グラマラス(魅力的)とキャンプを組み合わせた「グランピング」のデザインに着目。緑化の専門業者「東邦レオ」(東京都豊島区)に施工を依頼し、3つの式場の内、70人が収容できる170平方㍍の中宴会場を改装した。
新郎新婦が座るメインテーブルの背後に藤ヅルの幹を天井に向かって配置し、壁面にはカポックなど3種類の植物が植えられている。参列者席の天井には藤ヅルの幹や植物が顔を出しているほか、植物からの「恵みの露」をイメージしたペンダントライトや木製のシャンデリアが設置。各テーブルにはさまざまな形の小瓶に野花をあしらう工夫もされている。
隣接するテラスにはアウトドアやキャンプをイメージしたランタンやターフ(芝生)、ソファ、流木アートなどが整備されており、新郎新婦や参列者がくつろげる空間になっている。
支配人の宮本良孝さん(53)は「ナチュラルな雰囲気で、自然と会話が弾む空間を演出しました。自然に癒やされながら、ゆったりと過ごしてほしいと思います」と話していた。披露宴のほか、同窓会やパーティー、忘年会、新年会でも利用できる。
マリアージュ彦根は昭和59年創業で、これまでに約1万1000組が披露宴を挙げている。木曜定休。問い合わせは同店☎(26)1101。