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彦根市内の複数の寺社や地蔵堂に「日本死ね」と刃物のような物で刻んだ落書き

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 滋賀県護国神社(尾末町)など彦根市内の複数の寺社や地蔵堂に、「日本死ね」と鋭利な刃物のような物で刻んだ落書きがされているのがわかった。滋賀彦根新聞が調べたところ、佐和町や旭町、京町、河原、大藪町などで見つかっており、彦根署も15日に市内14カ所で確認したと発表した。
 護国神社では市役所側といろは松側の鳥居の両方の柱に2カ所ずつ、縦約50㌢×横約10㌢の大きさで「日本死ね」と刻まれている。市内の寺から報告を受けた神職が境内を見回ったところ、11日午後10時ごろに確認した。10月23日には異常なかったという。
 また佐和町の地蔵堂には建物の周囲など複数個所に落書きされていた。毎朝、掃除と参拝をしているという近隣住民によると、今月2日朝には異常なかったが、お城祭りパレードの開催日の3日朝に落書きされているのを確認したという。被害にあったのはいずれも木製で、彫刻刀など鋭利な物で刻んだとみられる。
 彦根署によると、落書きが確認された日時は今年8月20日午後5時から1115日午前7時ごろまでだという。器物損壊事件とみて調べている。
 「日本死ね」の言葉は、子どもが保育園に入れなかった母親がブログで「保育園落ちた日本死ね」と書き込んだことが全国的な話題となり、今年2月末の国会でも取り上げられた。

彦根総合高校に本格的な調理技術や接客が学べる新しい調理実習室とレストラン実習室が完成、調理実習室の設備は高校では全国随一の規模

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 彦根総合高校(芹川町)に、本格的な調理技術や接客が学べる新しい調理実習室とレストラン実習室が完成。調理実習室の設備は高校では全国随一の規模を誇るという。
 彦根総合高は平成18年4月に総合学科を開設。現在は人文・自然、情報・ビジネス、福祉・保育、アート・デザインの4系列があり、そのうちアート・デザイン系列は美術領域と総合家庭領域食物調理専攻に分かれている。
 調理の仕事に携わる人材を育てていこうと、今年4月に彦根市安清町出身でイスラエルやカナダ大使館の料理長などを歴任した中嶋章浩さん(55)を食物調理専攻の担当教員に招へい。6月からは音楽室や理科室、書道室などがあった延べ床面積約444平方㍍の2階建ての校舎棟を改装し、2階に調理技術が学べる設備を備えた調理実習室(約117平方㍍)と、最大72席を確保できるレストラン実習室(約130平方㍍)を整備。1階にも基本的な調理技術が学べる調理実習室を設置した。
 将来的には総合家庭領域をランクアップさせて調理を専門に教える「フードクリエイト系列」を設ける予定で、平成31年度の新設を目指している。中嶋さんは「滋賀県内の料理の世界で活躍できる人材を育てていきたい」と話している。レストラン実習室には今後、プロジェクターなども設置していき、集会やパーティーなどにも使えるスペースにする予定で、将来的には校外にも開放していくという。

彦根城築城410年祭をPRするため、ごみ回収車にラッピング加工

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 彦根市は来年開催される国宝・彦根城築城410年祭をPRするため、ごみ回収車にラッピング加工を行い、14日に野瀬町の市清掃センターで出発式を開いた。
 築城410年祭は来年3月18日から12月10日まで開催。市民にPRして「オール彦根」で盛り上げていこうと、ごみ回収車の両面に縦65㌢×横1・5㍍の大きさで築城410年祭のロゴをカラーでラッピングした。
 まずは7台にラッピングし、新車両と入れ替わる2台にも年内に加工。計9台を築城410年祭の終了まで市内で走らせる。
 出発式には築城410年祭や市清掃センターの職員ら約30人が出席。川嶋恒紹副市長は「組織をあげて410年祭を盛り上げていきたい。市民の皆さんにアピールできると期待している」とあいさつ。ラッピングされた回収車はテープカットの後、市内へ出動して行った。

