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彦根城を世界遺産に ラッピングバス運行開始

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 彦根城天守と「彦根城を世界遺産に!」の文字をラッピングしたバス=写真=が、1日から湖国バス運行の路線バス・河瀬線で始まった。河瀬駅から彦根駅まで市内で南北に最も長く走る路線バスにラッピングすることで、世界遺産登録への市民意識の向上を目指す。バスの正面、左右の側面、後面に「彦根城を世界遺産に!」が紅色で記されているほか、親しみをもってもらうため石垣を赤や青、緑などカラフルな色で表現した。
 バスは長さ約7㍍×幅約2×高さ約2・6㍍、定員29人で、補助ステップや車いすの乗降用リフトも備え付けている。河瀬駅・彦根駅間を7往復する。

米国の絵本 彦根市の翻訳家・奥隆子さんが翻訳「ローズとライオン―まほうのだいぼうけん―」

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 米国の作家による宇宙への冒険をえがいた絵本を、彦根市本町1の翻訳家・奥隆子さん(41)が翻訳し、「ローズとライオン―まほうのだいぼうけん―」の題で1日から全国の書店で販売されている。
 この絵本は、米国オレゴン州の絵本作家のデイビッド・T・グリーンバーグさん(60)の「Enchanted Lions」が原作。デイビッドさんが子どものころに訪れた現代美術館で見た画家のアンリ・ルソーの「眠るジプシー女」を参考に書いた。主人公の女の子が魔法の国から来たライオンに出会い、背中に乗って空高く舞い上がり、宇宙を冒険するというストーリー。
 奥さんは2年前の8月にインターネットのサイトでこの作品に出会い、「原作の詩的でリズミカルな作風」にひかれ、その年の末から翻訳を始め、高校の英語講師をしながら春休みや夏休みの期間を利用してさきごろ完成させた。
 英語では表現できない擬音を取り入れ「心を込めて言葉を選びながら」翻訳。奥さんは「この絵本は私の子どものように思っている。子どもだけでなく、かつて子どもだったすべての方にこの絵本を届けたいので、多くの人に読んで欲しい」と話している。奥さんの翻訳家としてのデビュー作品でもある。全カラーの32ページ。25・4㌢四方。出版はバベルプレス(東京都武蔵野市)。1620円。アマゾンや楽天などオンラインショップでも販売している。

多賀・桃原のゴボウ復活へ 彦根市民らが現地で種まき

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 多賀町の桃原(もばら)地区で生産されていたゴボウを復活させる取り組み(桃原プロジェクト)が彦根市民や地元住民らによって始まり、4日には種まきが行われた。
 地元の記録によると、桃原では明治13年(1880)に「ゴボウ4000貫」が収穫され、京都などでは正月の高級食材として人気があったという。桃原には昭和5年から同20年代ごろに60戸余りの家があり、スキー場としても賑わっていた。しかし同30年代ごろから林道の整備などで多賀の町中や彦根へ移り住む住民が増え、人口減に伴い同50年代に多賀ゴボウも生産されなくなった。現在は3戸に3人のみが住む限界集落になっている。
 滋賀県やJA東びわこでは昨年から桃原でゴボウの栽培をしており、その活動を知った中川信子さん(56)=安清東町=が復活を目指して協力者を募集。中川さんが所有している桃原の土地のうち4分の1ほどの約150平方㍍をゴボウ畑にすることにした。
 4日には彦根や多賀の住民、滋賀県立大学の教員や学生ら計約20人が種をまいた=写真。11月ごろに収穫する予定。中川さんは「今後はかつてのゴボウ畑だった地に生育しているスギの木を伐採し活用しながら、ゴボウの収穫量を増やしていきたい」と話していた。

