彦根城中堀沿いの県道の歩道にある車止めのポールが、視覚障害者の通行に支障があるとして、障害者と支援者らが8月21日、県湖東土木事務所(彦根市元町)の職員にポールの移動などを現地で要望。県側は問題を認識し応じる姿勢を見せた。
県が4年前設置
大津の事故受け
問題の場所は、県道25号線彦根・近江八幡線と市道立花佐和線が交差するT字路にある歩道で、ポールは立花町の県道内に立っている。2019年5月に大津市内で園児ら16人が死傷した事故を受け、県は19年度に県道交差点に防護柵やポールを整備。立花町の県道歩道には彦根城方面の横断歩道手前に1本、銀座方面の横断歩道手前に2本を設置した。
しかし、それぞれのポールが点字ブロックと横断歩道の間にあるため、視覚障害者が歩行する際にぶつかるなどの支障が出ている。特に横断歩道から歩道に向かう際、ポールの存在を白杖で確認している間に信号が赤に変わってしまい、戸惑うこともあるという。
一方で、近くの園の子どもたちも散歩などでこの歩道を利用している。視覚障害者の一人は「園児と視覚障害者の両方が過ごしやすい構造にしてほしい」と話す。
県湖東土木事務所道路計画課の担当者は「なぜ、そのような場所に設置されたのかは不明だ」とした上で「問題があると認識している。近くの園などと相談しながら、ポールの位置をずらすなどの対処を検討したい」と語っている。
大津の事故受け
しかし、それぞれのポールが点字ブロックと横断歩道の間にあるため、視覚障害者が歩行する際にぶつかるなどの支障が出ている。特に横断歩道から歩道に向かう際、ポールの存在を白杖で確認している間に信号が赤に変わってしまい、戸惑うこともあるという。
一方で、近くの園の子どもたちも散歩などでこの歩道を利用している。視覚障害者の一人は「園児と視覚障害者の両方が過ごしやすい構造にしてほしい」と話す。
県湖東土木事務所道路計画課の担当者は「なぜ、そのような場所に設置されたのかは不明だ」とした上で「問題があると認識している。近くの園などと相談しながら、ポールの位置をずらすなどの対処を検討したい」と語っている。