国際ソロプチミスト彦根が認証35周年の記念行事で小学校計34校にソフトバレーボールを寄贈

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 国際ソロプチミスト彦根(棚橋幸子会長)は認証35周年の記念行事として、彦根市や周辺市町の小学校計34校にソフトバレーボールを寄贈。9日に城北小で贈呈式が開かれた。
 ソロプチ彦根は子ども支援の事業を進めており、今年は9月23日にビバシティホールで開催したチャリティーバザーの収益金を活用し、市内の17校、旧能登川町の4校、愛荘町の4校、米原市の9校に計636個(うち彦根442個)のボールを寄贈。
 最初の学校となった城北小ではソロプチ彦根の会員20人が来校し、棚橋会長が森居康孝校長に目録を渡した後、役員たちが6年生の代表6人にボールを1個ずつ手渡した。
 棚橋会長は「このボールで遊んで、体を強くして健康な体になってください」と述べ、森居校長は「頂いたボールを有効に使っていきたい」と語っていた。
 贈呈式後には式に参加した1年生64人が会員たちと一緒にボールを使って遊んでいた。6年生の福井駿君(11)は「バレーやドッジボールなど色んな遊びができるので、とてもうれしいです。友だちと楽しくボール遊びをします」と礼を述べていた。

南彦根駅近くに新設する市民体育センター内への図書館(サテライト館)を巡って事務局側の市教委と大半の委員の意見が対立

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 彦根市内の図書館の整備方針を決める3回目の市図書館協議会が15日、尾末町の市立図書館で開かれたが、南彦根駅近くに新設する市民体育センター内への図書館(サテライト館)を巡って事務局側の市教委と大半の委員の意見が対立。急きょ年内に再度、協議会が開かれる予定となった。
 市教委が発表した整備基本計画のたたき台では、拠点になる「中央館」を河瀬か亀山学区内に新設するほか、現図書館の北部館、稲枝地域の南部館、市民体育センター内に図書館機能を有するサテライト館の3つの「地域館」を設ける方針。
 一方で、協議会では昨年7月から新たな図書館整備に向けて話し合ってきた経緯があるため、委員からは「市内3館で議論を進めてきたのに、突如4館になった。これまでの話し合いは何だったのか。納得できない」「サテライト館が先に完成すると、中央館が充実しないのではないか」「サテライト館を設けるぐらいなら、もっと体育機能を充実させるべきだ」「サテライト館ではなく、図書機能ぐらいでよい」など、正副委員長を除く委員8人のうち6、7人がサテライト館に対して反対意見を述べた。
 今後は年末に整備基本計画の素案を市のホームページにアップするなどして、パブリックコメントを1カ月間募り、2月中旬に4回目の協議会を開催した後、3月中旬に計画を策定する計画だった。しかし、サテライト館に対して委員の反対が根強いため、公表前の年内に4回目の協議会を開くことになりそうだ。
教育部長が不適切発言
委員「議論意味ない」
 15日に開かれた市図書館協議会では、市教委の山口義信部長の発言を巡って委員から不信の声があがった。
 サテライト館が不要だとする意見が計画に反映されるのかとたずねた委員からの質問に対し、山口部長は「この協議会は諮問機関ではないため、最後は事務局が決めることになる」と述べた。
 同協議会は法的には諮問機関ではないが、市教委から諮問された委員たちが市内の図書館の整備方針を話し合っており、事実上の諮問機関の役割を果たしている。
 山口部長の発言に対し、委員からは「いくら議論を深めても反映されないのなら意味がない」など反発の意見が出ていた。
 ※解説=サテライト館を新設したい市教委(市)側と、設置する必要がないとする委員側で対立し、このままでは収拾がつきそうにない。
 市側がサテライト館の設置にこだわる理由は、市民体育センターの新設とも深く関わっている。元々、南彦根駅前のひこね燦ぱれす周辺は図書館(中央館)の最有力候補地だった。
 地元においても図書館整備を期待する声があった中での市民体育センターの新設話に、動揺の声があったとも聞く。
 つまり、市側としては「サテライト館」と銘打って、地元に理解を求めたい思惑があるものの、この財政難の時代にそうやすやすと問屋が卸すはずがなく、委員から反対の声が相次いだ。
 そして、その上に事務局トップの部長による不適切発言があったことで、委員の不信感はますます根強くなっている。
 同協議会を経たとしても、次は市議会が待ち構えており、このままの素案では先行き不透明であり、見直しが求められよう。        (山田)

