甲子園でのアルプス席(応援席)での応援に合わせ、チアリーダー36人と野球部員ら約10人による応援団が結成。初戦に向けて毎日、練習に励んでいる。
チアリーダーは、東高野球部が甲子園出場を決めた先月29日に学校から生徒にメールで募集の案内があり、翌日に体育館に集まった女子生徒のうち23人がチアリーダーとなり、31日以降の毎日午後4時から2時間、東高体育館で練習している。
指導役は、東高が4年前の春の選抜大会に出場した際にも指導にあたった滋賀学園中学高校(東近江市)チアリーディング部コーチの村井三幸さん(37)。チアリーダーには同部の部員13人もメンバーに加わり、野球部のレギュラー9人の応援歌、選手交代・代打、ヒット、チャンス、得点のそれぞれの曲に合わせた振り付けを習っている。
村井さんは「滋賀県代表の学校の選手たちを応援できるのはうれしい。東高生たちは飲み込みが早い」と話していた。
チアリーダー代表の徳田郁香(ふみか)さん(16)=2年生=は普段はボート部の部員。「野球部に友だちがいて、少しでも力になれたらと思い、参加した。母も東高在校時にチアリーダーをやり、楽しかったとも聞いた。あせらずにがんばって振り付けを覚えたい」と意気込んでいた。
応援団長を務めるのは東高野球部の吉松元輝(げんき)君(17)=3年生。一番打者の川端将広選手=3年生=の指名で県大会前の6月末に団長に就任した。甲子園に向けての練習は3日から始めた。「選手たちに応援が届かないと意味がない。選手たちの緊張をほぐすためにも応援をがんばりたい」と抱負。4年前の選抜大会で東高の応援団は最優秀賞(夏は表彰が無い)を受賞したが、「あの時のような応援団に近づけるよう引っ張っていきたい」と力を込めていた。