彦根城博物館臨時休館へ

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 彦根城博物館は館内の空調設備などを改修するため、10月1日から約8カ月間、臨時休館する。
 同館によると、昭和62年2月11日に開館して以降、これまでは害虫を駆除するくん蒸で約10日間休館することはあったが、今回が最長の休館となる。改修費は約2億円。
 休館の間、能舞台や木造棟など各施設が利用できないほか、所蔵資料の閲覧や貸し出しもできない。

馬屋 保存修理中の見学受付、11月こけら葺き体験も

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 彦根城内にあり、保存修理中の馬屋=重要文化財=の見学会が22日から始まった。
 馬屋は江戸時代中期の元禄年間(1688~1704)に建設され、佐和口門の内側から西へ延び、南へ折れ曲がる構造で、現存部分は延べ約62㍍に及び、内部には21の馬房(馬の部屋)がある。元々は現在の売店あたりの約20㍍先まであったとされるが、明治初めの廃城令の際に壊された。城内に馬屋が残っているのは全国で彦根城のみ。
 昭和43年の解体修理後、屋根のこけら葺きが腐食し、漆喰壁がはがれるなどの損傷が目立っていたため、彦根市は国や県の補助を受けて今年7月15日から修理に入っている。平成28年3月に完成する予定。総事業費は6800万円。来年3月末まで専用通路から自由に見学可。午前9時~午後4時。11月16日には午前10時~・午後1時半~・同3時~工事用の足場からこけら葺きの見学ができるほか、こけら葺きの体験も。無料。問い合わせは市教委文化財課☎(26)5833。

100円バス運行開始 彦根・南彦根・河瀬の各駅1㌔以内で

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 彦根、南彦根、河瀬の各駅から1㌔以内の停留所までを100円で運行する取り組みが10月1日から期間限定で始まる。
 公共交通の利用促進を目的に湖東圏域公共交通活性化協議会で提案があり、湖国バスが運行する。「ちょっとそこまで買い物などに行きたい」「駅を降りたら雨が降っていた」「荷物が多くなって困った」などという時に利用できる。
 対象の範囲は、彦根駅なら西口方面の彦根郵便局やフレスポ彦根など、南彦根駅なら印刷局やパナソニック前など、河瀬駅なら亀山郵便局前や北河瀬エリアなど。例えば、彦根駅からフレスポ彦根までの所用時間は、徒歩なら約25分かかるが、バスだと約5分だという。
 運行しているバスのうち、彦根駅発と南彦根駅発には、ひこにゃんがラッピングされた車両も1台ずつある。路線やダイヤは既定のもの。料金は中学生以上100円、小学生50円、幼児以下無料だが、1㌔を超えると通常の運賃になる。来年3月31日までの運行だが、市交通対策課は「定着度を見て、来年度以降の継続も検討したい」としている。
 ビバシティ彦根1階で28日午後1時半~交通安全フェアが開催。南彦根ベルロード線で昨年10月23日から運行しているひこにゃんのラッピングバスが展示されるほか、ラッピングバスのペーパークラフト作りも行われる。イベントはほかに白バイ乗車体験、滋賀大オーケストラ演奏会なども。

彦根総合高校のゆるキャラ・ひこっぴー初披露

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 彦根総合高校のゆるキャラ「ひこっぴー」が23日、ビバシティで初披露され、来店客の人気を集めていた。
 同校は平成22年2月に彦根鉄砲隊の着ぐるみ「ひこどん」を作って以降、甲良町の「ここらちゃん」、京都府向日市の「ゆるからっきー」、近江鉄道の「がちゃこん」を製作。
 5体目となるひこっぴーは同校のイメージカラーの緑を基調に、肩からかばんをぶら下げたヒヨコ型のキャラ。5月に全校生徒にデザインを募り、選考した中からアートデザイン系列の2、3年生が7月末に完成。名前は2年生の竹谷大河君が命名した案が採用された。
 23日のお披露目会にはほかの4体も応援に駆けつけ、一緒にダンスをして会場を盛り上げていた。ひこっぴーは今後、同校の行事のほか、来月1日の歳末たすけあい運動のオープニングセレモニーなど校外にも登場する予定。
 なおビバシティ1階では28日まで同校を紹介したパネルや生徒たちが作ったドレスなどが展示されている。

