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井堂雅夫さん木版画展、普門寺住職の講話と「奇跡の一本松」お守り販売も

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 木版画界の第一人者として知られる岩手県盛岡市出身の井堂雅夫さん(69)の作品展「ふるさと東北に祈りを込めて」が7日~文化プラザメッセホールで開かれている。
 東日本大震災の被災地・岩手県陸前高田市の復興支援活動をしている忘れない東北・全国巡礼展実行委員会が主催。井堂さんは15歳まで盛岡で過ごした後に京都へ移住。国内外で作品展を開き、数々の賞を受賞しているほか、NHK「にんげんマップ」や教育テレビ「趣味悠々」などに出演。震災後には犠牲者への鎮魂の思いを込めて陸前高田市の普門寺へ「阿弥陀来迎図」と「昇天」=写真=を奉納した。普門寺は震災の犠牲者のうち、身元不明の遺骨を預かって供養している曹洞宗の寺院。震災の翌年大晦日のNHK「ゆく年くる年」で除夜の鐘が鳴らされたことでも知られる。
 文化プラザでは井堂さんの奉納作品のほか、「黄金富士図」や六曲屏風形の「円山夜桜」など琳派の作品約40点を展示する。1月7日には普門寺の熊谷光洋住職も来場し午前11時~と午後2時~講話がある。このほか、今年8月に文化プラザで開いたダウン症の書家・金澤翔子さんの全国巡礼展の第2弾「おかあさま、ありがとう!」も同時に開催される。入場無料。午前9時~午後5時、11日まで。
 文化プラザの会場では展示期間中、陸前高田の海岸で1本だけ残り、その後伐採された「奇跡の一本松」の木の一部が入ったお守り「奇跡祈願」がチャリティー販売される。「一本松」の幹をくり抜いて細かくし、それを和紙で包んでお守りの中に入れた。若草色と薄紫色がある。1個1000円。収益の一部は復興支援に使われる。

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