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明治〜昭和の湖東焼 円山・長浜・まからずや焼、彦根城博物館で

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 彦根城博物館は20日からテーマ展「湖東焼への憧憬―湖東焼と近現代のやきもの―」を開く。
 湖東焼は文政12年(1829)に、古着商を営んでいた絹屋半兵衛が彦根で始めた焼き物。天保13年(1842)に彦根藩が窯を召し上げて、十三代・井伊直弼の時代に黄金期を迎えたが、桜田門外の変後は縮小。文久2年(1862)には民間へ移行した。
 明治時代になると、湖東焼復興の動きが起こり、明治2年(1869)6月に彦根藩知事となった井伊直憲は同年9月、円山(市内南東部の芹川沿い)に窯を築き、京都から陶工の明石屋初太郎や元職人を招き、作陶を始めた。この焼き物は後に円山湖東焼と呼ばれる。
 また長浜の医師・西村善吾は明治3年に自宅に窯を築いて元職人らに焼き物を作らせ、後に長浜湖東焼と呼ばれた。しかし、円山湖東焼は明治4年の廃藩置県で廃窯となり、長浜湖東焼も資金難などで同6年に廃窯となった。
 大正9年には彦根で陶器商を営んでいた奥村松平が彦根城内(現在の開国記念館の北西)に窯を築き、昭和の初めごろまで製作。「湖東」の銘も入れられ、まからずや焼と呼ばれた。
 テーマ展では絵付け師・自然斎が作った「山水人物図蓋物」や、明治2年の晩秋に作られた円山湖東焼「桜閣山水図筒花生」、長浜湖東焼の「花円文飯茶碗」、多賀大社の延命長寿のご利益を表したまからずや焼「延命長寿文蓋物」など33点を展示する。
 開館は午前8時半~午後4時半、7月22日まで。ギャラリートークは今月21日午後2時~。

彦根・銀座商店街の店主取材しポスター製作、慶応大学の学生

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 彦根市の銀座商店街に13日から15日まで慶応義塾大学の学生たちが訪れ、9店舗の店主を取材してポスターを製作。18日までギャラリーコジマで展示している。
 同商店街は平成22年に銀座まちづくり研究室を発足し、田辺コンサルタントグループ(東京都品川区)から講師を迎えて3年間、勉強会を開催。その講師から、全国各地の商店街などでフィールドワークを行っている慶大環境情報学部教授の加藤文俊研究室の紹介を受け、銀座商店街でも「彦根 キャンプ」と題して実施することになった。
 同研究室からは学生21人と加藤教授が参加。13日夜にオリエンテーションを行い、14日朝からフィールドワークを開始し、学生のうち19人が同商店街の9店舗を取材。残りの2人が地元食材を購入してカレーを作って市民に無料で振る舞った。
 フィールドワークは学生2、3人ずつで1、2店舗を担当。取材後はポスター作りに取りかかり、翌日未明までかかったグループもあった。そのうち4年生の河村裕次郎さん(22)と深澤匠さん(23)のグループはワインセラー銀座ヤマガタヤを訪れ、店主の若林信宏さん(56)を取材。午前中に取材を終え、午後からポスター作りに取りかかったが、完成したのが翌日午前3時だった。
 河村さんと深澤さんは若林さんが写った写真2枚の真ん中に「ワインの味は、人間味」のキャッチコピーを掲載。「取材の中で、若林さんの『人』に対する意識が強いことがわかり、それをキャッチコピーに生かした」と話していた。
 彦根銀座街商業協同組合の安居秀泰理事長は「作って頂いたポスターは銀座の宝物。大切に活用したい」と話していた。ポスターは2枚ずつ作られ、1枚が各店、もう1枚が銀座事務所に保管される。
 ポスターの展示時間は午前11時~午後4時半。問い合わせはギャラリーコジマ☎(22)0347。

彦富・出路の白骨化遺体 病死?事件?