視覚障害者と盲導犬が彦根城内散策、びわこハーネスの会

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 滋賀県内の視覚障害者と盲導犬が23日、彦根市内を散策。観光客や市民に啓発チラシを配りながら、盲導犬と共に暮らす社会づくりの大切さをアピールした。
 県内の盲導犬を使用する視覚障害者と支援者によって平成18年8月に設立された「びわこハーネスの会」では毎年1回、会員の交流会を兼ねて県内各地を訪れている。
 今年は視覚障害者8人を含む会員17人と家族ら7人、盲導犬4頭が参加し、彦根駅から尾末町の滋賀県護国神社を経由して彦根城内を見学。
 市教委文化財課の職員の説明を受けながら、玄宮園ではこの日のために用意された天守閣の模型や天守閣の屋根にあった鬼瓦などに触れながら笑顔を見せていた。
 内堀沿いや佐和口多聞櫓を見学した後はホテルサンルートで昼食をとりながら交流を深めていた。
 自身も視覚障害者で同会会長の山野ひろみさん(65)=彦根市西今町=は「参加した皆さんには楽しんで頂けたのでは」と笑顔で話しながら、先日さいたま市で盲導犬が刺される事件が起こったことにふれ「あのような事件が起こったのは非常にショック。仕事をしている盲導犬に触ってはいけないなど、盲導犬に対する理解が少しでも広まればと思う」と話していた。

高校生向け青春フリー定期券、湖国バスが発売

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 近江鉄道グループの湖国バスは26日に高校生限定の「青春フリー定期券」を発売した。
 路線バスを利用する高校生を増やしていこうと、彦愛犬1市4町による湖東圏域公共交通活性化協議会が10月1日~来年3月31日の期間限定で試験的に実施。これまでの定期券と比べ、最大で半額程度安くなるほか、利用可能の区間を設けずに彦根・甲良・多賀の各市町が乗り放題になる。
 例えば、3カ月間の定期でこれまでは2万0520円~3万0780円だったのが、1万4250円になる。事務局の市交通対策課では「自家用車や自転車での通学から路線バスでに転換してもらうことで、路線バスの活性化や駅周辺の渋滞解消につながるのでは」としている。販売は彦根駅東口の近江鉄道彦根旅行センターで。

ひこねプレミアム商品券 発売せず

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 1万円で1万1500円分が購入でき、市民に人気があった「ひこねプレミアム商品券」が、今年は発売されないことがわかった。
 彦根商店街振興株式会社(彦根商店街連盟内)が市内商店や大型店舗の振興を目的に、市からの補助1500万円(事務費入れると約1800万円)を受けて平成21年5月から発行を開始。大型店舗でも使用できる全加盟店共通券・5500円分と、中小加盟店専用券・6000円分の1万セット(1億1500円分)が発売されてきた。最初の年度のみ2回で昨年10月26日には6回目が発行され、いずれも発売日に行列ができるほどの人気だった。
 発売しない理由について市商工課は、元々がリーマンショック後の経済対策としての臨時的な取り組みだったとした上で「いつ終了させるかを考えながらやってきた。発売中止を決めた8月までの時点では景気も明るい兆しが見られていた。また市の財政的にも厳しい状況が続いている」と理解を求めている。来年度以降については「消費税が10%になる場合の経済状況を見ながら、同様の商品券を発行するのか、違う形での経済対策を導入するのかを検討していきたい」としている。
 一方で彦根商店街連盟の安澤大輔副会長は「市の支援を受けて発行をしたいのが正直な気持ちで、来年度は再開して頂きたい」と話している。

