彦根市長曽根南町のパリヤは1日、生活困窮者らに食品や雑貨を届けるための「フードバンクポスト」を店内に設置。来店客からの提供を呼びかけている。
食品ロスを削減しながら、必要としている市民に届けようと、市社協が設置しているフードバンク彦根と連携して企画。「『もったいない』を『ありがとう』に」をキャッチフレーズに、食品、菓子・飲料、雑貨のボックスをサービスカウンターの隣に設置した。提供品が集まり次第、市社協の職員らが回収し、子ども食堂者生活困窮者に配布する。
対象の品は、缶詰、菓子、乾物、麺類、インスタント食品、レトルト食品、コーヒー・紅茶、飲料、調味料、食用油、生活雑貨。いずれも賞味期限が1カ月以上ある未開封の商品。市内に届き始めている「アベノマスク」も可。生鮮食品、冷蔵冷凍食品、酒類、医薬品、ペット用品は不可。
店長の阪東龍也さん(40)は「コロナで何か支援をしたいという助け合いの気持ちが増えているように感じます」と協力を求めている。営業時間は午前9時~午後9時。