禅の教えまとめた本「まあるい生き方」 川地将人さんら講演と信和義塾大學校彦根校開校

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 彦根市長曽根南町の川地工務店代表取締役の川地将人さん(44)らがこのほど、禅の教えをまとめた本「成功者はなぜ、『まあるい生き方』を実践するのか?」を発刊。今月18日午後6時半~彦根商工会議所4階で、出版記念&信和義塾大學彦根校開校記念講演会を開く。
 本は「はじめに」で、アップル社の設立者の一人のスティーブ・ジョブズさんが青年時代から禅を学んでいたことを紹介した上で、「『円(まあるい)』には欠ける所も、余る所もない完全な円満であり、絶対的真理を伝える際には円を描くと言われています。(中略)円は森羅万象をも表していますので、始まりもなければ、終わりもない、無限に続く宇宙なのです」と解説。
 以降、5章に分けて29の禅語の意味の説明と「生き方」をアドバイスしながら、項目ごとに復習できる「ワーク」欄も紹介。井伊直弼公の「一期一会」の項目では、「過去がもはや存在せず、未来は想像の産物にしかすぎません。今日という日しかないです。だから今日という一日を賢く使ってください」としている。
 川地さんは会社を経営しながら、世界で活躍できる人材を育成する学校・信和義塾大學校の教員を育てる東京都内の学校で平成24年から帝王学を学んでおり、6月26日には国内外で7校目となる彦根校を彦根駅前に創設する。川地さんは「『まあるい』暮らしとは、言い換えれば、過去の自分や出来事を省み、今を大切にし、そして自ら未来をつくり出していくことだと言えます」とコメントしている。
 本の著者は川地さんと同大學校創設者の中野博さん。1冊1500(税別)。全国の書店で販売している。発行は現代書林(東京都新宿区)。
 なお記念講演会では川地さんと中野さんが著書の内容などを話す。定員100人。参加無料。問い合わせは川地工務店☎(46)3110。
 信和義塾大學校・彦根校は塾生を募集している。対象は「彦根や滋賀を元気にしたいという志があり、何のために生きていくのかを学びたい国民」。哲学や日本の武士道、孔子・老子の学問、孫子の兵法などを学ぶ。講義は月1回で、入会金1万円、年間会費12万円、中学生~大学生1万2000円。問い合わせは川地工務店へ。

彦根で吉本新喜劇 大助花子の漫才も

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 吉本新喜劇が6月6日に文化プラザグランドホールで行われる=写真は実行委提供の昨年の舞台。
 市民有志の実行委員会主催で、4回目の今年の開演は午後0時半~と同5時~。宮川大助・花子、ダイアン、銀シャリの漫才と、内場勝則さん、チャーリー浜さん、末成由美さん、間寛平さんら出演の吉本新喜劇がある。新喜劇は彦根オリジナル作品。
 オープニングには近江高校吹奏楽部の演奏、円形広場では午前11時~午後5時に「ひこねグルメ&ミニステージ」もオープン。飲食の模擬店約15店舗が出店するほか、ステージでは音楽家や団体による演奏とパフォーマンスがある。
 前売り券はSS席4500円、S席3500円、A席2500円。残っていれば当日券は500円アップ。売り上げの一部は東日本大震災の復興支援にあてられる。文化プラザ、ビバシティ、アルプラザ彦根・長浜、フレンドマート大薮・地蔵店、近江鉄道旅行センターなどで販売。問い合わせは事務局☎090(9819)1764。

タイムカプセルでギネス挑戦

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 タイムカプセルに手紙や写真などを入れてギネス記録に挑戦するイベントが29日午後1時から翌日午後1時までの24時間、彦根市立病院の中庭で行われる。主催者の寺村邦子さん(59)=尾末町=はタイムカプセルに記念の物を入れたい人と支援者を募集している。
 タイムカプセルに入れる物は▽写真や新聞、雑誌など定期刊行物、音声▽手紙やメッセージ▽人気のあるキャラクター商品など「今がわかる物品」のいずれか1点。
 対象年齢は16歳以上だが、16~18歳は保護者の署名入りの許可書が必要。米国で今年3月末に同じ挑戦があり、1015人が参加したため、1016人で記録達成となる。現地で専用の入れ物に入れ、穴に埋められ、10年後に開けられる。
 受付は市立病院の正面玄関近くで。24時間のうち4時間ごとに証人2人が必要なため、その証人やビデオ・写真の撮影協力者も募集している。今回で14回目(彦根では13回目、達成が10回目)の挑戦になる寺村さんは「10年後の将来へ、夢と希望を一緒につなげましょう」と協力を呼びかけている。問い合わせは寺村さん☎090(5152)3918。
 なお30日には市立病院でふれあいまつりが行われる。