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 今月1日に彦富町の農道などで人骨が発見され、その後の彦根署の調べで近くに住む女性(69)の遺体だと確認された。女性は持病を持っていたらしく、事件性は薄いというのが警察の発表だが、衣服が見つかっていないことや半年以上も発見されなかったことなどに、地元住民らからは不審の声もあがっている。
 最初に発見されたのは1日午前4時40分ごろ。田んぼの状況を確認しに来た住民が農道脇で頭がい骨を発見し彦根署に通報した。その後の捜索で、頭がい骨の発見現場から北側30㍍の場所に左前腕骨と尺骨、北側約400㍍の出路町のあぜ道に大腿骨と骨盤が見つかった。いずれの場所も女性の自宅から近い場所だ。
 地元住民らによると、女性は夫が入院中のため、一人暮らしの状態だった。しかし住民が昨年11月20日過ぎに自宅を訪れた際、女性が不在で、その後も見かけることがなかったため、11月26日に親族らによって彦根署に捜索願いが出され、以降、行方不明だった。
 遺体があった農道は人通りがあまりないものの、一部は道路から見える場所にあるため、半年以上も見つからなかったことや衣服が見つかっていないこと、徘かいをする可能性がある認知症ではなかったことなどから不審がる地元住民も多い。捜索願いが出された後、彦根署でも遺体が見つかった場所を探したという。
 一方で、彦根署によると、女性は行方不明になる前の11月8日に倒れて救急車で運ばれるなど、持病があったらしく、女性が普段乗っていたバイクも、出先で体調不良になったため、知人に預けていたという。また衣服に関しては、遺体の骨に動物がかじった跡があったため「それ以上のことは言えない」としている。死因は不明だが、彦根署では「事件性は薄い」としている。

琵琶湖上で公開討論会 小鑓隆史氏・三日月大造氏・坪田五久男氏 原発や新幹線新駅、南高北低語る

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 今月26日告示、7月13日投票の滋賀県知事選を前に滋賀彦根新聞社は19日、エフエムひこねコミュニティ放送との共催で立候補予定者を招いた公開討論会を琵琶湖上で開催。県内各地から90人が参加した。
 出馬を表明しているのは、自民党・公明党などが推薦する元内閣参事官・小鑓(こやり)隆史氏(47)、民主党の前衆院議員・三日月大造氏(43)、共産党推薦の坪田五久男氏(55)。討論会では本紙の山田貴之編集長とエフエムひこねの小幡善彦社長が進行役を務め、3氏に対してテーマごとに政策を聞いた後、来場者からの質問を受け付けた。
 嘉田県政について、坪田氏は「流域治水条例や中小企業の活性化については評価しているが、市町合併を承認し、高校の統廃合を進め、県立の施設も市に移管したことはマイナス」と指摘。小鑓氏も「『もったいない』を掲げて財政面で一石を投じたが、経済やインフラ整備が進んでいない。先の衆院選で小沢一郎さんと組んだことも県民からの信頼を無くした」と批判した。一方で、嘉田知事の後継である三日月氏は「女性の就労や子育て支援などで大きな成果を上げられてきた。エネルギー政策においても自立した滋賀を作ろうとし、大きな役割を果たした」と評価した。
 県北部よりも南部を重視する施策が目立つ「南高北低」に関しては、小鑓氏が「北部の観光資源は誇れるものがある。彦根の城下町は日本一価値があると思う。湖上交通を進め、琵琶湖を使って文化遺産をつないでいきたい」、三日月氏は「駅前の開発や国体主会場の彦根総合運動場周辺の整備をしたい。草津に住み、大津に知事公舎があるが、知事になったらこの湖東湖北にも住みたい」、坪田氏は「湖東湖北は高齢化が進んでおり、お年寄りの方のサービス向上のための施設を作らなければならない。基幹産業の農業も支える」と述べた。
 北陸新幹線のルート候補(米原、湖西、小浜)の支持ルートと、リニア中央新幹線の整備に伴う新駅に関しては、小鑓氏と三日月氏が米原ルートを支持する姿勢を示した上で、小鑓氏が「米原と京都の間は距離があるため新駅設置を働きかけ、近畿、東海、北陸の要となる広域交通の整備を進めたい」、三日月氏が「新駅は知事一人では作れない。県民との議論に再挑戦して進めたい」と語った。一方で坪田氏は、新駅凍結で嘉田知事が8年前に当選したことから「新駅がいらないという県民の審判はすでに受けている」と新駅設置を否定した。
 来場者からの原発の再稼働に関する質問に、小鑓氏は「琵琶湖を預かる滋賀県として、立地自治体である福井県との連携強化に取り組み、再稼働に関しては滋賀の立場から働きかけたい」と話した。一方で三日月氏は「3・11の教訓は想定外を想定すること。再稼働には立地自治体並みの条件を求める」、坪田氏は5月21日に福井地裁が大飯原発の再稼働を認めない判決をしたことをあげ「原発による経済発展と人間の命とをてんびんにかけることは許されないとの判決文を支持する」と、いずれも脱原発の考えを示した。
 エフエムひこねは琵琶湖上で行った公開討論会の模様のダイジェスト版をラジオで放送する。放送時間は、21日正午~、22日午前9時~、23日午前10時半~、24日午後8時~。エフエムひこねのホームページでも動画をアップする予定。

