伊藤さんと絵との出会いは50年以上前の幼稚園のPTA活動時。50歳代になり、夫の哲夫さんと彦根の洋画グループ「彦光会」に入り、一緒に5年ほど絵画を楽しんだ。14年前に哲夫さんが亡くなってからは、欧州でツアーガイドをしている長女の愛子さんと一緒に欧米各国を旅し、各地で絵を描いてきた。昨年2月のドイツのローテンブルクを入れて、これまでに15カ国を訪問している。
絵の魅力について、伊藤さんは「夢を実現してくれる力が絵にはある」と説明。今後の夢については「自宅近くのフジの花や古民家などまちの風景、そしてできれば故郷の旧びわ町(長浜市)の水辺を描きたい」と語り、「4年後の東京五輪でまた個展を開くことができるよう、創作活動を続けたい」と笑顔で話していた。