2015年ひこねお城大使決まる

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 ひこねお城大使選定委員会は今年度のお城大使を発表した。今月27日に彦根ビューホテルで選任式がある。
 新しいお城大使は、美術予備校の非常勤講師・武田まりんさん(25)=芹川町=と京都橘大学現代ビジネス学部3年の渡邊あかねさん(20)=彦富町。
 武田さんは1年前に東京から移住しており「大好きな歴史深い彦根のまちをアピールさせて頂くため、笑顔で元気に務めていきたい」、渡邊さんは「市内の方だけでなく、市外から来られた方にも第二の故郷と思って頂けるように笑顔を絶やさず務めていきたい」と抱負を話している。
 今年は女性8人の応募から2人が選ばれた。井伊直弼公生誕200年祭のイベントや他市との交流事業に参加する。

おかずやさん2号店オープン 元気クラブの弁当も

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 総菜と弁当の店「おかずやさん」の2号店が彦根市池州町に8日オープンした。あす14日までは市民団体・ひこね元気クラブ21が考案した「野菜たっぷりヘルシー弁当」を販売している。
 同店は布施雅子さん(62)=栄町=が8年前にビバシティ1階にオープンした1号店に続く店で、手作りの惣菜を中心に豊富な品ぞろえが特徴。本町や栄町、芹橋などには高齢者のみの住宅が多く、惣菜の店の出店を求める声にこたえる形で2号店をオープンさせた。
 野菜などを使った総菜約50種類と弁当などを販売している。営業時間は午前10時~午後7時。6月から毎週火曜が休み。布施さんは「地域密着の店にしていきたい」と話していた。
 ヘルシー弁当は野菜中心の料理に豆腐ハンバーグなどが入った塩分控えめのメニュー。これまでにパリヤやビバシティの同店に期間限定で置かれた。1個520円(税込み)。
 ひこね元気クラブ21会長の西川美代さん(78)は「生活習慣病の患者は塩分を取り過ぎる人が多い。健康に暮らせるには食事が大切だと思い、塩分控えめの弁当を作った」と話している。21日~1週間、ビバシティの同店でも販売される。問い合わせは同店(2号店)☎(27)6680。

学習療法で認知症改善のドキュメンタリー映画 彦根で試写会

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 米国の認知症患者が学習療法で症状が改善していく様子をえがいたドキュメンタリー映画「僕がジョンと呼ばれるまで」の試写会が6月10日に文化プラザエコーホールで行われる。今月9、10日には願乗寺(錦町)と稲枝地区公民館で計5回の試写会があり、いずれもほぼ満員だった。
 映画は、脳科学者として世界的に知られる東北大学の川島隆太教授が考案した足し算や数字を正しく配置する認知症改善プログラム(学習療法)を取り入れた米国の高齢者施設が舞台。自分の名前が書けず、息子や孫の名前や顔を忘れ、性格が暗くなった90歳代の認知症の女性2人が学習療法を半年間体験し、家族の名前を覚え、性格が明るくなり、最後には担当した職員の名前も覚える様子を追ったドキュメンタリー。
 製作は仙台放送で、平成25年に日本で上映されたが、滋賀県内では上映されなかったため、県内の高齢者施設など約20団体が上映会に向けて今年4月に実行委員会を設立。今夏に栗東、大津、彦根の県内3会場で本上映を開くのを前に各市で試写会を行う「スローシネマ方式」を取り入れた。
 実行委員会によると、全国の65歳以上の15%(疑い含め)が認知症患者で、滋賀県内でも推計約5万人おり、全国の認知症患者のうち学習療法を取り入れている人数は3月時点で1万2180人だという。
 6月10日の文化プラザでの試写会は午後2時~と同7時~。入場無料。問い合わせはホームスイートホーム本部☎(29)0318か同新海☎(20)7475。