国体主会場整備費182億円の内訳

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 彦根市議会一般質問が16日から18日まで行われた。平成36年に滋賀県で開催される国体の主会場が県立彦根総合運動場に決まったことに関しては6人の議員が関連質問をした。
 主会場の敷地拡張に関して、市は「今後、滋賀県が主会場整備にかかる基本構想や基本計画を策定し、必要な範囲などを検討する。計画策定の段階で彦根市も協力したい」とした。
 都市公園化として整備する時の方法としては、彦根総合運動場約14㌶を拡大しての単独か、彦根城を含む金亀公園約37・9㌶を含めた一体型かの2案で検討されると報告。
 県が算定した主会場の整備費約182億円の内訳としては、第一種陸上競技場を建設するために必要となる基盤工事や施設整備費で約135億円、以下関連事業費として、地盤対策や公園内整備などで約24億円、テニスコートや多目的グラウンドなどの代替施設整備として約17億円、そのほか約6億円かかるとした。

楽々園の御書院棟 特別公開へ

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 保存修理中の玄宮楽々園のうち、平成24年度に整備完了した楽々園内の御書院棟が21日から特別公開される。
 楽々園は彦根藩四代当主・井伊直興によって延宝5年(1677)から2年間かけて作られた下屋敷。十一代・直中の隠居の際に大規模な増改築が行われたが、以降は縮小傾向になり、現在の形になっている。御書院棟のほか、耐震構造があり茶座敷として使われていた地震の間、十二代・直亮によって増築された楽々の間などがある。
 保存整備は平成17年度から始まり、御書院棟は同21年度から着手。解体後、約3億円かけて建物の修理が行われ、調査では江戸時代に耐震補強されていたこともわかった。現在、地震の間、雀(すずめ)の間、おかるの間、雷の間、紅葉の間の修理が行われている。以降、楽々の間が整備されるほか、現存しない茶室「虎鋸(こきょ)」や長屋門なども復元される。全体の整備完了時期は平成37年度の予定。
 一般公開は平成25年度に続き2回目。期間中の公開時間は午前9時~午後5時。無料。21日と最終29日には市教委文化財課職員が随時、説明する。問い合わせは文化財課☎(26)5833。

