改組新第7回日本美術展覧会(日展)の特選受賞者が22日発表され、彦根犬上地域からは日夏町の非常勤講師、志萱州朗(くにあき)さん(63)が彫刻の部門で選ばれた。
志萱さんは2018年に彦根市立東中学校の美術科教諭を定年退職した後、市立鳥居本中学校や県立盲学校、町立多賀中学校で非常勤講師を務めている。八坂町のアトリエで創作活動をしており、これまでに日展で入選を15回、滋賀県美術展覧会で特選を12回受賞してきた。
日展で初の特選になった作品は題名が「東雲(しののめ)の湖(うみ)」。高さ183㌢×横73㌢×奥行き38㌢で、堂々とした若い女性を表現した作品。志萱さんは「これから始まる世界に夢を抱いてのぞむ人の姿を表した」と説明した。
授賞理由では「人体の構造が造形的にしっかりできていて、とても伸びやか。現代を生きる若き女性の一瞬の動きの美しさが見事に表現された魅力的な作品」としている。
特選の報告を受けて、志萱さんは「驚きと共にうれしさが込み上げている。長年、美術の授業に喜びを感じ、自分自身の制作に楽しさも感じてきた。今後も学校や地域の活動で美術の魅力を伝えたい」と話していた。
今年の日展は30日から11月22日まで東京都の国立新美術館で開催されている。
志萱さんは2018年に彦根市立東中学校の美術科教諭を定年退職した後、市立鳥居本中学校や県立盲学校、町立多賀中学校で非常勤講師を務めている。八坂町のアトリエで創作活動をしており、これまでに日展で入選を15回、滋賀県美術展覧会で特選を12回受賞してきた。
日展で初の特選になった作品は題名が「東雲(しののめ)の湖(うみ)」。高さ183㌢×横73㌢×奥行き38㌢で、堂々とした若い女性を表現した作品。志萱さんは「これから始まる世界に夢を抱いてのぞむ人の姿を表した」と説明した。
授賞理由では「人体の構造が造形的にしっかりできていて、とても伸びやか。現代を生きる若き女性の一瞬の動きの美しさが見事に表現された魅力的な作品」としている。
今年の日展は30日から11月22日まで東京都の国立新美術館で開催されている。