谷川俊太郎さんと息子の賢作さん招いた授業彦根市立城東小学校で

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 詩人の谷川俊太郎さん(84)と息子の賢作さん(56)を招いた授業が15日、彦根市立城東小学校で行われた。
 城東小では平成14年から詩の暗唱を授業に取り入れており、年間に約100編の詩を暗唱する児童もいる。
 授業は「『ことばっていいなすてきだな』谷川俊太郎さんとつくりだす詩の風景」をテーマに実施。第1部では、教員20人が谷川さんの詩「生きる」を朗読した後、全校児童319人が学年ごとに「やま」「だいち」「ひつとのほし」など谷川さんの作品を朗読した後、全校児童で「ひとりひとり」を披露した。
 第2部では谷川さんが賢作さんのピアノの伴奏に合わせながら、「生きる」や「うんこの歌」などを時折、ユーモアを交えながら発表した。質問コーナーでは児童たちが「いつから詩を作り始めたのですか」「1つの詩を作るのにどれだけかかりますか」などとたずね、谷川さんは「18歳から作り始めています。作品を作るのに短いので15分、長いのは書き直しを含めて3年かかります」と答えていた。
 6年生の杉本心都さん(11)は「谷川さんの読み方や声の音量が勉強になりました。たくさんの詩を上手に暗唱できるようになりたい」と話していた。谷川さん親子の授業は、子どもたちに本への親しみを持たせる活動をしている団体「季節風びわこ道場」が平和堂財団の協力を得て開催し、保護者ら約150人も見学に訪れた。


彦根市民体育センターでB・LEAGUEの試合開催に合わせて滋賀レイクスターズの選手らが市長を表敬訪問

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 12月3、4日の両日に彦根市民体育センターでプロバスケットボールB・LEAGUEの試合が開催されるのに合わせて、滋賀レイクスターズの選手らが11日、大久保貴市長を表敬訪問した。
 訪問したのは坂井信介代表、遠山向人ヘッドコーチ、キャプテンの横江豊選手、ジュリアン・マブンガ選手。遠山ヘッドコーチは「年に1度の彦根での開催。子どもたちに夢を与えられるような面白いバスケットをしたい」と語った。大久保市長は「滋賀は国体に向けてスポーツが盛んになる。大いに頑張って頂きたい」と述べた。最後にはひこにゃんも登場し、一緒に記念撮影をした。
 彦根市民体育センターでは新潟アルビレックスBBと対戦。試合開始時間は3日午後5時と4日午後2時。チケットは滋賀レイクスターズのホームページなどから購入を。

甲状腺がんを発症した子どもたちを支援するための「12人の絵本作家による応援カレンダー」が完成 彦根市内でも配布開始

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 東日本大震災の福島原発事故が原因で、甲状腺がんを発症したとされる子どもたちを支援するための「12人の絵本作家による応援カレンダー」が完成。彦根市内でも配布が始まった。
 福島県内の18歳未満の子どもを対象にした調査によると、135人が悪性のがんとの診断を受けて甲状腺の切除手術を受けたという。しかし原発事故による影響が認められず、一部の医療費しか補助されないため、甲状腺がんになった子どもの治療費などを支援していこうと、今年9月に有志たちによって「3・11甲状腺がん子ども基金」が創設された。
 また福島の子どもたちを救うため、日本の絵本作家たちが「応援カレンダープロジェクトチーム」を結成し、昨年は「被ばく裁判」を支援する活動を展開。今年はカレンダーの収益金を3・11甲状腺がん子ども基金に支援することにした。カレンダーは絵本作家12人の作品1点ずつが一月ごとに描かれている。
 全国各地に賛同者がおり、彦根市内では富永美砂穂さん(55)=原町=がプロジェクトチームに入り、カレンダーを販売している。富永さんは「作家さんや応援する人たちの思いが1人でも多くの方に届くように願っています」と話している。カレンダーは1部1000円。問い合わせは富永さん☎090(6737)9868。