彦根の裁判所を彦根駅東口に移転の方針 国の総合施設構想表明、大久保市長が本紙に

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 彦根市の大久保貴市長は滋賀彦根新聞の取材に、彦根城内にある裁判所(金亀町)を彦根駅東口に移転させる方向で調整していることを明らかにした。先週9日の自治会長会議では駅東口開発の一環として、国の機関を集積し官庁街として整備する意向を示していた。
 駅東口の整備計画は約17万3000平方㍍に商業施設などを建設するプラン。開発の遅れで完成時期が先延ばしになっており、現在は平成30年度中の完成を目指しているが、整備完了のめどは立っていない。また彦根城の世界遺産登録において専門家からは、現代の施設の裁判所などが城内にあることは登録におけるネックの一つだと指摘する意見が以前からある。
 これらのことから市長は裁判所を駅東口に移転させたい考えを示し、管轄する財務省近畿財務局と調整を進めるとしている。市長は「大津市のような裁判所がある合同庁舎にしたい」とも述べており、裁判所に隣接する大津地方検察庁彦根支部や立花町の彦根税務署なども合わせた建物を駅東口に移築して総合施設にしたい意向を示している。また国の財政支援を受けながらITや環境技術などを駆使して街全体の電力の有効利用を図る「スマートシティー」の活用にも言及している。
 建設場所については所有者の大半が民間企業のため「現時点では言えない」、完成時期についても「未定」としている。
 今後は、ほかの国の機関や彦根市役所に隣接する県の湖東合同庁舎と合わせた移転計画も浮上する可能性がある。

彦根城の外堀の土塁見つかる 市内唯一

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 彦根市中央町に残る彦根城の外堀の発掘調査が行われており、江戸時代と見られる土塁が見つかった。23日午後1時半~現地説明会がある。
 彦根城の外堀は彦根城の防御施設として、築城後の元和(げんな)元年(1615)以降に芹川(当時は善利川)の支流を使って彦根藩単独で整備が始まり、中堀の整備を終えた同8年以降に完成。旧松原内湖から彦根城を囲み同内湖に戻る総延長約3・4㌔の長さで、堀の城内側には土塁が築かれた。外堀沿いには切通(きりとおし)口、油懸口、高宮口、池洲口、中薮口、長曽根口、松原口に門が設けられ、通行人の監視が行われていた。また外堀近くには寺院が点在していて、戦時には彦根城を防御する軍事拠点として使われる予定だったとされる。
 外堀はマラリア対策として昭和20年代後半までに埋められ、土塁が現存するのは中央町のみ。堀を埋める際に市道を除く部分に土塁が使われた。中央町のみ残っているのは、旧外堀が近くの銭湯(山の湯)の敷地内の池として活用されたため、その場所のみ土塁が使われずに残ったという。
 中央町のほか、土塁の基底部分が長曽根口や蓮華寺(中央町)裏手、圓常寺(城町)の竹薮に残っている。中央町の土塁の大きさは、高さが城内側で5・5㍍、城外側で6㍍以上、南北の幅が23㍍、東西の幅が底辺18㍍・上部4㍍の台形型。防御面から城内側と比べて城外側の斜面が急になっている。
 市教委文化財課は昨年3月末までに測量調査を終え、4月16日から土塁の上に堆積した腐葉土の除去作業をしている。発掘場所の現場説明会の参加は無料。当日現場へ。駐車場無し。雨天決行。問い合わせは文化財課☎(26)5833。

アレルギーの園児 牛乳飲まされてしまい救急車で運ばれる彦根市立の幼稚園

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 彦根市立の幼稚園で牛乳アレルギーのある園児(3)に牛乳を飲ませてしまい、その園児にアレルギー反応が出て救急車で運ばれるという事故が、先週13日に発生していたことがわかった。
 同園と市によると、13日午前11時ごろ、園児のいるクラス全員に牛乳が配布され、牛乳を飲んだ園児が配布した20歳台の職員に「すっぱい」と伝え、それを聞いた職員が園児に牛乳アレルギーがあることを思い出し、アレルギー反応を抑える薬「エピペン」を注射し、救急車を要請。その後、園児は体に発疹が出て、救急車で運ばれた彦根市立病院でアレルギー反応を抑える投薬治療を受け、入院した後、翌日には退院し、15日には通常通り登園したという。
 この園児は今年4月から入園したが、牛乳を配布した職員をはじめ、全職員が園児に牛乳アレルギーがあることを知っていた。同園の園長(56)は「ばたばたした時間帯だったため、間違えて牛乳を渡してしまったようだ。子どもの命に関わる大変なことをしたと真摯に受け止めて、今後は二度とこのようなことが起こらないよう、細心の注意を図っていきたい」と話している。
 同園から13日午後に報告を受けた市幼児課は18日に市立の幼稚園10園と保育園3園に事故を報告した上で注意喚起を行った。本紙の指摘後には市内の私立の幼稚園2園と保育園22園にも同様の注意喚起を行った。