彦根城フェス1日開幕 ひこね甲冑祭 綱引き・フラッシュモブの参加募集

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 彦根城フェスが1日に開幕。11月30日までの間、彦根城内などでさまざまなイベントが開催される。
 主なイベントとして、開国記念館では期間中に模型で巡る日本の名城、今月19日に森山良子Withオーケストラアンサンブル金沢inひこね、同25日に大手前保存用地で気球に乗るなど「ぼくらのこころを熱くするひこねの魅力体験」、11月8・9日に城内や市内商店街で「赤に備えよ」、同16日に佐和山会館で講演会「近江の要 佐和山城から見る湖国の山城」、同23日に佐和山城跡フィールドワーク、同29日に城郭遺産エクスカーションバスツアーと商店街でひこね甲冑祭などがある。
 きょう1日午前8時半~は開国記念館でオープニングセレモニーがあり、テープカット、甲冑姿の市内在住米国人やひこにゃんのフォトセッション。フォトセッション後には金亀児童公園でひこにゃん音頭の披露も。
 11月29日に開催されるひこね甲冑祭の実行委員会は、甲冑姿など時代衣装で市内を散策する参加者と、関連イベントの「綱引き」と「フラッシュモブ」の出場者を募集している。
 甲冑または着物・甚平など和装で、本陣の四番町スクエアか、夢京橋キャッスルロード、花しょうぶ通り商店街、芹橋2丁目の辻番所の各陣に参加。各陣で手形を提示すると振る舞いや3商店街で特典、オリジナルファイル進呈などがある。開催時間は午前10時~午後3時。参加無料。甲冑の貸し出しあり(20人)。申し込みは今月31日までに事務局☎(27)7755だが、応募多数時は締め切り前も。
 「綱引き」は、花しょうぶで三成(西)軍の予選、四番町で直政(東)軍の予選があり、大手門橋で決勝戦がある。各軍の参加者でチームを作り、トーナメント方式で戦って30人ずつに絞る。参加費1000円。Tシャツ進呈。小学生以下は保護者同伴で。申し込みは11月25日必着で「戦国丸」☎(27)5058。
 「フラッシュモブ」は歩行者を装って公共の場で突然パフォーマンスをして、達成後に解散する動作の総称。年齢不問だが、小学生以下は保護者同伴。11月13日午後6時半~と24日午後1時~文化プラザでワークショップがある。参加費1000円。本番のステージは午前11時半~と午後0時半~。定員50人。申し込みは文化プラザ☎(26)8601。
 実行委員会ではボランティアも募集。綱引きでの誘導、各陣での進行、甲冑姿になって小学生以下とじゃんけんなど。16歳以上。弁当あり。スタッフTシャツ進呈。説明会が11月15日午後3時~四番町ダイニング3階であり。申し込みは今月31日までに事務局へ。
開国記念館でポケット博物館
 彦根城博物館が1日から臨時休館するため、開国記念館で1日から「彦根城博物館ポケットミュージアム―大名文化への誘い」が開催される。
 同博物館の概要として、木造棟や能舞台、庭園を写真パネルと解説文入りで紹介しているほか、井伊家伝来の名宝などのパネル、彦根屏風や月次茶木のレプリカ、関ヶ原合戦図のタペストリーなどを展示する。
 期間は同博物館の臨時期間中の約8カ月間、午前8時半~午後5時。入場無料。

彦根市史問題で市と執筆者が合意も発刊は年明けへ

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 新修彦根市史・通史編現代の発刊を巡って彦根市と執筆者が対立している問題で、両者が1日に6回目の民事調停を行い、すべての修正点において合意した。しかし今後、調停を終了させる手続きや議会での採決により、市監査委員が勧告した年内刊行は厳しく、来年にずれ込みそうだ。
 市と執筆者は、先月5日の5回目の調停で市が提示した修正部分の字句46カ所、内容68カ所のうち、編集方針などの「凡例(はんれい)文」を除く部分で合意。凡例文は、①平成22年1月末に市史編集委員会から市に提出された原稿について、市と執筆者が協議を重ねて、歴史的事実の誤りなどがないように努力した②本書の内容は各執筆者の研究成果をもとに示した一つの見解であり、異なる見解を排するものではない③本書の執筆内容は巻末の一覧通りであり、内容上の責任は各執筆者が負う―という内容。執筆者側は前回の調停時点で、②について「通史編のほかの巻には無い記述を入れるのは不自然」、③について「市側の要望で修正しているのに市がまったく責任を負わないのはおかしい」と指摘していた。
 これに対し市側は先月24日までに、②を削除することと③「本書」を「本巻」に修正するのみで残すことにし、また大久保市長の巻頭言を原文のままで掲載する案を執筆者側に提示。執筆者側も同意した。
 1日の調停が最後だと思われたが、市が調停手続きを終了させて市議会へ諮りたい意向を示したため、正式な合意には至らなかった。今後は和解案を議会に諮り、11月28日(予定)に最後の調停を行い、補正予算(500~600万円)を市議会で可決した後に印刷に入る。このため、年内発行は厳しい公算で、早くても来年1月になりそうだ。
 執筆者側代表の上野輝将・元神戸女学院大教授は「まだどうなるのか、という不安が残っている」とした上で「市民の皆さんも発刊を心待ちにされているのでは。読書会をやって、批判や感想を頂くことを心待ちにしている」と話していた。

