彦根市議会12月定例会は12月1日に開会され、一般会計補正予算案(16億1203万円)など21議案が提案される。補正予算の中には、花しょうぶ通り商店街に来年2月末オープン予定の戦国武将のテーマ館「治部少丸(じぶしょうまる)」の設立補助(56万7000円)や、彦根仏壇の若年労働者を雇用させるための事業(56万4000円)が入っている。
花しょうぶのテーマ館は花しょうぶ通り商店街振興組合が旧とも栄履物店を改装して設置。石田三成とその家臣の大谷吉継、島左近に関するギャラリーで、手作りの甲冑などを展示する。事業費226万8000円のうち、県が半額補助し、残りの半分を市が補助する。
彦根仏壇の若年雇用事業は、仏壇七職のうち後継者がいない宮殿師(くうでんし)を育てるために彦根仏壇事業協同組合が40歳以下の人材1人を募集するというもの。現役の宮殿師の下で働きながら、彦根仏壇の歴史や工程なども学ぶ。県の緊急雇用創出特別推進事業の地域人づくり事業の補助金を活用する。なお12月議会の質疑ならびに一般質問は8日~10日。採決・閉会は18日の予定。