尾田さんは約10年前から趣味の一つとして木のオブジェ作りをしており、現在は西今町で「自然工房 ウッドプランO・D・A」を経営。東近江市内など近隣の地の枯れた松の根っこや流木などを使用し、土を落として、ブラシで磨いた後、漆を塗るなどして仕上げる。一つの作品完成までに1週間から数カ月かかるという。
文化プラザでは、ひこにゃんのぬいぐるみが座った馬の形、金色に塗られたかぼちゃ型、石田三成の旗印「大一大万大吉」が描かれた作品など計54点を展示している。尾田さんは「土に戻る前の木々に、もう一度命を吹き込んでやりたいという思いで仕上げた作品をそろえました」と来場を呼びかけていた。
展示は今月28日まで。入場無料。