多賀町のキリンビール滋賀工場に、清涼飲料水のキリンビバレッジ滋賀工場が設立された。5月1日からは製造ラインの見学ツアーを開始する。
同工場は「午後の紅茶」や「生茶」「メッツコーラ」などのペットボトル商品を製造するため、今年1月に新設。プリフォームと呼ばれる素材からペットボトルを作り、無菌状態で充てんする小型ペットボトル商品の製造ラインも新たに備え、4月8日から本格稼働している。年間1700万ケースを生産し、大阪や京都、名古屋などに出荷する。従業員は115人。
見学ツアーは同社商品のうち「午後の紅茶」をテーマに設定。製造ラインの見学のほか、シンボルマークの公爵夫人の絵が動く不思議な部屋の体感や、スリランカの茶葉の香りかぎ体験、ペットボトル目線での製造工程の動画視聴など。7月からは世界で初めて透明の金型を使った成形機でペットボトルが膨らむ様子も体感できる。
開催時間は午前10時~と午後1時半~。参加無料。休館は日月曜、6月8日以降は月火曜と年末年始。申し込みは滋賀工場☎(48)2810。