彦根城フェス開幕 開国記念館で名城の模型展

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 彦根城フェスが1日開幕し、開国記念館前でオープニングセレモニーが開かれ、約200人が参加した。
 セレモニーには、ひこにゃんをまねた帽子をかぶった彦根幼稚園の園児約80人、甲冑を着た米国人、ひこにゃんらが階段に整列。大久保市長が「2カ月間、彦根城はテーマパークになる。
 彦根城や彦根の事を知って頂き、『また来たいな』と思って頂けるイベントをして盛り上げていきたい」とあいさつし、開幕宣言とテープカットが行われた。その後、園児と米国人は金亀児童公園に移動し、一緒にひこにゃん音頭が披露された。
 開国記念館では彦根城博物館のポケットミュージアムのほか、「模型で巡る日本の名城」が開催。模型サークルのびわ湖モデラーズクラブ(事務局・長浜市)の会員19人が作った九州から東北までの21カ所の名城の350分の1から500分の1までの模型を展示している。
 そのうち佐和山城は会員全員が約3カ月かけて製作し、天守やほかの櫓を再現。安土城は米原市の鈴木清見さん(58)がプラモデルと森林用として海草のライケンを使って作り、作品の横には鈴木さん作の馬に乗った織田信長も置かれている。ほかに彦根城をはじめとした国宝四城、名古屋城、熊本城、大阪城、江戸城、広島城などの模型もある。11月30日まで。

彦根仏壇と黒壁ガラス、信楽焼のコラボ商品開発、柒+

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 彦根仏壇と黒壁ガラス、信楽焼の職人の技をコラボさせた商品が完成し、11日から東京都内の施設「2k540」に展示される。
 企画したのは、彦根仏壇事業協同組合に所属する井上仏壇店(芹中)、大橋木工所(高宮)、吉田松蔵商店(新)、伊藤仏壇(芹川)、つぼ忠(里根)、井尻彫刻所(米原市)の6店による若手グループ「柒+(ナナプラス)」。
 2年前には滋賀県立大学と成安造形大学の学生たちのデザインを基に商品を作り、東京都内の別の展示会に出展。今回は「新しい祈り」をテーマに彦根仏壇七職の職人のほか、黒壁ガラスの作家や信楽焼の陶芸家の技を組み合わせた8商品を開発した。
 そのうち井上仏壇店の「瞑想 meiso」はガラス製の位はいを中心に金属と天然漆を塗った木材を囲んでいる。伊藤仏壇の手箱仏壇「こころの包み」は漆塗りの祭壇にガラス製の位はいと花立て、火立て、香立てを並べて持ち運びができるようにしている。展示期間は14日までだが、来月15日に七曲り通りで開催するフェスタなどでも展示していく。
 代表の井尻一茂さん(43)は「新しい祈りの形を身近に置くことで、心豊かな暮らしを過ごして頂くことができるのでは」と話している。問い合わせは事務局の吉田松蔵商店☎(23)8322。