データサイエンス学部を新設する滋賀大学で小学生を招いたプログラミング教室

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 来年4月にデータサイエンス学部を新設する滋賀大学は23日、彦根キャンパスで小学生を招いた「子どもプログラミング教室」を開いた。
 統計について子どもたちに身近に感じてもらおうと、総務省と滋賀大が東京以外で初めて実施。ソフトウェア開発会社「jig.jp」(東京都渋谷区)の福野泰介社長(38)を講師に招き、彦根市内の小学校から応募があった50人以上のうち、抽選で選ばれた30人が午前と午後に分かれて受講した。
 教室はjig.jpが開発したソフト「IchigoJam」を使って行われ、子どもたちは小型の液晶モニターにキーボードで福野社長が指示した英語や数字を打ち込んで、基板につながったLEDを点滅させた後、ゲームを作ったり、日本の人口統計を算出したりする体験をしていた。
 若葉小6年生の川島伝華(よしか)さん(12)は「プログラミングに関心があり参加しました。打ち込むのが難しかったけれど、打ち込み終わると達成感があり楽しかったです」と話していた。

交通渋滞緩和で彦根インターチェンジ付近に新設する駐車場からバスを運行させるパークアンドバスライド導入へ

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 彦根市は交通渋滞を緩和させるため、彦根インターチェンジ(IC)付近に新設する駐車場からバスを運行させる「パークアンドバスライド」の導入に向けて調整している。実現すれば、滋賀県内で初めてとなる。
 彦根ICから彦根城にかけての道路は土日祝日を中心に渋滞が目立ち、長年の懸案事項になっている。彦根市は渋滞の緩和と城内に進入する車の減少を目的に、整備中の原・松原バイパスの開通や平成36年の国体開催の時期までに「パークアンドバスライド」を導入したい考え。
 民有地を駐車場として整備し、その駐車場からシャトルバスを運行する計画で、来年秋にも社会実験を行う予定。特別史跡の城内に整備されている駐車場もあるため、将来的には駐車場を減らして史跡の発掘や復元をする目的もある。
 滋賀県内では大津市が電車に乗り換えてもらう方式を導入しているが、バスの方式は初めてだという。市の担当者は「社会実験と利用した観光客へのアンケート調査などを経て実現に向けて調整していきたい」としている。

金亀公園の整備費24億円

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 金亀公園の再整備基本計画の策定に向けた検討委員会が25日開かれ、整備スケジュールと概算の工事費が公表された。
 基本計画のたたき台では、▽金亀球場をソフトボールも利用できる多目的広場にし、荒神山公園野球場に夜間用の照明を整備し、金亀球場の代替え施設にする▽テニスコートの数を確保したうえで、景観に配慮した位置にする▽車の彦根城からの進入を止めて、市立図書館側に現状台数で駐車場を整備する▽駐車場の管理がし易い位置に管理棟を設けることなどが提案されている。
 スケジュールは平成36年の滋賀国体に向けて、来年度から2年間で設計を行い、平成31年度からわんぱく広場、野球場、多目的競技場などを解体し、並行する形で遊具広場や駐車場、多目的広場などを整備していく。テニスコートなどの再整備は国体後に順次行う。
 概算の工事費は解体費が1億7000万円、施設整備が22億6000万円で、合計24億3000万円。施設整備費の半分は国費になる予定。今後は来年1月半ばに再度、検討委員会を開き、2月上旬から1カ月間のパブリックコメントを経て3月末に基本計画を公表し、提言を受けた市は年度内に基本計画を策定する予定。

三日月大造知事と県内市町の首長が協議する「県首長会議」文化プラザで特別支援教育や平成36年の滋賀国体など話し合う

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 三日月大造知事と県内市町の首長が協議する「県首長会議」が11月30日に文化プラザで開かれ、特別支援教育や平成36年の滋賀国体などについて話し合いが行われた。
 県と市町の適切な連携の構築を目的に三日月知事の就任以降に開催されており、6回目の今回は三日月知事と15市町の首長が出席し、大久保貴市長が進行役を務めた。事前のアンケート調査により、特別支援教育、滋賀国体、農地転用の順番で協議を行った。
 特別支援教育については、野洲市の山仲善彰市長や湖南市の谷畑英吾市長ら複数の首長から学習支援員やスクールソーシャルワーカーら人員の配置拡充を求める意見が相次ぎ、谷畑市長は「福祉と教育の現場を融合させるなど思い切った取り組みが必要だ」と要請。三日月知事は「特別支援に関しては地域ごとに偏在がある。人員の拡充もしているが、更なる対応をしていきたい」と答えた。
 滋賀国体については谷畑市長が「総事業費が不明のままでは現在の東京五輪と同じように混乱しかねない」、山仲市長が「主会場の彦根で陸上競技しかできないままで良いのか。200億円をかけるのにサッカー(Jリーグ)はできないのか。用地買収は進んでいるのか。今年中に総事業費を公表しないと、県内市町は予算を組めない」と求めた。
 これに対し三日月知事や県の担当者は「総事業費はできるだけ早く出したい。彦根の主会場の周辺には今年中に説明会を行い、年度末から次年度に用地買収を進めたい」と述べた。
 また彦根市松原町の県立スイミングセンターの代替え場所について、県が大津市と協議を行うと説明したことに対し、長浜市の藤井勇治市長が長浜への誘致を求める意見もあった。
 なお、大久保市長は特に発言をしなかった。