玄宮楽々園 名勝範囲拡大へ 松原内湖と中堀の一部も

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 旧彦根藩下屋敷の玄宮楽々園(彦根市金亀町)の名勝としての範囲が追加指定されることが、20日に開かれた文化庁の文化審議会文化財分科会で決まり、文科大臣に答申された。これにより、玄宮楽々園は江戸時代当時の規模が名勝に指定されることになる。
 玄宮楽々園のうち江戸時代の玄宮園(※)の様子を描いた「玄宮園図」や「玄宮園三分一間 割絵図」には、現在の桜場駐車場の位置に、園内の魚躍沼へ水を注いでいた杜若沼(かきつばたぬま)があったことがわかっており、市教委文化財課が平成20年度から同21年度に行った試掘調査では杜若沼や導水機能を備えた桶が良好な形で残っていた。
 文化財課は園内の魚躍沼の護岸整備とさく井(せい)工事による地下水での給水を可能にするほか、桜場駐車場に杜若沼や元々あった「梅林」「馬繋ぎ」を整備する予定だが、完成時期は未定。ただ拡張整備をする場合、現在の桜場駐車場を閉鎖し、金亀児童公園の一部を改修させる必要があるため、今後2、3年以内に整備計画を立て、発掘調査を経た後になる。
 拡張整備と合わせて、玄宮園が旧松原内湖に接していて、藩主がもう一つの下屋敷・お浜御殿(松原町)や菩提寺の清凉寺(古沢町)などに舟に乗って出向いていたことから、桜場駐車場と共に、現存する旧松原内湖の一部と中堀の一角のエリアも名勝に指定される。追加指定分の面積約1万9626平方㍍とすでに指定されているエリアを含め総面積は約5万6926平方㍍になる。
 桜場駐車場や中堀の一角は玄宮園と共に特別史跡の範囲だが、名勝ではなかったため、文化財課では旧松原内湖の一部と含めて名勝への追加指定を得るため今年1月に文化庁に申請していた。将来的には玄宮楽々園の「特別名勝」への変更も要請する予定。
 ※【玄宮園】隣接する楽々園(江戸時代には「槻(けやき)御殿」と呼ばれた)の彦根藩下屋敷の庭園部分。彦根藩四代目藩主・井伊直興の時代の延宝5年(1677)に造営が始まり、同7年ごろに完成した。油掛口御門(現在の城東小の裏)付近の外堀の湧き水を利用し、枡や桶を活用しながら玄宮園内に導水。園内は広大な池にあった島や入江に9つの橋が架かる形式になっていた。松原内湖に面した北側には水門もあり、清凉寺や龍潭寺、大洞弁財天のほか、松原下屋敷(お浜御殿)にも御座船(ござぶね)で出向いていた。昭和26年に国の名勝に指定。

新修彦根市史問題、修正多く執筆者の回答は来月

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 新修彦根市史 通史編現代の発刊を巡って彦根市と執筆者が対立している問題で、3回目の民事調停が20日、彦根簡易裁判所で行われた。
 前回の調停で市が原稿の誤りなど修正点を執筆者側に示すことになり、今月4日付けで提示したが、修正箇所が166カ所もあったため、執筆者側は回答が絞り切れず、7月11日までに回答し、同25日に4回目の調停が行われることになった。
 調停後の会見で執筆者側は近江絹糸の人権争議の問題で、当時のマスコミや世論の(労働者側への)支持が圧倒的だったことや、地元のほとんどが同情的だったことなどの記述に対して、市が削除を要請してきたことを明かし「難癖としか言いようがない」と批判した。
 一方で市側も会見し、修正点が昨年10月に提示した98箇所から大幅に増えたことに「修正箇所のほか、対案や理由を上げたため多くなった」「明らかに事実と違う点や誤解を与えかねない記述を指摘した」と述べた。
 彦根簡裁が8月休廷のため、市と執筆者は次回調停後、直接話し合いを行い、年内発刊を目指す。

無理心中?男児2人死亡 虐待通告の1週間後の惨劇

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 20日に彦根市内で男児2人が亡くなる無理心中と見られる事件が発生した。事件前に長男が通う小学校から彦根市子ども青少年課に虐待の疑いがあるとの通告があった中での惨劇だった。
 滋賀彦根新聞の取材に市は、今月13日に小学校から親が虐待をしているとの通告があったことを明かし、市職員が16日に学校で詳しい内容を聞いたところ、子どもにけががなかったため、「緊急性は無い」と判断。まずは学校側と親が相談して、専門的な支援をしていこうと模索していた矢先の惨事だった。
 市によると、滋賀県が県内市町に配布している子ども虐待対応マニュアルの「虐待のレベルと対応」の項目と比較しても「緊急介入」するべき事案ではなく「相談の継続」だったという。
 しかし、結果的にマニュアル通りでは対応できなかったことに、市は「まだ、詳細な内容が警察から知らされていないため、何とも言えない」としている。
母親は橋から飛び降り
 20日午前8時25分ごろ、彦根市開出今町の南青柳橋の下の河川敷に女性が倒れているのを通行人が発見。彦根署の調べで、倒れていたのは野瀬町の美容師・月川好美さん(38)だとわかり、意識不明の重体だという。また月川さんの自宅を署員が通報から約1時間後に確認したところ、2階の寝室で小学3年生の長男・幸熙(こうき)君(8)と幼稚園児の次男・響生(ひびき)君(4)が倒れているのを発見。2人ともすでに死亡していた。
 月川さんは2人の息子と会社員の夫(43)との4人家族で、夫は仕事中だったという。橋の道路上に黒色の軽自動車が止まったままになっていたため、不審に思った通行人が橋の下をのぞいたところ、月川さんが眉間から血を流して倒れていたという。
 子ども2人の首にはひも状の物で絞められたあとがあり、死因は窒息だった。彦根署は無理心中と見て調べている。

