県内の公共交通の課題を探るため、県議が利用者の意見を聞く「県民参画委員会」が先月、彦根翔西館高校であり、近江鉄道線やバスなどで通学する生徒たちが利用状況を解説した。
県議会公共交通・国スポ・障スポ大会対策特別委員会の行政調査の一環で実施。委員の県議10人が翔西館高を訪れ、樋口康之校長や2年生5人と意見交換をした。
会議では樋口校長から、全校生徒のうち自転車通学が47・6%の452人、JRの利用が28・8%の274人、近江鉄道線の利用が22・8%の217人などとの状況を説明。
生徒からは「近江八幡市からJRと近江鉄道線で通学しているが、帰宅時に近江鉄道線が1時間に1本しかないため不便」「バスも利用しているが、近江鉄道との乗り換え時間が合っていない。連携してもらい、みんなが利用しやすくなることが重要だ」などの問題を指摘した。
近江鉄道線に対しては、生徒から「駅で停車している時間が長いので、夜は車内に虫が入る。虫の死がいも多い」「揺れが大きいので、荷物が多くいすに座れない時は大変」「後ろのドアが開かない時があり、気づかずに降り損ねた時がある」などの意見があった一方、「席が向かい合わせのため、乗り合わせたほかの生徒と友だちになれる」「比較的、座れるし、譲り合いもしやすい」などの声もあった。
会議後、永源寺町から通っている生徒の一人の北川妃依さん(16)は「私もバスを利用するが、近江鉄道線とのダイヤの調整はいると思う。(近江鉄道の)電車内で音楽を演奏または流すなど、楽しめる取り組みがあってもいい」と話していた。
県議会公共交通・国スポ・障スポ大会対策特別委員会の行政調査の一環で実施。委員の県議10人が翔西館高を訪れ、樋口康之校長や2年生5人と意見交換をした。
会議では樋口校長から、全校生徒のうち自転車通学が47・6%の452人、JRの利用が28・8%の274人、近江鉄道線の利用が22・8%の217人などとの状況を説明。
生徒からは「近江八幡市からJRと近江鉄道線で通学しているが、帰宅時に近江鉄道線が1時間に1本しかないため不便」「バスも利用しているが、近江鉄道との乗り換え時間が合っていない。連携してもらい、みんなが利用しやすくなることが重要だ」などの問題を指摘した。
近江鉄道線に対しては、生徒から「駅で停車している時間が長いので、夜は車内に虫が入る。虫の死がいも多い」「揺れが大きいので、荷物が多くいすに座れない時は大変」「後ろのドアが開かない時があり、気づかずに降り損ねた時がある」などの意見があった一方、「席が向かい合わせのため、乗り合わせたほかの生徒と友だちになれる」「比較的、座れるし、譲り合いもしやすい」などの声もあった。
会議後、永源寺町から通っている生徒の一人の北川妃依さん(16)は「私もバスを利用するが、近江鉄道線とのダイヤの調整はいると思う。(近江鉄道の)電車内で音楽を演奏または流すなど、楽しめる取り組みがあってもいい」と話していた。