スタントマンが交通事故の場面を再現しながらその恐ろしさを教える「スケアードストレイト教室」が21日、彦根市立南中学校で開かれた。
JA共済連がカースタント会社「スーパードライバーズ」(東京都狛江市)の協力を得て実施。南中は生徒の7割が自転車通学で、交通量の多い道路や狭い歩道などがあるため、登下校時に車と自転車の接触や自転車同士の衝突などが起こっており、今年度も数件発生しているという。
南中の教室には同社の女性4人を含むスタントマン6人が来校し、全校生徒を前に車と自転車の接触や出会い頭での衝突、トラックと自転車の巻き込みなど7パターンの事故を再現。交通ルールを順守しながらの登下校を呼びかけた。
生徒会長の川島伝華(よしか)さん(15)は「事故の恐ろしさを知ることができ、交通ルールを守ることの大切さも実感できました」と話していた。