ベルロードでベルバル・バザール

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 割引・特典が受けられるチケットを手にベルロード(彦根巡礼街道商店街)で飲食・買い物ができるイベント「ベルバル・バザール ハロウィンフェス」が19、20日の両日行われる。
 「バル」はワンドリンク・ワンフードをキャッチフレーズにした飲み歩き・食べ歩きのスペインの食文化イベント。国内外でブームになっており、彦根では昨年6月に彦根駅前で、同10月にベルロードで開かれた。
 ベルロードで2回目となる今回は計38店舗が協賛し、チケットで飲食サービスや商品割引などのサービスが受けられる。またハロウィンの仮装をして飲食店を利用すると抽選券がもらえ、1万円が当たる抽選会に応募できる。
 チケットは1枚600円券が5枚つづりで2500円。使い切れなかった券は「あとバル・バザール」として21日から24日までに金券として使える。販売先はフレンドマート大薮店、パリヤ、イエローハット彦根店、協賛店で。問い合わせは事務局☎(24)2928。

妊産婦向けゆりかごタクシー湖東で運行開始

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 妊産婦を安全に産院まで送る「ゆりかごタクシー」の導入が10日から彦愛犬の1市4町で開始。同日、彦根市役所で出発式が行われた。
 妊産婦からは産科医に「陣痛が始まってもタクシーで病院まで行ってもよいか」「自宅に車がない場合もあるので、タクシーでしか行けない」などの相談が寄せられている。これらのニーズにこたえるため、滋賀県タクシー協会と国土交通省近畿運輸局、NPO法人マイママ・セラピーは今年5月23日に湖東地区「妊産婦さんのタクシー利用に関する検討会」を設立し、今月10日までに計3回協議。昨年10月10日に大津・草津・栗東の各市で県内最初に導入した湖南地区での運行状況や、湖東地区の現状と課題などを話し合ってきた。
 9月26日にはタクシー会社のオペレーターと運転手への実務研修が文化プラザで行われ、電話応対の仕方や妊産婦へのシートベルトの装着方法、吸水マットの機能などについて、彦根・長浜の計7社のタクシー会社の42人(うち運転手28人)が受講。各社がゆりかごタクシーとして認定された。
 主な対象は陣痛・破水が始まった妊産婦だが、それ以外の出産前後での利用も可。登録方法は、県タクシー協会のホームページにアクセスし、メールか登録用紙を使って郵送またはファクスをした後、タクシー会社からの連絡を受けて登録完了。配車を手配する場合は、まず産院へ電話し許可を得た後でタクシー会社に連絡し、タクシーに乗って産院へ向かう。
 市役所での出発式には約50人が参加。検討会委員長で県産科婦人科医会の高橋健太郎会長が「安全、安心だけでなく、お母さん(妊産婦)に納得してもらえるように、その手助けをしていきたい」とあいさつ。ひこにゃんらがゆりかごタクシーマークを贈呈した後、実際に妊婦がタクシーに乗って出発した。問い合わせは県タクシー協会☎077(585)8261。

