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彦根市立図書館の中央館 誘致へ河瀬学区と亀山学区が始動

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 彦根市は新しい彦根市立図書館の中央館を河瀬学区か亀山学区に建設する計画を進めている。各学区でも地元の自治会などが候補地を選定し、すでに市へ報告している状況で、今月7日夜には河瀬学区連合自治会が河瀬地区公民館で「市立図書館(中央館)誘致委員会」の発足式を開いた。
 
両学区とも候補地絞る
1回目の用地選定委員会
 河瀬学区連合自治会は複数の候補地から彦根工業高校の北側の土地2万2813平方㍍を選定。その土地を所有する18人(21筆)の承諾も得ているといい、1013日には大久保貴市長へ要望書を提出した。
 誘致委員会は連合自治会の永畑幸雄会長らが役員、所属する14町1地区の自治会長と同学区の社協・青少協・体育振興会などの会長が委員、ほかの5自治会長が特別委員、野村博雄・杉原祥浩・小川隆史の3市議らが顧問に就いた。
 発足式で永畑会長は「図書館の設立は河瀬地域の悲願であり、ワンチームとなって誘致に努めたい」と意気込みを語った。最後には参加した約30人で頑張ろうコールをした。
一方の亀山学区は彦根亀山郵便局(清崎町)の近くを候補地に選定し、河瀬学区と同様に市へ報告済みだという。
 市教委は用地選定委員会の1回目の会議を先日開いた。今年度内の協議で候補地1カ所を選ぶ方針。

市の図書館整備計画
 彦根市の図書館整備基本計画では新しい市内の図書館について、拠点になる「中央館」を河瀬学区か亀山学区に設け、「地域館」として現図書館を北部館に、稲枝支所の周辺に南部館を創設する。南彦根駅西側に建設中の新しい市民体育センター内にも図書の貸し出しと返却、検索ができる場所を設ける。
 各図書館の概要として、中央館は15万冊を収容できるスペース、70万冊を所蔵できる書庫、会議室、事務室などを整備。建物の延べ床面積が約4300平方㍍、駐車場が現在の150台と緑地帯を入れて約4000平方㍍で、合計の敷地面積が約9000㍍。施設内の特徴は、車いすの利用者を含めて来館者が楽に通れる通路、障害者や高齢者向けの大活字本・朗読本など視聴覚資料の充実、時節に応じた話題・トピックスなどの特設コーナー、ユニバーサルデザインの導入、バリアフリー化を予定。湖東定住自立圏1市4町の拠点となる図書館を目指す。
 北部館は本棚に8万冊、書庫に置く本を含めて計12万冊を収容するほか、旧彦根藩領に関する古文書や歴史資料、舟橋聖一記念文庫などの特別コレクションを紹介する施設にする。南部館は5万冊程度を収容する。

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