小鑓隆史、三日月大造、坪田五久男の3氏の戦いへ滋賀県知事選挙

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 滋賀県知事選挙があす26日に告示される。7月13日の投票に向けて、いよいよ選挙戦が始まる。出馬するのは、自民党・公明党・日本維新の会県総支部が推薦する元内閣参事官・小鑓(こやり)隆史氏(47)、民主党の前衆院議員で無所属の三日月大造氏(43)、共産党推薦の坪田五久男氏(55)。
 今回の知事選は、2期8年務めてきた嘉田知事の信任を問う選挙だと言える。小鑓氏は経済や教育、国・市町との関係などを嘉田県政の問題点に掲げて、その改善を呼びかけている。坪田氏も県立施設の移管や高校再編などを批判している。一方で、嘉田知事後継の三日月氏は「卒原発」など嘉田県政の継続を訴えている。
 告示日の動きとして、小鑓氏は午前9時~県庁前で第一声を行い、草津駅、甲賀市役所、近江八幡駅を経て、午後5時ごろ~彦根市のパリヤ前で出陣式を行う。午後6時~は長浜署西側でも。応援弁士として自民党の石破茂幹事長が訪れる予定。
 三日月氏は午前9時~大津駅前で出発式を行い、午後0時50分~草津駅前、同4時~東近江市役所、同6時半~パリヤ前で演説する。嘉田知事も同行する。
 坪田氏は午前9時~膳所駅前で第一声をした後、近江八幡まで遊説。彦根・犬上入りは30日。

よさこいソーラン日本海 彦根三十五万石大会28・29日

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 よさこいソーラン日本海 彦根三十五万石大会が28、29日の両日、彦根市内で行われる。
 今年は滋賀県内のほか、石川、福井、和歌山、奈良、京都などから過去最多の38チームの計約3000人が出場。28日は午後1時~JA東びわこ稲枝支店、同2時~ビバシティ彦根、同3時~彦根市役所、同4時~彦根城の大手前公園で演舞が行われる。
 29日は午前9時半~彦根駅前通りでパレード演舞、正午~ステージ演舞、午後6時~大手前公園で上位チームによるファイナル演舞がある。雨天決行。

彦根南中の生徒が着付け体験、和装教育国民推進会議が主催

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 彦根市立南中学校で23日、浴衣の着付け教室が行われた。
 NPO法人 和装教育国民推進会議(本部・京都市)滋賀支部=事務局・彦根市中央町の京美内=が伝統文化の和服の魅力を子どもたちに伝えようと企画。
 南中には全日本きものコンサルタント協会滋賀評議員の森光枝さん(70)=彦根市平田町=ら女性計10人が講師として参加。森さんが浴衣の着方や帯の結び方を教えた後、生徒たちは講師に教えてもらいながら、同会議が用意した浴衣を男女別に自分たちで着た。
 初めて浴衣を着たという足立哲朗君(12)は「日ごろ、あまり親しんでいないため、とても新鮮な気持ち。お祭りの場などで着てみたい」、祭りでは着たことがあったという上野あんりさん(12)は「自分で着たのは初めてで、結構難しかった。お祭りのほか、特別な行事の時に自分で着てみたい」と話していた。
 南中での着付け教室は1年生286人を対象にクラスごとに23日のほか、30日にも行われる。