彦根シャトーワイズメンズクラブ ヤエザクラ5本を寄付し金亀公園で植樹式

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 彦根シャトーワイズメンズクラブはヤエザクラ5本を市に寄付し、27日に金亀公園で植樹式が開かれた。
 同クラブは市民団体のひこね桜守と一緒に、彦根城内の桜の養生作業に尽力しており、クラブ35周年の記念事業の一環でヤエザクラを寄付。カリヨンベルの隣で行われた植樹式には大久保市長やクラブ会員、市職員ら約30人が参加し、高さ2㍍ほどに成長した2年木を植えた。
 同クラブの山内勉会長は「彦根城内のソメイヨシノは植えられてから長い年月が経過しており、若い木を植える必要があると考えた」と話していた。

彦根市から東近江市までの国道8号線バイパスの早期整備を目指した意見交換会

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 彦根市から東近江市までの国道8号線バイパスの早期整備を目指した意見交換会が5日、彦根商工会議所で開かれ、彦愛犬や東近江市の経済団体らから約150人が参加した。国道8号線の彦根・東近江間約20㌔㍍は慢性的に交通渋滞しているため、彦根商工会議所が彦愛犬と東近江の各商議所・商工会に呼びかける形で、民間が主体となって早期の8号線バイパス整備を進めていこうと企画した。
 意見交換会では彦根商議所の小出英樹会頭があいさつした後、滋賀2区選出の上野賢一郎衆院議員=自民党=が、彦根以南には主要な企業が多くあることにふれた上で「8号線バイパスを整備することで経済活動が格段に良くなる。民間が行政と一緒に動くことは事業を進める上で効果がある。現在進めている多賀のスマートインターチェンジ(IC)とセットで実現できれば、観光振興にもつながる」と述べた。
 国交省近畿地方整備局滋賀国道事務所の山田雅義所長は、彦根・東近江間の状況について▽総生産における第2次産業(ものづくり)の割合が全国1位の滋賀県の41%を上回る49%▽対象区間の中心地から彦根ICへの所要時間が混雑時に約1・5倍になる▽交通手段は84%が自動車を使っている▽御幸橋北を筆頭に、高宮町、外町などで渋滞による損失時間が県内平均より高い▽渋滞による損失時間の高い場所で事故が多発している―ことなどを報告。「このエリアはものづくりを牽引している地域であり、生活用の交通と物流の交通が一緒になっていることが渋滞の最大の要因になっている」と語った。
 会の最後では国道8号線バイパスの早期整備に向けた「連絡会」のような組織を立ち上げるため、彦愛犬と東近江の商議所・商工会の8団体の会頭・会長による準備会の発足が確認された。事務局の彦根商議所では連絡会を年内に立ち上げ、来年以降は国への要望活動や勉強会の開催などをしていく予定だ。

