JA東びわこの組合員たちの団体「陽だまりの会たん・とん」が8月31日、大薮集会所で認知症をテーマにした寸劇を披露し、認知症への理解を求めた。
同団体は1998年に彦愛犬の組合員たちによって結成。福祉施設での入浴や食事の介助、介護技術や認知症に関する研修をしてきた。10年ほど前から認知症をテーマにした寸劇を上演したり、高齢者から悩みを聞いたりする活動を展開している。
大薮町の住民たちが3年ほど前から開いている「大薮サロン」の依頼を受け、同団体会長の谷口幸子さんらメンバー10人が参加。谷口さんが認知症の花子さんの「姑(しゅうとめ)」役、ほかのメンバーが嫁、娘、息子、隣人などに分かれて、花子さんが道に迷ってしまう「私はどこへ?」や、自宅から荷物を抱えて出て行こうとする「ほな今日はこれで!」など計9作品の寸劇を演じた。
それぞれの寸劇の途中ではナレーションが入る本格的な劇に、見学に訪れた住民たちも見入っていた。最後の「花子さんのつぶやき」のコーナーでは、谷口さんが「いつまでも迷惑をかけたくないので、一日も早くお迎えに来てほしいが、せっかく頂いた命。もう少しだけ生きるので、支えて頂けたらうれしい。お頼み申し上げます」と語った。
同団体の寸劇は新型コロナウイルスの影響で上演できず、3年ぶりとなった今回も稽古ができず、「ぶっつけ本番でアドリブもあった」という。谷口さんは実母と義母が認知症だったといい「自らの体験も劇の中に取り入れた。家族をはじめ、周りの人たちの助けが必要だと知ってほしい。これからも寸劇を披露したい」と話していた。問い合わせはJA東びわこのくらしの活動課☎(28)7860。
多賀で寸劇と落語
JA東びわこの多賀支店で10月14日午後1時~陽だまりの会たん・とんの寸劇と林家久蔵さんの交通安全落語がある。参加費300円、土産付き。定員60人。多賀町外でも可。申し込みは今月30日までにJA東びわこのくらしの活動課へ。
同団体は1998年に彦愛犬の組合員たちによって結成。福祉施設での入浴や食事の介助、介護技術や認知症に関する研修をしてきた。10年ほど前から認知症をテーマにした寸劇を上演したり、高齢者から悩みを聞いたりする活動を展開している。
大薮町の住民たちが3年ほど前から開いている「大薮サロン」の依頼を受け、同団体会長の谷口幸子さんらメンバー10人が参加。谷口さんが認知症の花子さんの「姑(しゅうとめ)」役、ほかのメンバーが嫁、娘、息子、隣人などに分かれて、花子さんが道に迷ってしまう「私はどこへ?」や、自宅から荷物を抱えて出て行こうとする「ほな今日はこれで!」など計9作品の寸劇を演じた。
それぞれの寸劇の途中ではナレーションが入る本格的な劇に、見学に訪れた住民たちも見入っていた。最後の「花子さんのつぶやき」のコーナーでは、谷口さんが「いつまでも迷惑をかけたくないので、一日も早くお迎えに来てほしいが、せっかく頂いた命。もう少しだけ生きるので、支えて頂けたらうれしい。お頼み申し上げます」と語った。
同団体の寸劇は新型コロナウイルスの影響で上演できず、3年ぶりとなった今回も稽古ができず、「ぶっつけ本番でアドリブもあった」という。谷口さんは実母と義母が認知症だったといい「自らの体験も劇の中に取り入れた。家族をはじめ、周りの人たちの助けが必要だと知ってほしい。これからも寸劇を披露したい」と話していた。問い合わせはJA東びわこのくらしの活動課☎(28)7860。
JA東びわこの多賀支店で10月14日午後1時~陽だまりの会たん・とんの寸劇と林家久蔵さんの交通安全落語がある。参加費300円、土産付き。定員60人。多賀町外でも可。申し込みは今月30日までにJA東びわこのくらしの活動課へ。