彦根城のトイレ掃除しよう

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 彦根城内の公衆トイレを掃除するイベントが6月27、28日の両日、行われる。
 NPO法人日本を美しくする会による関西ブロック大会の6回目。27日はひこね燦ぱれすで県内の教員による団体・滋賀便教会などの活動報告後、同会関西ブロック長で滋賀ダイハツ販売の後藤敬一さんと、トイレを美しくする活動を始めたイエローハット創業者で同会相談役の鍵山秀三郎さん=写真=の講演がある。参加費1000円。ビバシティホールでの交流会の参加費は5000円。
 28日は彦根城内の10カ所ほどのトイレを掃除。午前6時~彦根東高校で受付、開会式後、同7時~約1時間半掃除を行う。同9時半~朝食。参加費1000円。
 申し込みは今月25日までに事務局の根本さん℡077(551)0081

キリン一番搾り滋賀工場版発売

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 キリンビールは19日から多賀町の滋賀をはじめ全国9工場で地域限定の「一番搾り」を発売。滋賀工場では工場見学の来場者に試飲サービスをしている。
 一番搾りが今年で発売25周年を迎えることから、同社を象徴するブランドとして関心を更に高めてもらおうと企画。9工場の醸造長が工場ごとに味覚やコンセプトを考えた地域密着型の商品を販売していく。
 滋賀工場では守川斉利醸造長が県産の麦芽を使用して製造。麦芽のうまみと酵母が生み出す香りが特徴で、外装や缶も県内企業の工場製を使っている。
 試飲サービスは6月21日まで。月曜休館。問い合わせは滋賀工場☎(48)2810。
 飲酒運転の根絶に向けた啓発活動が18日に長曽根南町のパリヤの出入り口で行われ、キリンビール滋賀工場の社員や彦根交通安全協会の会員ら計約20人が、ゆるキャラのハンドルキーパーくんと一緒にノンアルコールビールなどの啓発品を配布。飲酒運転の防止を呼びかけた。

庄堺公園のバラ満開に

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 彦根市開出今町の庄堺公園内にあるバラ園の花が咲き始めた。満開となった種類もあり、来園者はカメラに収めたり、香りをかいたりして楽しんでいる。
 約2000平方㍍のバラ園には、ピンクの「クイーンエリザベス」、赤の「クリスチャンディオール」、白の「パスカリ」、朱の「ローラ」、黄の「天津乙女」など24種類・計約1200本のバラがある。
 同公園管理事務所の作業員と、ボランティアの市民20人が育てた。ほとんどが咲き始めており、一部は満開になっている。
 今年の開花は例年より5日ほど早く、見ごろは来月15日ごろまでだという。10月上旬にも咲く予定。

彦根東高校と台湾国立台南大学附属高級中学の生徒が交流

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 県立彦根東高校と台湾国立台南大学附属高級中学の生徒たちが21日、日本の伝統の遊びや彦根観光などをして交流した。
 滋賀県とびわこビジターズビューローは県内高校生に国際交流を体験させることと、海外の生徒たちに滋賀の魅力を伝えることを目的にアジアを中心にした高校を積極的に招いている。今年度はマレーシアや台湾などから8校約320人が県内を訪れて高校で交流事業を行う。
 東高には台湾の高校生64人と教員7人が来校し、東高2年1組の39人と交流。歓迎式と両校生徒による学校説明があった後、7グループに分かれて東高生が教える形で、こまやけん玉、折り紙、あやとりをして遊んだ。昼食後には彦根城などを一緒に観光した。
 台湾の謝佳純(シャア・チャー・チュン)さん(16)は「折り紙で初めて鶴を作った。東高の生徒は親切に教えてくれた。機会があればまた滋賀に訪れたい」、東高の筒居剛大君(16)=米原市=は「良い体験をさせてもらった。台湾にも行ってみたい」と話していた。

