彦根市高宮町の中山道沿いのパン屋「クラウンブレッド平和堂」が7日に閉店する。
同店は店主の馬場貞二さん(70)が昭和47年11月18日にオープン。奥さんの直子さん(61)と二人三脚で経営し、カステラパンやあんパンなどを買い求めに市内外から多くの人が訪れる店だった。またひこにゃんをイラストしたあんパンや巨大なパンも人気だった。一方で、馬場さんは高宮町で毎年6月に蝸牛会アート展を開催するなど、まちの活性化にも貢献してきた。
しかし今年で70歳となり、店舗前の下水道工事で道路が通行止めになることもあり「もし40歳代なら少し休んで再開するが、やはり老いには勝てない」と閉店を決意。馬場さんは「これまで多くのお客さまや従業員の皆さまに支えられてきたことを感謝しています」と話している。
同店の営業時間は午前7時半~午後7時半。駐車場あり。問い合わせは同店☎(23)0605。