彦根東高校新聞部が語る「新聞のこれから」

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 新聞週間(15日~21日)に合わせて、滋賀彦根新聞社は「新聞のこれから」と題し、彦根東高校の新聞部員による座談会を開催。新聞の魅力や理想の記者像などについて語ってもらった。
 座談会に参加したのは新聞部部長の松田拓磨君(17)、福永純麗さん(16)、竹花一乃さん(16)=以上2年生、土田浩也君(16)=1年生=の4人。進行は本紙の山田貴之編集長が務めた(以下敬称略)。
 ―新聞部に入った理由は
 松田 県内の高校で新聞部があるのは珍しいし、パソコンで文字を打ったり、デザインしたりするのが楽しそうだと思った
 土田 取材をして、知らない社会を知り、知らなかった分野の知識を得ようと思った
 竹花 新聞ってどのようにして作るのかと思う興味と、中学校にはなかった部活に入ってみようと思った
 ―入部した感想は
 福永 最初は地味かなと思ったけれど、色んな事を知ることができるし、普段なら見ることができないものを見ることもできる
 松田 色んな場所に取材に行けるし、色んな人の話を聞くことができ、人の輪が繋がっていくのがおもしろい
 土田 取材を通して色んな人に出会って、一人一人のぜんぜん違う価値観に触れられて、そのたびに新しい自分に更新しているような、すごい体験をしていると思う
 竹花 聞いたこと、体験したことを文章にするので、今まで文章を書くのが苦手だったけれど、長い文章を書けるようになった
 ―印象に残っている取材は
 松田 薄蘇海岸(福島)を訪れた際、東日本大震災当時のがれきや、何もなくなっていた風景には衝撃を受けた
 土田 福島で仮設住宅のアドバイザーの方に取材をしたが、それまでは取材をしたら内容がわかる感じだったが、福島の時は取材ノートを読み返すと、更にまた新しい事がわかった。何回も見て深く分かるというのはあの時が初めてだった
 福永 福島の現地取材に2回行ったが、実際に行って見ると、復興している所としていない場所があって、時間が経っても解決してくれるものとしてくれないものがあるのだと思った
 竹花 被災者の交流会に参加した際、そこで実際に被災された方を取材し、涙を浮かべながら当時の様子とか悔しい思いを聞いた時に、被災した人が近くにいるのだと実感した 
 ―新聞の魅力とは
 松田 学校新聞は学校であった事や生徒のがんばりを皆さんに知ってもらうことが大きい。福島の特集をしているので、色んな人たちのがんばりの様子を知ってもらえている。新聞全体で言うと、色んな事を知れる情報源という存在。新聞を読むことで色んな知識を蓄積できるし、世界や日本の事を知り、見方が広まる
(続きは紙面で)

ご当地キャラ博in彦根が開幕、ガイドブック発刊 乗り放題バス運行も

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 ご当地キャラ博in彦根がきょう18日に開幕。あす19日まで市内の商店街に全国のご当地キャラが集う。
 7回目の今年は両日で42都道府県から計241体が参加する予定。熊本県のくまモン(両日)や千葉県船橋市のふなっしー(19日)など人気キャラも登場する。彦根のキャラはひこにゃんをはじめ17体が参加し、イベントを盛り上げる。
 今年は例年の夢京橋キャッスルロードと四番町スクエアのほか、花しょうぶ通り商店街にもステージを新設。花しょうぶステージではフリーPR形式で行われるため、普段は見られないご当地キャラの組み合わせが観覧できるほか、キャラとのジャンケンに勝ってスタンプを集めるとクリアファイルがもらえるイベントも。銀座商店街では18日午後1時~もちつき大会がある。
 開催時間は午前9時~午後3時。雨天決行。問い合わせは事務局☎0749(22)1130。
 ご当地キャラ博に登場するキャラなどを紹介したガイドブック「ご当地キャラ図鑑」が発刊。市内の商店などで販売されている。
 本のサイズを例年よりも一回り大きくしA5判にした。彦根会場のほか、先月27・28日に福島県白河市で催された「ご当地キャラこども夢フェスタ」に登場した、ご当地キャラとご当地ヒーロー、ご当地萌えキャラの計361体を写真と解説文入りで掲載している。
 また、ひこにゃんの世話役やふなっしーへのインタビュー記事、彦根・白河の応援ショップなども載せている。1冊690円。
 アルプラザ彦根、戦国丸、平和堂銀座店、沙斗羅、太田書店、トラヤ、四番町ダイニング、彦根らぼらとりぃ社、祥福たこ壱、夢京橋あかり館などで販売している。
ASA彦根マップ制作
 ご当地キャラ博の実行委員会は朝日新聞の販売店・ASA彦根の制作協力で、ご当地キャラ博のブースマップを紹介した号外を発刊した。
 ASA彦根のキャラ・あさ彦のブースが設けられる京橋ステージで2日間、配布される。マップでは、キャラごとの各ステージでの登場時間やブースの場所、イベント内容などを載せている。
 彦根駅から会場最寄りのバス停まで乗車できる「キャラ博特別切符」が彦根駅西口のバス乗り場で販売される。湖東圏域公共交通活性化協議会が渋滞緩和策として今回初めて実施。湖国バスの市内1日乗り放題で500円。また、この切符を提示すると彦根城や龍潭寺の入場割引や絵はがき進呈など特典もある。
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