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市指定文化財の井伊神社 旧社殿公開へ

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 彦根市教委は、古沢町の井伊神社の旧社殿や旧善利組の足軽屋敷などを市指定文化財にしたと発表した。
 井伊神社は、井伊家の遠祖・共保(ともやす)の750回忌を祈念し、十二代藩主・直亮が、井伊谷八幡宮(静岡県)から分霊し、天保13年(1842)に龍潭寺(古沢町)の境内に創建した八幡宮が始まり。明治元年(1868)の神仏分離令により、その翌年に建物が現在の地に移された。ご神体も今年2月に建てられた新しい社殿に移された。
 本殿と拝殿から成っており、内部は漆塗りで、迫力のある龍などの多くの彫刻には極彩色がほどこされ、天井にはさまざまな草花が描かれているが、近年は雨漏れなど荒廃が目立ち、改修が必要な状況になっている。井伊神社は20年以上前から多賀大社が管理しているが、市に無償で寄付し、6日に市役所で受納式が開かれた。市指定文化財になったのは本殿と拝殿、その間にある相の間。
 ほかの指定文化財は、善利組足軽組屋敷の椿居家住宅と北川家住宅(いずれも芹橋2)、彦留神社石造宝塔(彦富町)、木俣清左衛門家文書559点。
 なお井伊神社の公開時間は午前10時~午後3時。駐車は佐和山史跡公園駐車場に。

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