多賀大社で3日、節分祭が営まれ、境内は約6000人(多賀大社発表)の参拝者で賑わっていた。
多賀大社での節分祭は昭和27年から行われている。今年は県内外から選ばれた還暦の年男と年女計252人(うち女性18人)が、裃(かみしも)と千早姿となり、赤ずきんをかぶって午前と午後の部に分かれて参加。
本殿での祭典後、境内に設けられた長さ約200㍍の特設の舞台で、島根県の因原(いんばら)神楽団が「鬼の舞」を奉納した後、年男と年女が舞台に登場。
多賀大社の木村光伸宮司が射る白羽の矢を合図に、巫女さんの「鬼は外、福は内」の掛け声に合わせて、年男と年女が福豆と福もちをまくと、境内では福を求める参拝者らが我先にと手を伸ばしていた。
今年は福豆約130㌔、福もち約270㌔がまかれた。