大坂の陣の彦根藩士資料と井伊家伝来の甲冑を展示、再オープンの彦根城博物館

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 彦根城博物館は6月1日~テーマ展「大坂の陣400年『彦根藩士たちの大坂夏の陣』」を開く。
 慶長19年(1614)の大坂冬の陣の翌年に起こった夏の陣は徳川方と豊臣方の最終決戦として知られ、今年で400年になる。徳川方の井伊直孝率いる部隊は5月6日、若江(現在の東大阪市)で豊臣方の木村重成・長宗我部盛親軍と戦い、木村を討ち取った(若江合戦)。翌日の戦闘で大坂城は落城し、陣後に直孝は5万石の加増を受けた。
 テーマ展では夏の陣で活躍した彦根藩士たちの記録など20点を紹介。自身の武功を証明するため家老らに宛てた彦根藩士・大鳥居彦三郎の起請文では、若江合戦で討ち取った敵の武将・牟礼(むれ)孫兵衛の首を彦根藩士の日下部善太らに奪われたと主張している。若江合戦で井伊家の部隊が敵陣に突撃している様子を描いた若江合戦図=写真はその一部=では、先陣を切る八田金十郎や大鳥居の姿などが見られる。八田の脇指は若江合戦で敵陣に一番槍を入れて敵の武将・山口左馬助らを討ち取った際に所持していたという。
 彦根城博物館は6月1日~県指定有形文化財の指定を記念し、彦根藩井伊家伝来の甲冑を展示する。
 同館は江戸時代の井伊家当主の初代から十四代までのうち、五代・直通(みち)=岡崎市美術博物館蔵=と十四代・直憲=滋賀県護国神社蔵=を除く当主の甲冑18領と、当主の子息の甲冑7領を所蔵。いずれも朱色で統一され、上質の漆や織物、飾り金具で作られた甲冑は「井伊の赤備え」として知られ、泰平の世になってからもその形式が踏襲された。
 25領のうち11領を展示。そのうち初代・直政の甲冑は関ヶ原合戦時に着用したとされ、当主所用のかぶとに見られる大天衝の脇立てがなく、鉄板の表面を漆で滑らかに仕上げた胴が特徴。いずれの鉄板も厚く、重量は歴代随一の27㌔を誇る一方、腕を動かしやすい構造になっており、実戦向きの甲冑だといえる。
 八代・直定の甲冑はかぶとに大天衝と正面にしょうぶの葉を象った前立てが特徴で、直政や二代・直孝のと比べると、機能性より装飾性に重きが置かれており、泰平の世に製作されたことがわかる。二代・直孝の長男・直滋(なおしげ)に初めて提供された子どもの甲冑はかぶとに銀箔が貼られている。ほかに采配や軍配など10点と井伊家歴代の甲冑などの仕様や細工をまとめた目録も展示する。開館は午前8時半~午後5時、7月7日まで。ギャラリートークは6月6日午前11時半~と午後2時半~。
 昨年10月1日から休館していた彦根城博物館は6月1日に再オープンする。館内の空調設備などの改修のため、約8カ月間、休館していた。同館によると、昭和62年2月11日に開館して以降、これまでは害虫を駆除するくん蒸で約10日間休館することはあったが、今回が最長の休館だった。改修費は2億2000万円。

