29日の高校野球滋賀大会決勝で勝利した彦根東高校野球部員の帰校に合わせて、その日の夕方には校内の体育館で優勝報告会と全国大会出場壮行会が開かれ、生徒や保護者、教職員、OBら約500人が参加した。
中島清承部長からベンチ入りした選手20人の紹介があった後、主将の山中俊亮選手=3年生=が「滋賀県代表の名に恥じぬよう全力でプレーしたい」と抱負。村中隆之監督は「夏の大会でチームを完成させようと思っていた。ノック用のバットにヒビが入っており、今日(決勝)の練習で割れると思ったが、割れなかった。甲子園で完成させろということだ」とあいさつ。
生徒会長の早崎佑亮君=2年生=は「今回の成果は日々の厳しい鍛錬の賜物。甲子園でも活躍されることを願っています」と激励。善住喜太郎校長は「東高の生徒は赤鬼の子ども。鬼を指導する先生は甘くない。明日からも容赦しない」と、独特の表現で励ました。
東高野球部は今後、8月1日に県庁での壮行会、2日に甲子園で練習、5日に抽選会に参加し、8日の開幕式にのぞむ。合間には彦根市役所での壮行会もある。