彦根市内の夜の見所を紹介するフォトガイドブック「彦根夜さんぽ」を発行するため、京都造形芸術大学の学生たちが8月28日から30日まで市内を訪れ、袋町などの店を取材した。
袋町など市内の飲食店が加盟する滋賀県社交飲食業生活衛生同業組合が、女性が楽しめる市内の観光スポットの発掘と観光客の宿泊増、回遊性の向上を目的に企画した。
ガイドブックの制作の依頼を受けた京都造形芸術大学は情報デザイン学科の2年から4年生の学生6人が担当。本町宿を拠点に昼間と夜間に市内の店を回って写真撮影と取材をした。取材最初の28日には学生たちが銀座商店街などを歩き、銀座町のジェラート店のGelateria Azzurroでは青池貴司代表取締役から店や商品の特徴の案内を受けた。
ガイドブックは計30店舗分の51カットの写真の掲載を予定。「彦根夜さんぽ」のコーナーでは、女性でも楽しめるスナックや路地の奥など袋町内のほか、食べておきたいディナーメニューを提供する店や、飲んだ後や散歩の後に食べたくなる近江ちゃんぽんの店を紹介。また「彦根昼さんぽ」では昼間に散策できるキャッスルロード周辺や、散歩で疲れた時にスイーツが食べられる店を案内する。
学生の松本舞子さん(20)=3年生=は「当初は近代的な建物が建ち並ぶイメージだったが、落ち着いた雰囲気でとても良いまち。どのようなスナックなどを紹介するか楽しみにしていてください」と話していた。ガイドブックはフルカラーの24ページで1000部発行。9月下旬から掲載された店舗などで無料配布される。