彦根市日夏町の荒神山自然の家に、立命館大学理工学部(草津キャンパス)の学生グループ「Clown(クラウン)」がツリーハウスを作っており、24日に完成イベントを行った。
Clownは既存の樹木を活用しながら家を建てるツリーハウスの制作を通じて地域を盛り上げていこうと、同学部建築都市デザイン学科の学生たちで結成され、平成26年に兵庫県丹波市内のキャンプ場に最初のツリーハウスを制作。翌年には米原市内に、昨年には京都市内にも作った。
4基目となる今年は荒神山自然の家からの依頼で、敷地内のテントサイトにあるスギの木2本の間にツリーハウスを建設することになった。学生たちが出し合った13の設計案から5案まで絞り、荒神山公園の来園者による投票を経て設計案を決定。「懐かしさ」をコンセプトにジャングルジムをイメージし、1年から3年までの学生140人が前中後期に分かれて荒神山自然の家で宿泊しながら今月11日から建設してきた。
ツリーハウスはスギやヒノキなどを使い3層で仕上げられており、正面の幅が4㍍25㌢、地面からの高さが6㍍25㌢。使用している木材の寿命とされる7年後に解体する予定。
代表で3年生の安原大貴さん(21)は「地元の人たちに愛されるツリーハウスになればいい。子どもたちには夢を、大人の方には忘れていた何かをツリーハウスを通して伝えたい」と話していた。
立命館大学の学生グループ「Clown」は24日午前11時~荒神山自然の家で、ツリーハウスの完成イベント「タイムスリップ大作戦」を行った。
たこ、めんこ、空気鉄砲など懐かしいおもちゃ作り、人間すごろく(受付が午後0時半まで)、タイムカプセル作り(午後3時)後に風船飛ばし。タイムカプセルに入れる物持参で。参加無料。