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バイオリニスト・高岸卓人さん来月5日からオランダのハーグ王立音楽院に留学

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 彦根市須越町出身のバイオリニスト・高岸卓人さん(25)が、来月5日からオランダのハーグ王立音楽院に留学する。出国を前に彦根市男女共同参画センター・ウィズで8日に行われたライブ後、高木さんにバイオリンの魅力や夢を聞いた。
 高岸さんは幼少のころ、ピアノを習っていたが、調律師のすすめで5歳の時にバイオリンに出会った。城陽小から県立河瀬中学・高校に進んだ後は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の戸澤哲夫さんに師事し、東京まで習いに通っていた。東京芸術大学を経て同大学院修士課程修了後、国内外の音楽イベントで活躍している。これまでに大阪国際コンクール エスポアール賞、全日本学生音楽コンクール 全国大会入選、滋賀県次世代文化賞などを受賞している。
 大学3年生以降は、17世紀初めから18世紀中ごろのバロック時代に作られたバイオリンを学び始め、現在は東京芸大別科のバロックヴァイオリン科に所属。
 バロックバイオリンの魅力について、高岸さんは「音楽の歴史は長く、バロック音楽はその当時のスタイルや考え方で演奏する。当時はどのような響きをしていたのか、考えながら演奏できるのもおもしろい」と話した。
 オランダへ留学する理由については「昔の曲はまだまだたくさんあり、それを勉強したいと思った」と語り、将来的にはバロック音楽の最上級に位置する団体「バッハ・コレギウム・ジャパン」への入団を目指したい意向も示した。オランダには約3年間滞在する予定。

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