医療的ケアが必要な重症児者が通所している施設「森のお家 ふぁみりぃ」(彦根市高宮町)は、写真家の国森康弘さんが施設内や重症児者の自宅で撮影した写真をまとめた写真集の作成を目指し、製作費などをクラウドファンディングで募っている。
ふぁみりぃは、たんの吸引や経管栄養などが必要な重症心身障害児者と医療的ケア児者向けのデイサービス。運営団体のNPO法人「道」が2018年4月に平田町から高宮町へ移転する形でオープン。障害児者や難病患者、家族、関係機関の職員からの相談に応じる「ちゃれんじ」、24時間・365日対応する訪問看護ステーション「ふれんず」も運営している。
「子どもたちの姿 多くの人に」
800冊作成し配布、パネル展示も
ふぁみりぃは彦愛犬の0歳児から20代までの30人以上が利用している。柴田恵子理事長(66)らは「一生懸命に生きているふぁみりぃの子どもたちのことをより多くの人に知ってもらいたい」との思いから写真集作りを企画。撮影依頼を受けた国森さんは昨年9月から10月までの計6日間、施設や重症児者の自宅を訪れて撮影した。
写真集は撮影された約1万5000枚から約60枚を選んでまとめる。親子や施設の職員たちとふれあう様子が収められた各写真には親が我が子に向けたメッセージも記される予定。写真集は800冊を4月頃に作成し、そのうち500冊を彦愛犬の小学校や保育所、県内の病院、図書館、障害者施設に配布する。残り300冊を販売する。写真30枚をA3判のパネルにして県内の関連イベントで展示するなどの取り組みも行う。
クラウドファンディングはキャンプファイヤーで3月30日まで。目標金額は300万円。寄付額は2000円~10万円。柴田理事長は「(重症児者の)ご家族のそれぞれの思いが詰まった写真ばかり。ふぁみりぃの仲間たちの姿を多くの人に知って頂き、誰もが社会の一人として認められて存在し、地域の中で生き生きと暮らせる社会になれば」と話していた。問い合わせはふぁみりぃ☎(49)2531。
ふぁみりぃは、たんの吸引や経管栄養などが必要な重症心身障害児者と医療的ケア児者向けのデイサービス。運営団体のNPO法人「道」が2018年4月に平田町から高宮町へ移転する形でオープン。障害児者や難病患者、家族、関係機関の職員からの相談に応じる「ちゃれんじ」、24時間・365日対応する訪問看護ステーション「ふれんず」も運営している。
800冊作成し配布、パネル展示も
写真集は撮影された約1万5000枚から約60枚を選んでまとめる。親子や施設の職員たちとふれあう様子が収められた各写真には親が我が子に向けたメッセージも記される予定。写真集は800冊を4月頃に作成し、そのうち500冊を彦愛犬の小学校や保育所、県内の病院、図書館、障害者施設に配布する。残り300冊を販売する。写真30枚をA3判のパネルにして県内の関連イベントで展示するなどの取り組みも行う。
クラウドファンディングはキャンプファイヤーで3月30日まで。目標金額は300万円。寄付額は2000円~10万円。柴田理事長は「(重症児者の)ご家族のそれぞれの思いが詰まった写真ばかり。ふぁみりぃの仲間たちの姿を多くの人に知って頂き、誰もが社会の一人として認められて存在し、地域の中で生き生きと暮らせる社会になれば」と話していた。問い合わせはふぁみりぃ☎(49)2531。