四番町スクエアにオープンカフェ・カフェテラス菩提樹が新設

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 携帯電話で注文し屋外で飲食できるオープンカフェ「カフェテラス菩提樹」が、きょう28日に彦根市の四番町スクエアに新設される。
 スクエア内の中庭・パティオにテーブル6台が設置され、いす24脚とパラソル6台もある。テーブルに備え付けのメニューからスクエア内の13店舗に携帯電話で注文し、その場やテイクアウトで飲食することができる。
 パティオ内の中心にある木からカフェテラス菩提樹と命名。営業時間は午前10時~午後6時。年中無休。雨天時も営業。四番町スクエア協同組合の三輪滋夫理事長は「情緒あふれる中庭で市民の皆さんの休憩、語らいの場として利用してほしい」と話している。

滋賀県知事選告示 嘉田県政の継続争点に3氏の戦い

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 県知事選(7月13日投開票)が26日告示され、いずれも無所属新人の元内閣官房参事官・隆史(47)=自民、公明、維新滋賀総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田(55)=共産推薦=、前民主党衆院議員・三日月大造(43)の3候補が立った。いずれも大津市内で第一声を上げた。選挙戦は事実上、自民・公明などと、民主、共産の戦いで、「卒原発」など嘉田由紀子知事(64)の政策を継承するかが最大の争点だ。
 小鑓候補は滋賀県庁前で第一声。安倍政権の三本の矢に例えて「三本の槍で滋賀に活力を取り戻したい」と訴えた。
 「滋賀の経済を成長させることで、教育や医療・福祉、琵琶湖の環境整備などのサービスを充実させることができる」「教育と女性、高齢者を引き出す政策が必要で、特に全国学力テストが全国で下から2番目にある教育を再生させる」「昨年の台風18号では防災力の弱さを露呈させた。河川の整備や公共施設の耐震化など社会資本の整備が必要。関西、中部、北陸の中心地にあるため、物流面も強化しなければならない」と述べた。
 また「三本の槍に三本の矢を重ねて、相乗効果で活性させていく」と語り、「やり抜く」を3回連呼して締めくくった。
 応援に駆けつけた自民党の石破茂幹事長は「安倍政権による三本の矢は遠い所を射るが、それだけでは日本は良くならない。地域を再生させるためには近い役目の三本の槍が必要だ」と支持を求めた。
 坪田候補は膳所駅前で第一声。自らのスローガン「すべては未来のこどもたちのために」と切り出した。今回の知事選を「知事を変え、政治を変える選挙」と訴え、「アベノミクスは暴走政治。嘉田県政は曖昧だった」などと、他の候補との考え方の違いを説明。住民目線から「ガソリン代、原材料費の急騰、消費税アップなど怒りや不安、心配があふれている」と指摘し、ブラック企業の一掃や集団的自衛権行使とTPPの反対を明確に打ち出した。
 また▽消費税10%▽戦争する国づくり▽新幹線新駅▽原発再稼働―を止める1票につながると訴え、「大型公共工事など、ムダ遣いをやめて、暮らしを守る県政に」と支持を呼びかけた。
 このほか、重点項目として養護学校の新設、住宅リフォーム制度の設置、特別養護老人ホームの建設、介護保険利用料の減免などをあげ、「これまで期待を裏切る政治が続いてきた。県民の暮らしを応援する県政を。皆さんの1票で政治は変わる。同じ変わるのなら、良い方向へ」と訴えた。
 三日月候補は大津駅前で第一声。自民推薦候補を「中央主導」と批判し、「上から目線で、押し付けがましく、この滋賀県が乗っ取られてよいのか」「草の根自治を守る声を上げたい」と訴えた。
 原発については「できるだけ早くゼロにするエネルギー社会をつくる。危ない、逃げられない、備えられないなら、(原発を)動かさないで欲しいという声を皆さんと一緒に上げたい」と語った。
 経済政策では「矢だの、槍だの人を傷つける成長戦略ではなく、人と人が共生できる滋賀らしい豊かさ、誰も犠牲にならない滋賀の経済と社会を皆でつくろう」と滋賀のブランド化、農林漁業の6次産業化を掲げた。
 嘉田知事は対立候補の自民推薦を「国直轄」と批判した上で「琵琶湖にとって一番怖いのは若狭の原発。どうにか守らねば」と、三日月候補に託したことを紹介した。連合滋賀・山田清会長は「非正規労働者が増加の一途で、格差が拡大し、所得の平均値が下がっている。こんな社会で経済が成長するのか」と批判した。

