未婚の息子・娘の親同士による「お見合い」イベントが、1月21日に彦根市旭町のホテルサンルートで開かれる。主催の良縁親の会(京都市)では参加者を募集している=写真は別会場で。
平成22年の総務省の国勢調査結果によると、年齢別の未婚率は男性の25~29歳が71・8%(平成2年時65・1%)、30~34歳が47・3%(同32・8%)、女性の25~29歳が60・3%(同40・4%)、30~34歳が34・5%(同13・9%)と、いずれの年代も20年間で未婚率が大幅に上昇。特に女性の晩婚化が進んでいる。
企業などによる婚活支援は当事者同士が対面してのお見合いとなり、入会金や成婚時の支払い、報告義務などが必要だが、同会による親同士のお見合いは参加費のみで報告義務もない。
同会では平成16年に京都市内で親同士のお見合いイベントを開いたのを皮切りに、これまでに近畿・東海地方を中心に全国各地で計245回開催。継続して出席している親もおり、これまでに延べ約2万人が参加している。県内では近江八幡市と大津でも開いており、彦根は平成24年1月の開催以来。
参加希望の親は、子どもの職業や学歴、趣味、資格、婚姻歴、相手の条件などを所定の書類に記入し応募。後日、住所と氏名以外が記された書類が性別ごとに送られ、希望の相手を選択し、当日、相手の親と面談をする。
対象は50歳ぐらいまでの独身の息子・娘を持つ親。参加費は親一人1万1000円。先着100人。当日は午後0時半~受付。子どもの写真の持参を。
同会代表理事で長浜出身の脇坂章司さんは「誰しも結婚したい気持ちがあるはずですが、社会情勢や出会いの無いことで結婚難になっている。私の出身地でもある滋賀北部は気になる地区。親御様がんばってください」と来場を呼びかけている。問い合わせは同会☎075(213)0506。