平成36年開催の国体の主会場整備に伴い、彦根市民体育センターが別の場所に新しく建てられるため、その候補地などを決める検討委員会は整備基本計画案(中間報告)を策定。2月1日から市のホームページなどに公開し意見を求める。
計画案では、新しい市民体育センターの整備方針について質問した市民アンケートの結果を掲載。それによると、交通手段は「駅から徒歩圏内である」と「バスや電車で行きやすい」が半数を占め、希望エリアは「芹川以北」(43・6%)、「芹川以南・犬上川以北」(29・3%)、「犬上川以南・宇曽川以北」(16・8%)の順だった。求める機能としては「更衣室・トイレが充実」「駐車場・駐輪場が確保」「競技場の規模が確保」「災害時の防災機能として活用」が多かった。
主な機能としては▽バスケットボール3面分のメインアリーナ▽同1面分のサブアリーナ▽最大2000席程度の観覧席▽2階固定席後方のランニングコース▽キッズルームやコミュニティスペースなど。建設候補地の条件として、駅からの距離が市内のJR4駅から約1・6㌔㍍(彦根駅から既存の市民体育センターへの距離)以内で、敷地面積が既存の約1・7㌶に増加分を入れた約2㌶以上を想定している。
意見を2月19日まで募集し、3月23日の検討委員会で新しい市民体育センターの建設候補地が提案。3月末に建設地とその規模、機能を公開する。以降、整備基本計画の策定に向けて協議し、パブリックコメントを経て、来年度の早い段階に市へ提言される。計画案の公開場所はホームページのほか、市役所1階、市教委保健体育課、市民体育センター、各支所・出張所で。問い合わせは保健体育課☎(24)7975。