33歳の若さで亡くなった米田愛さんのイラスト展ギャラリー喫茶おとくらで

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 33歳の若さで亡くなった米田愛さんのイラスト展が彦根市高宮町のギャラリー喫茶おとくらで3日から開かれている。母親で高宮出身の眞由美さん(63)=東近江市能登川=は「娘の作品を見てほっこりして頂ければ」と来場を呼びかけている。
 愛さんは約5年前に脳炎を発症し、手足が不自由になった中、リハビリをしながら入院先の病院などでイラストを描き始めた。眞由美さんによると、子どものころから絵を描くのが好きだったという。
 平成25年5月には眞由美さんが長年の夢だった喫茶店(「おこじょ」)を東近江市内の自宅前にオープン。愛さんも店を手伝っていたが、翌年夏に再び体調を崩し、9月12日に亡くなった。
 作品は色鉛筆やサインペン、シャープペンシルを使って、笑顔の女の子たちが一緒に買い物をしたり、雪遊びをしたりしている様子が明るい表情で描かれている。亡くなるまでに1000点以上描いたという。
 今年3月には愛さんの作品をまとめた画集を自費出版し、リハビリ中だった病院の看護師らが愛さんに名付けた3つのペンネーム「花が咲く」「ハチミツ」「君と共に」のフランス語「Fleurir・miel・avec_toi(フルリール・ミエール・アヴェクトイ)」をタイトルに採用。初の個展となった高宮での展示会でも同じタイトルをテーマに使い、愛さんの作品30点と画集を展示している。
 眞由美さんは「娘は深い悩みを抱いていたはずですが、それを感じさせない明るく軽快なタッチの作品を見てほしい」と話している。開館は今月25日までの土日の午前10時~午後5時。おとくらの場所は高宮神社前。駐車場あり。

時間外手当を不正受給で30歳代の男性職員を停職1カ月の懲戒処分に

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 彦根市は8日、時間外勤務手当を不正に受給したなどとして、市民環境部に所属する30歳代の男性職員を同日から停職1カ月の懲戒処分にしたと発表。この男性職員は昨年10月にも不正受給で減給処分を受けている。
 市によると、男性職員は今年8月から10月まで、勤務していないのに時間外勤務を申請し、計6日間・7時間分の1万6684円を不正に受給した上、10月の時間外勤務については実際に働いた時間よりも計6日間・10時間分(2万3732円相当)を過大に申請していた。所属する担当課の課長からの報告を受けた人事課が庁舎内の防犯カメラなどから不正が判明したという。
 ほかにもこの男性職員は10月22日に、派遣業務として午後1時半から同5時まで勤務する必要があったものの、10分ほどでその場から無断で離れ勤務していなかったという。男性職員は不正に受給した分を今月2日に返金。市は担当課長に文書による訓告を行った。
 この男性職員は時間外勤務手当を平成26年から翌年7月までに127時間分、計27万円を不正に受給していたとして、昨年10月22日にも減給10分の1・1カ月の懲戒処分を受けていた。その後、市は時間外勤務手当の申請方法を変更。担当課長も注意をしていた中での今回の不正受給に対し、会見では記者から解雇に該当しないのかとの質問も出たが、市人事課は「当初は減給3~6カ月を考えたが、加重して解雇の次に重い停職処分にした」と答えた。
 大久保貴市長は「このような事態を招いたことを重く受けとめ、心からお詫びします。このような不祥事が二度と起こらないよう、再発防止を徹底したい」と述べた。

日本貿易振興機構・ジェトロ東京本部に彦根市内への滋賀貿易情報センターの設置を求める要望書

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 滋賀県の産業の海外展開を拡大させるため、三日月大造知事らが5日、日本貿易振興機構(ジェトロ)東京本部を訪れ、彦根市内への滋賀貿易情報センターの設置を求める要望書を提出した。
 要望書では、「人口減少による国内市場が縮小し、貿易の自由化の動きが活発化している」「県内産業の海外への販路と県内への投資の拡大を図るには、海外ネットワークを生かした専門的な支援ができる体制の整備が有益」などとし、平成29年度中の開設を求めている。すでに彦根市内には彦根商工会議所内に今年10月、海外展開を目指す県内企業を支援するための「新輸出大国コンソーシアム滋賀」の窓口が設置。ジェトロの大阪本部から派遣された専門家1人が毎週火曜と木曜に駐在し、海外展開に関する相談に応じている。
 全国の都道府県では滋賀をはじめ、奈良、和歌山、埼玉、群馬の5県にジェトロの事務所がない。滋賀貿易情報センターを設置することで▽海外情報が入手し易くなる▽企業のニーズに対してスムーズで細やかに支援できる▽海外展開の可能性がある有望企業を掘り起こせる―などの利点がある。
 設置費用はジェトロが負担し、ランニングコストは年間約4000万円のうち、半分を県や滋賀経済団体連合会、JA関連団体が負担する予定。設置場所は未定。