佐和山城大手口で遺構が初確認、溝や内堀、土塁、屋敷跡など

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 彦根市佐和山町の佐和山城下の大手口と伝わる場所の発掘現場で、いずれも16世紀後半と見られる内堀や土塁、建物などの跡が見つかった。30日午後1時半~現地説明会がある。
 市教委文化財課は平成23年度から佐和山城跡の調査を進めており、昨年度からは江戸時代後期に作られた佐和山城絵図を参考に、大手口周辺で内堀の一部(第1調査区=42平方㍍)や土塁(第2=42平方㍍)、武家屋敷地区と伝わる場所(第3=288平方㍍)で発掘調査を行っており、各区で良好な状態で残っている遺構を確認した。
 滋賀県が平成21年と22年に佐和山の東側の城下で行った調査では、石田三成時代の武家屋敷跡や、内堀へ流れ込む溝、当時の百々(どど)町を通っていた主要道、井戸などの跡を確認したが、大手口周辺での遺構の確認は初めて。
 大手口周辺で確認された内堀は幅が約24㍍・深さが約1・7㍍の石垣が無い素掘りで構築。土塁は内堀を掘削する際の土砂で城内側に作られ、内堀側の方が城内側よりも急斜面になっていた。上幅が約6・4㍍、下幅が約11・2㍍の台形で、内堀の底から土塁の最上部の高さは4・5㍍以上。土塁の上には幅2・5㍍間隔で2基の穴があり、柵などが建てられていた可能性もある。
 武家屋敷地区では礎石や掘立柱などの建物跡が確認。また大手口のほぼ中央に位置する発掘現場の南端に幅1・2㍍以上の溝跡があり、東西方向には幅60㌢~80㌢の溝跡も出てきたため、東西の溝が中央に位置する南端の溝に流れ込む形で整備されていたと見られる。
 大手口周辺はわき水が豊富で地盤が安定していなかったため、排水機能にこだわっていたと思われる。文化財課の林昭男主査(38)は「地盤が軟弱な地にもかかわらず大手口などが整備されたのは、当時の佐和山周辺が交通の要所で、戦略的にも重要な位置だったためではないか」としている。

 説明会の参加無料。小学生以下は保護者同伴。長靴などで。集合場所はつるやゴルフの斜め前。駐車場無し。雨天決行。午前中の問い合わせは文化財課☎(26)5833。

彦根駅東口に市役所本庁舎の仮設庁舎建設方針

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 彦根市役所の本庁舎の耐震化に合わせて、市は彦根駅東口の市有地に仮設庁舎を建設するため、8日開会の6月議会の補正予算に仮設庁舎の整備費(3億4665万円)と仮設庁舎のネットワーク整備費(2821万円)を盛り込む。しかし、昨年末の議会で可決した付帯決議の内容が反映されていないことなどから、市議会の反発が予想される。
 市は来年1月から約1年かけて本庁舎の耐震化を行う計画で、工事期間中は現在の本庁舎の機能を中央町の仮庁舎の1~3階と駅東口に建設予定の仮設庁舎に振り分ける意向。そのうち東口には市有地約4500平方㍍に軽量鉄骨3階建て延べ床面積約3500平方㍍で仮設庁舎を建てる方針。今年10月着工で年内完成を目指している。
 一方で、昨年末の市議会では▽耐震補強ができていない市民会館にある部局の執務スペースを確保するために本庁舎に増築する▽防災拠点となる危機管理対応部署を本庁舎に設ける▽窓口業務をワンフロア化に▽来庁者の駐車スペースを確保する▽工事中の仮庁舎を本庁舎敷地内に建設する―よう求める付帯決議が可決。しかし、6月議会に提案される仮設庁舎整備の関連案は、一部が付帯決議の内容通りにはなっていないため、市議数人からはすでに疑問の声があがり始めている。

タイムカプセルでギネス記録ならずも「10年後が楽しみ」

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 タイムカプセルでギネス記録に挑戦するイベントが5月29日から30日にかけて彦根市立病院で行われたが、参加者不足で記録更新にはならなかった。
 尾末町の寺村邦子さん(60)が企画。今年3月に米国で達成されたという1015人を超える人数を目指し▽写真や新聞、雑誌など定期刊行物、音声▽手紙やメッセージ▽人気のあるキャラクター商品など「今がわかる物品」のいずれか1点の持参を求めた。
 29日午後1時10分~始まり、1日目は139人、2日目は同日行われた市立病院ふれあいまつりの来場者らに参加を促したが、開始から24時間後の30日午後1時10分時点で計453人と達成しなかった。
 持参された物品は長さ2・5㍍×直径30㌢の塩化ビニル管に入れられ、病院敷地内に埋められた。2025年5月30日午後2時に開放予定。
 寺村さんは「ボランティアで支援してくれた人たちを含め、達成できずに申し訳ない。10年間はもうギネス挑戦のイベントはしないで、10年後に皆さんとお会いできるのを楽しみにしています」と話していた。

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