市民自らでまちの将来像を描いて、行政と協働でまちづくりに取り組むことを目指し、彦根市芹川町の児島聖治さん(53)=写真=が市民団体「こうしよう!ひこね市民会議」(市民会議)を発足。活動の1つとして、地域住民らが交流できる「まちかふぇ」の協賛店を募集している。
児島さんは関西学院大学卒、筑波大学大学院修士課程修了後、滋賀県庁に入庁し、工業技術センター、県政策研究グループ、琵琶湖研究所などで働き、地域で開催されるワークショップやフォーラムなどにも積極的に参加。平成25年3月に親の介護のため退職した。
彦根が将来も安心して暮らせるよう、市民自らでまちづくりの方向性を考えて、市の計画へ提言したり、市の事業に参画したりしていこうと、今年1月に市民会議を設立。児島さん自身も市の都市交通や図書館整備、地域福祉、多文化共生などの計画に意見を出している。
「まちかふぇ」は、サロンや勉強会、ミニコンサート、留学生ら外国人との交流会などの形式で、市民が集って、憩いや学び合うことができるプロジェクト。特に高齢者や子育て中の母親、大学生が気軽に集える場所作りを目指す。カフェなどの協力店や、各店でイベントを開催したい企画を募集している。
児島さんは「ご自身のお店を開放して頂ける方、まちづくりのために何かをやってみたい方、このプロジェクトに関心のある方の連絡を待っています」と協力者を呼びかけている。詳細は「ひこね まちかふぇプロジェクト」で検索を。問い合わせは児島さん☎090(1020)9806。