大久保貴市長が来年4月23日の市長選に再選を目指して出馬すると表明

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 大久保貴市長(53)は12日の市議会一般質問で、来年4月23日に予定されている市長選に再選を目指して出馬すると表明した=写真。安藤博議員の質問に答えた。
 安藤議員の未達成の公約の問いに、市長は彦根市立病院の医師不足や空きベッドへの対応、新しい図書館の整備、小学校の空調設備をあげ「『強い彦根』の実現のため、さまざまな取り組みについて検討を重ね、一定の道筋はつけた。できるだけ多くの取り組みを早期に実現できるよう、今後もより一層努力を重ねたい」と説明。「道半ばで立ち止まることなく、これを実現することが責務であると考えています」と述べ、出馬をするのかの問いに「出馬をさせて頂きたい」と語った。
 市長選にはこれまでに、元毎日放送社員の田原達雄氏(67)=元岡町、前市教育長の前川恒廣氏(61)=池州町=が出馬を表明している。

稲枝駅舎の橋上化と自由通路の工事が完成し供用を開始。記念式典に400人が参加

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 稲枝駅舎の橋上化と自由通路の工事が完成し、11日に供用を開始。同日、駅東口で記念式典が開かれ、国会議員や知事、彦犬の首長、県議、市議ら来賓約100人と市民ら計約400人が参加した。
 式典で大久保貴市長は「稲枝駅を核とした魅力あるまちにしていきたい。市南部の発展のために今後も支援を頂きたい」とあいさつ。JR西日本京都支社長の岩崎悟志さんは「稲枝駅は1日約5000人が利用しているが、高齢者らにとっては不便だった。バリアフリー化を実現して頂き、安心して利用して頂けることをうれしく思っている」と述べた。
 稲枝地区連合自治会長の柴田秀司さんは「稲枝駅を中心にしたまちづくりにまい進しなければならない。市南部の玄関口として、駅西口の開発や公共施設の誘致も進めてほしい」と語った。市立稲枝中学校生徒会長の川村美雨さん(14)=2年生=は「私たちだけでなく、誰にとっても利用しやすい駅になったと思います。この駅を多くの人が利用することで、稲枝の発展につながればと思います。また稲枝の街の温かさもずっと受け継がれていってほしい」と話した=写真。最後にはくす玉割りもあり、式典後には漫談などのイベントが行われた。
 【稲枝駅舎】大正9年に開設して以来、96年が経過していたため老朽化が著しく、段差も多かったため、平成19年3月に稲枝駅改築整備促進期成同盟会が設立され、同25年4月から施工開始。完成した橋上駅舎は延べ床面積約400平方㍍で、上下線にエレベーター1基ずつと待合室が1カ所ずつ、駅事務所、券売機などが整備。自由通路は延べ床面積約740平方㍍で、東西口にエスカレーターとエレベーターが1基ずつ、トイレ、授乳室、防犯カメラ、太陽光パネルなどがある。事業費は橋上駅舎が8億3748万円、自由通路が12億2154万円、付帯設備が8371万円の計21億4274万円で、うち市の負担額が20億6974万円。なお東西駅前広場の整備は平成30年度末の完成予定。

滋賀大学と県立彦根東高、虎姫高校との高大連携協定の締結式

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 滋賀大学と県立彦根東高、虎姫高校との高大連携協定の締結式が12日、滋賀大で行われた。
 来年4月にデータサイエンス(DS)学部を新設する滋大と、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている彦根東、虎姫の両校が、教育や研究分野で交流と連携を深めていくことを目的に、彦根東高が経済学部とDS学部、虎姫高がDS学部と協定を締結。
 滋大と彦根東高は、滋大の両学部の教員が文系、理系のさまざまな課題や研究方法を紹介し、生徒たちの探究活動を支援するプログラムを今年度からすでに進めている。虎姫高では理系の2年生の科目でDSをテーマにした学習プログラムを開発し、滋大のDS学部の教員が授業カリキュラムの設定やデータ解析の指導法への助言などの協力を予定している。
 協定の締結式で位田隆一学長は「滋賀大としては優秀な生徒の入学を期待している。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなど世界をリードできる経済人、データサイエンティストを輩出していきたい」とあいさつ。
 彦根東高の青木靖夫校長は「統計学の専門的な指導をお願いし、(グループワークなど主体的に課題を解決する力を養う)アクティブラーニングの充実に向けた連携を期待したい」、虎姫高の藤居毅校長は「アクティブラーニングの取り組みを発展させるためのお力添えを頂きたい」と述べた。
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