彦根市の銀座商店街に13日から慶応義塾大学の学生たちが訪れ、地元食材を使ってのカレーの提供や、商店を紹介したポスター展などを開催する。
銀座商店街では平成22年に同商店街の振興を目的に商店主らによって「銀座まちづくり研究会」を発足。県の補助を受けながら、田辺コンサルタントグループ(東京都品川区)の田邊寛子さんを講師に迎えて3年間、勉強会を開いてきた。
田邊さんから、全国各地の人々が集う「場所」でフィールドワークを行っている慶大環境情報学部教授の加藤文俊研究室の紹介を受け、銀座商店街でも「彦根キャンプ」と題して実施する。同研究室では学生が2、3人ずつに分かれ、地元市民へインタビュー取材やまち歩きをしてデータを収集し、ポスターや音声ガイド、電車の中つり広告などを制作している。
銀座商店街では学生22人と加藤教授が参加する予定。13日夜にオリエンテーションをし、14日朝からフィールドワークを開始し、学生のうち20人が同商店街の9店舗を取材。残りの2人が地元食材を購入してカレーを作り、午後6時ごろ~市民に無料で振る舞う。その日の夜間から翌日午前中にポスターを作り、正午~ギャラリーコジマで「彦根の人びとのポスター展」を開催。午後2時~発表会を行う。問い合わせは彦根銀座事務所☎(22)0466。