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彦根翔陽高・北川玄選手 400㍍ハードルで全国IHで優勝狙う

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 彦根翔陽高校3年生の北川玄選手(18)=米原市岩脇=が、先月行われた近畿インターハイ(IH)の陸上400㍍ハードル(H)で1位となり、きょう30日から山梨中銀スタジアムで行われる全国IHでも優勝を狙う。
 北川選手は双葉中学校から陸上を始め、2年の夏から110㍍Hに取り組み、高校進学後に400㍍Hに転向。徐々に頭角を現し、昨年の近畿IHにも出場した(結果は予選7位)。
 スピードがついてきたため、2年生のシーズン終了後にハードル間の歩幅をそれまでの15歩から14歩に変更。このことで更に速くなり、先月に京都で開かれた近畿IHでは昨年の53秒77から2秒以上縮める51秒69の滋賀県高校新記録で見事優勝。全国IHへの出場を決めた。
 51秒69という記録は今年の高校生のランキングで2位。この種目では昨年の全国IHを制した古谷拓夢選手(神奈川県)が王者として君臨しているほか、今年のランク1位の勝元新羅選手(福岡県)らライバルが多い。北川選手は「近畿で優勝したことで自信がついた。2人にも負ける気はしない。50秒台を出して優勝する」と意気込んでいる。
 翔陽高陸上部の村上拓監督(38)も「何か間違いが起こらない限り、結果と記録はついてくる。それだけ(北川選手は)力のある選手だ」と話している。
 陸上競技の全国IHは30日から8月3日まで開催。400㍍Hは31日に予選、1日に準決勝と決勝が行われる。両日ともNHK(Eテレ)で放送予定。
 北川選手は「最初で最後の全国IH。失うものは何もないので全力で走りたい。応援をして頂けるとうれしい」と語っている。

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