みんなでリレーしながらワンフレーズずつ歌うギネス記録の挑戦が23日、近江高校体育館(彦根市松原町)で開かれ、3曲を264人で歌った。ビデオ記録や書類をイギリスのギネス社本部に提出した後、正式にギネス記録として認められる。
これまでに彦根で8つのギネス記録を達成している寺村邦子さん(58)=尾末町=の9回目の挑戦で、県内外から参加の4~80歳が「ほたるこい」「ABCのうた」「ハッピーバースデイ」をワンフレーズずつ順番に歌った。
今回は参加者集めに苦労し、当初予定していた午前11時の開始時間にも集まらず、この日の湖岸清掃に参加していた近江高校の運動部員に来てもらった。しかしそれでも足りなかったため、練習試合のため同校を訪れていた彦根東高の野球部員も加わり、ようやく認可基準の250人を超えた。
寺村さん「一番しんどかった」
寺村さん「一番しんどかった」
挑戦イベントは約1時間半遅れで始まり、264人が交代しながら「ABCのうた」を2回、「ほたるこい」を3回、「ハッピーバースデイ」を4回歌った。
参加者全員での記念撮影を終えた後に寺村さんは「(人集めに苦労し)3日間ほどほとんど寝ることができず、これまでの挑戦で一番しんどかった。皆さんにはご迷惑をお掛けした」と疲れた表情を見せながら、今後の挑戦については「今は何も考えられないけれど、挑戦するにしても多人数を集めるのはしない」と話していた。
正式な認可の報告は早くて10日後になるという。