滋賀県立大生グループ・フラワーエネルギー「なの・わり」出前講座で資源再生教える

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 彦根市八坂町の滋賀県立大学工学部の学生たちによる出前講座が17日、市立平田小学校であり、児童たちがバイオディーゼルなど環境について学んだ。
 菜の花やヒマワリを使った資源循環型社会を目指して活動している県大生のグループ「フラワーエネルギー『なの・わり』」が、小学生に環境や自然エネルギーに関心を持ってもらおうと出前講座を企画。今年度は5月20日に市立若葉小学校でも行った。
 今年度2回目となった平田小には同グループの学生7人が訪問し、4年生47人に教えた。同グループ代表の古川丈晴さん(22)がプロジェクターを使って「二酸化炭素を排出する発電方法は」や「バイオディーゼルを精製できる植物は」などをクイズ形式で児童たちに答えさせながら、再生エネルギーについて解説。
 ほかの学生たちも加わり、自動車やバイオディーゼルなどに扮した寸劇も披露し、バイオディーゼルが二酸化炭素を吸収する菜の花から作られて循環している仕組みを説明した。
 その後、児童たちは3、4人ずつのグループに分かれ、学生たちに教えてもらいながら、手のひらと氷の温度差を利用してプロペラを回転させる発電の体験をした。児童の高木美園さん(9)は「バイオディーゼルになる菜の花が二酸化炭素を吸収していることを知った。これからはごみを減らしたり、ガソリン車にできる限り乗らない生活を心がけたい」と話していた。
 同グループは小学校での出前講座や高校生を大学に招いての授業をしているほか、菜種の栽培からバイオディーゼルの精製、被災地からのヒマワリの種を使っての栽培などをしている。

犬上・愛荘4町と滋賀県立大学が連携協定

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 彦根市八坂町の滋賀県立大学と犬上・愛荘の4町とが地域の活性化などで連携する協定書の締結式が、先月26日に県立大学で行われた。
 県立大学と各町は、学生と地元住民たちによる「とよさと快蔵プロジェクト」や「多賀木匠塾」などで協力しているが、4町では少子高齢化や若者人口の減少などの課題があり、それらの課題の解決に向けて一層の連携を図ることにした。
 4町の町長からは「空き家や高齢者の孤立などの問題がある」と報告。これに対し、仁連孝昭副学長は「地域の課題に応えるのが県立大学の使命。4町の魅力的な資源があまり知られておらず、その魅力を探し、そして磨いて発展させることが必要になる」と話した。
 県立大学は文部科学省の補助事業「地(知)の拠点整備(大学COC)事業」に採択されており、これまでに彦根、近江八幡、長浜、米原、守山、東近江の6市とも協定を締結している。

豊郷・日栄小学校で相撲大会 出羽海部屋の力士らも参加

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 豊郷町の日栄小学校で先月27日、恒例の校内相撲大会が行われ、ゲストとして出羽海部屋の力士たちも登場した。
 昭和42年に校内に土俵が完成し、その年の7月3日に最初の大会が開催されて以降、毎年行われており、48回目の今年も全校児童が参加。1~5年生が色別対抗戦、6年生が男女別のトーナメント戦にのぞんで優勝を争った。
 その後、幕下の豊後(ぶんご)錦と三段目の出羽鳳(おおとり)が、学年ごとに児童4~8人ずつを相手に指導相撲を行い、子どもたちが力士に高々と持ち上げられたり、力士の後ろに回ったりすると、詰めかけた保護者らからは歓声が沸き起こっていた。
 最後には出羽海部屋の中立親方(元小結・小城錦)が解説役となって模範相撲も行われ、豊後錦と出羽鳳が四股を踏んだり、立ち合いをしたりすると、その迫力に驚きの声が上がっていた。

