歳末特別警戒パトロールの出動式が5日、金亀公園のエントランス広場であり、彦根出身のJリーガーでU21日本代表の岩崎悠人選手(20)=京都サンガFC=が一日警察署長として参加した。
県警は年末年始に金融機関やコンビニなどを狙った強盗事件、飲酒による暴力や交通事故が多発することを懸念し、毎年12月1日から警察活動を強化している。
彦根署での出動式には署員や防犯団体の関係者ら65人が参加。山崎勉署長が「地域の皆さんが事件や事故に巻き込まれないよう、一丸となって警戒にあたるよう心からお願いしたい」と訓示。来賓を代表し大久保貴市長があいさつした。
「一日警察署長」と書かれたタスキをかけた岩崎選手は「住民の皆さんが安心して生活できるよう、パトロールしてください」と激励。山崎署長や大久保市長らと一緒に署員の服装や車両の点検をした。その後、登場したひこにゃんからサッカーボールを受け取ると、サッカー経験がある彦根署地域課の小西拓己巡査(23)を相手にリフティングとパスを披露した。最後に全員で整列し、出動する車両を見送っていた。