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世界遺産「高いレベルで」国体「松原内湖の歴史重視」稲枝駅「平成27年度末完成」

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 18日まで行われた市議会一般質問ではほかに、彦根城世界遺産や国体などについて質問が出た。
 世界遺産についてはこれまでの市の協議に対する評価などに、大久保市長は「県との協力体制を強化していく。世界遺産の基準は年々厳しくなっており、より高いレベルが求められている」と答弁。これに対し議員は「高いレベルということは彦根(これまで)の世界遺産の協議はレベルが低かったということか。これまでがんばってきた職員へのねぎらいはあったのか」と質し、市長は「大競争時代で市単独でやるのは大変。今日までの実績はほかに類がないが、大競争時代の中で存在感をアピールするには心もとなかったのは事実」と答えた。また市長は「彦根城に関わる職員を総動員して、普遍的価値の再検討をする。コンセプトを固め、3年後までには確固とした方向性を出せれば」とも述べた。
 世界遺産を目指しながら10年後の国体も成功させる方策について、市は「風致地区のエリア拡大により、国体主会場の区域は競技場を建設する場合、高さが15㍍との規制がある。高さを超えるようであれば、歴史的景観に配慮した計画とした上で、景観審議会に諮問し対応する」「県立大学などの先生からは、地盤改良と並行して建設場所の地盤を下げることや森の中に競技場を隠すことなどがあると助言を受けた」とした。また主会場となる地域はかつて松原内湖があり、彦根城の外堀の一環や御殿があったことについて、市は「世界遺産のために、松原内湖の歴史的景観や移り変わりへの配慮が必要。都市公園としての整備の中で、松原内湖をほうふつさせる船着き場や州浜、あしなどを考慮したい」とした。
 稲枝駅整備について市は、自由通路と駅舎が平成27年度末に完成するとした上で、仮駅舎が今年10月に完了し、11月中旬に旧駅舎から仮駅舎へ切り替えた後、年内に旧駅舎を解体し、自由通路と新駅舎の工事に入るとした。

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