彦根市役所の新庁舎用として、彦根仏壇事業協同組合は彦根仏壇の技を活用したいすとサイドテーブルを製作。4日に井上昌一理事長(53)ら役員が来庁し、製品が設置される特別応接室で和田裕行市長に説明した。
彦根市からの製造依頼を受けた同組合は仏壇七職のうち漆塗りと蒔絵、錺金具の技術を用い、幅52㌢×高さ75㌢×奥行き55㌢のいす18脚と、幅40㌢×高さ45㌢×奥行き50センチのサイドテーブル9台を製作。 木地部分は多賀町のひらつか建築が担当し、いすの背もたれ部分は井伊の赤備えの甲冑の天衝きをイメージした。木目を表面に出して蝋色の漆を塗り、市章を蒔絵で描き、銅板部分にも市章を掘り込んで仕上げた。総経費は約800万円。
この日は同組合の新役員5人が来庁。井上理事長は「伝統技術を後世につなげていくことが大事で、今後もあらゆる分野にチャレンジしたい」と述べた。市長は「すばらしい製品で、市としても彦根仏壇の技術を国内外に発信するお手伝いをしたい」と語った。
同組合では今後も彦根仏壇の技を生かしながら、ひこにゃんや戦国武将などを描いた高級いすなどの製造も検討している。
井上氏が理事長就任
彦根仏壇事業協同組合は新役員を発表し、理事長に井上仏壇の井上昌一氏を選任した。組合員は商部10社、工部18社からの21人。任期は今年5月21日から2年間。副理事長と専務理事は以下の皆さん。▽副理事長=宮川清、吉田彰浩、清水隆司、関新二郎▽専務理事=寺村勇。
彦根市からの製造依頼を受けた同組合は仏壇七職のうち漆塗りと蒔絵、錺金具の技術を用い、幅52㌢×高さ75㌢×奥行き55㌢のいす18脚と、幅40㌢×高さ45㌢×奥行き50センチのサイドテーブル9台を製作。 木地部分は多賀町のひらつか建築が担当し、いすの背もたれ部分は井伊の赤備えの甲冑の天衝きをイメージした。木目を表面に出して蝋色の漆を塗り、市章を蒔絵で描き、銅板部分にも市章を掘り込んで仕上げた。総経費は約800万円。
この日は同組合の新役員5人が来庁。井上理事長は「伝統技術を後世につなげていくことが大事で、今後もあらゆる分野にチャレンジしたい」と述べた。市長は「すばらしい製品で、市としても彦根仏壇の技術を国内外に発信するお手伝いをしたい」と語った。
同組合では今後も彦根仏壇の技を生かしながら、ひこにゃんや戦国武将などを描いた高級いすなどの製造も検討している。
彦根仏壇事業協同組合は新役員を発表し、理事長に井上仏壇の井上昌一氏を選任した。組合員は商部10社、工部18社からの21人。任期は今年5月21日から2年間。副理事長と専務理事は以下の皆さん。▽副理事長=宮川清、吉田彰浩、清水隆司、関新二郎▽専務理事=寺村勇。