新型コロナウイルスの感染が国内で拡大し始めた先月、野々村新治社長(50)が本店の東近江市、支店がある彦根市と長浜市にマスクを寄贈しようと、知人に依頼して中国からマスクを入手。今月8日に東近江市へ2万枚、21日に長浜市へ1万枚を贈った。
大久保貴市長にマスクを渡した野々村社長は「緊急時には適切な支援が必要と考え、足りないマスクを贈ることにした。お年寄りや障害者の方たちに使ってほしい」と話した。市は市立病院や市内の福祉施設、小中学校などで活用する予定。
湘潭からマスク届く
彦根市の友好都市、中国湖南省の湘潭市からマスク2万枚と非接触型の体温計100本が彦根市に送られ、その第一便が21日に到着した。
1月31日に彦根から湘潭へマスク1万枚を送付。先月27日に湘潭から提供の申し入れがあり、マスク1万2000枚と体温計20本が届いた。残りは通関手続きの終了後に到着する予定。マスクは小中学校、福祉施設、市立病院、医師会に、体温計は幼稚園・保育所、小中学校、市立病院にそれぞれ配布される。
松風会もマスク贈る
社会福祉法人松風会 花しょうぶの郷(彦根市稲枝町)は21日、マスク3000枚を彦根市に贈った。