彦根商工会議所(中央町)1階に国内44カ所目として3日オープンしたジェトロ(日本貿易振興機構)滋賀貿易情報センターの道法(どうほう)清隆所長(41)に、これまでの経歴や滋賀の産業の魅力などを聞いた。
道法さんは横浜市出身。東京外国大を卒業後、平成10年にジェトロに入り、岩手の盛岡情報センター、ベトナムのホーチミン事務所、カンボジアのプノンペン事務所長、ビジネス展開支援部課長代理などを務めた。
滋賀の産業の魅力について、道法さんは近江米、近江牛、近江茶の主要3品目をあげながら「農林畜産物や加工食品の海外販路の開拓や県内製品のブランド力の向上のために支援したい」と説明。
また琵琶湖を生かした政策として水環境ビジネスをあげ「赤潮などの水環境を改善させる技術を持つ企業の海外の展示会や、長浜で開催されるびわ湖環境ビジネスメッセへの出展などで新しいビジネスを創出していきたい」と語った。
滋賀や彦根の印象については「滋賀は琵琶湖をはじめ、豊かな地域だと思う。彦根はひこにゃんのほか、歴史のある雰囲気で、歴史好きにはたまらないのでは」と語った。
企業や県民に対して、道法さんは「海外のビジネス情報を知りたい企業の方、ジェトロとはどのような組織か知りたい方、個人で輸入に関心がある方、色んな方に気軽に相談に来てほしい」と話していた。
ジェトロ滋賀貿易情報センターの営業時間は平日の午前9時~午後5時。世界の経済・産業動向などの資料閲覧コーナーも。問い合わせは同センター☎(21)2450。