彦根市芹中町の井上仏壇店の新店舗が完成し、オープンする31日から開店記念の特別展を開く。
同店は明治37年(1904)創業で、大正7年(1918)に現在の場所に移動してきたが、雨漏れや耐震性の問題から、隣接の建物と一緒に昨年4月に解体し、新築工事を行ってきた。
新店舗は木造2階建て延べ約401平方㍍。1、2階が店舗で、2階の一角は旧店舗の隣にあったサロン的な「七曲り三軒茶屋」として活用する。外壁には焼き杉を入れ、店舗前には旧店舗の基礎の石を活用した石畳を敷いており、井上昌一社長は「七曲り通りの景観が損なわないように配慮した」と話している。中庭には旧店舗にあった樹齢200年以上の梅の木も。
特別展では「家の宝となる仏像・仏画掛け軸展」を開催。大仏師が作った仏像7点と掛け軸5点を展示・販売(一部非売も)する。2月15日までの午前10時~午後5時、火曜定休。問い合わせは同店☎(22)1587。