「お餅を楽しむ食文化を復活させたい」。彦根市後三条町の清水米穀店は、東近江市の七福堂製菓と共同で滋賀県産の餅米を使った「金粉もち」を開発。昨年末から同店などで販売している。
同店代表の清水孝夫さん(67)は、飽食の時代の流れにより餅を楽しむ食文化が薄れつつあると指摘。「お餅の食文化を後世に伝える必要がある。若い人にお餅に興味を持ってほしい」との思いから、餅米の滋賀羽二重糯(はぶらえもち)をきねでついて仕上げ、「金運」にちなんで食用の金粉を配した商品を考案した。
金粉もちは半月型の8切れ入り計262㌘、1080円。ワインレッド色の化粧箱に入っている。同店では「贈り物や落慶法要、引き出物などにも使えます」としている。同店やパリヤ(長曽根南町)、あらびか(川瀬馬場町)で販売している。問い合わせは同店☎(23)2062。