日本料理店・魚忠と水幸亭 食材に湖東地域の農産物使用 認証のぼりなど交付

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 湖東地域の農産物を販売したり、食材に使ったりしている店舗にのぼりなどが配布。先月27日にはその第1号になった彦根市西今町の日本料理店「水幸亭」(大橋伸吏社長)で交付式が行われた。
 彦愛犬1市4町の湖東定住自立圏地産地消部会の地産地消協議会が、湖東産の農作物の消費拡大を目的に4月から協力店を公募。1市4町から申請があった11事業者14店舗のすべてを認証した。
 そのうち水幸亭では湖東産のジャガイモやタマネギ、ホウレンソウなど7種類の野菜と米を食材に採用。交付式では同協議会会長で滋賀県立大学環境科学部の増田佳昭教授から大橋社長に認証結果通知書とのぼり、ポスター、パネルが渡された。
 女将の大橋田香子さん(37)は「今後は湖東産の野菜を使った季節ごとの湖東産弁当を提供していきたい」と話していた。

滋賀県知事選 期日前投票始まる、ビバシティ彦根に投票所設置へ

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 滋賀県知事選挙の期日前投票が先月27日から始まった。彦根市選管は選挙の投票率が県下最低レベルにあるため、投票率の向上を目指して5日からビバシティ彦根2階の研修室に期日前投票所を設置する。商業施設への投票所の設置は県内初。
 彦根市の投票率は、平成24年末の衆院選が57・29%と県内で下から2番目、昨年7月21日の参院選が45・99%と県下最低だった。市選管では投票率の向上を目的に、啓発ポスターやチラシを配布したり、選挙セミナーを開催するなどしている。
 ビバシティへの期日前投票所の設置期間は12日までの午前10時~午後7時。4日午後2時半~はひこにゃんや稲枝中生が参加しての街頭啓発もビバシティで行われる。9日午後5時半~もある。ほかにも期日前投票期間は市役所に20歳代の大学生4人が2日ずつ投票立会人になる。
 なお通常の期日前投票は市役所が午前8時半~午後8時、稲枝支所が午前8時半~午後5時、投票日前日の12日まで。

彦根はえみの会 栽培の無農薬米・山田錦の酒・佳、岡村本家醸造

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 彦根市稲枝地区の若手農業者たちの団体「彦根はえみの会」が、無農薬・無化学肥料栽培で作った米(通称・はえみ米)で造られた日本酒・佳(かい)の販売が1日から始まった。
 同会は稲枝地区に住む若手農業者で平成24年3月に結成し、稲枝西学区の明治~昭和時代の名称・葉枝見村から「はえみ」を団体名に入れた。「手間暇を惜しまず、本当に安心で安全な昔の米を作りたい」との思いから、おからを利用した無農薬・無化学肥料にこだわった米作りをしており、現在は22歳~35歳の8人が40㌃ずつの田んぼで山田錦とコシヒカリを栽培している。
 同会は、以前から付き合いのあった酒造業の岡村本家(豊郷町)に、はえみ米による日本酒作りを依頼。岡村本家では、はえみ米のうち酒米の王様とも言われる山田錦を使って、720㍉㍑のビン約200本分を造った。米粒が大きいため製造が難しく、岡村本家でも山田錦を使った酒は約10年ぶりだという。
 製品名の「佳」は、同会のメンバーで昨年亡くなった辻佳弥さん(享年28歳)の名前から一文字をとって命名。亡くなった日が7月1日だったため、1周忌に合わせて発売日も7月1日にした。日本酒のフルーティーな香りがして飲みやすい味だという。
 同会会長の田口健一郎さん(32)=本庄町=は「私たちが作った米がお酒になり、辻君も喜んでくれていると思う。無農薬・無化学肥料にこだわった山田錦のお酒を多くの人に飲んでほしい」と話している。
 販売は岡村本家と澤酒店(本庄町)で。1本3000円(税込み)。
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