彦根総合高校(芹川町)にハンドボールの公式試合ができる体育館がまもなく完成し、「彦総グリーンアリーナ」と命名されて19日に竣工式が開かれる。彦根市は平成36年の滋賀国体時のハンドボールの市内開催を県に要望しており、開催が決まれば、彦根総合高の体育館が使われる可能性がある。
彦根総合高のハンドボール部は平成27年度のインターハイに県代表として出場するなど、県内でも強豪校の1つになっている。これまでは屋外にハンドボールの練習場があったが、その場所にハンドボールの公式試合ができる約45㍍×約27㍍の大きさの体育館を整備。床にはフランス製の体育館用の緑色を基調にしたマットを敷き詰めており、バスケットボールやバレーボールもできるという。
総工費は約3億9000万円。滋賀国体でのハンドボールの開催会場は未定だが、今月末に公表される「第3次内定」にハンドボールの開催場所が盛り込まれる予定。松本隆理事長は「国体レベルの公式試合ができるコートが完成した。ハンドボール部を強化していきながら、彦根をハンドボールの街にできるよう、協力していきたい」と話していた。
竣工式は午前9時半~で、式典後には彦根翔西館高校とのハンドボールのこけら落としマッチがある。