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Channel:     滋賀彦根新聞
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ひこねお城大使 今年は3人募集

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 ひこねお城大使の募集が行われている。
 お城大使選定委員会ではこれまで2人を大使として選んできたが、14代目となる今年は秋に彦根城フェスが開かれるため、初めて3人に増やした。
 対象は1年間の行事にいつでも参加でき、勤務先や家族の理解を得られる市内在住・在勤の高校生を除く18歳以上。任期は今年6月1日~来年5月31日。
 応募は今月15日までに彦根観光協会のひこねお城大使係 〒522・0001彦根市尾末町1の51。審査が今月26日午後1時~彦根商工会議所である。副賞は旅行券7万円相当。参加者にはプレゼント進呈も。問い合わせは同協会☎(23)0001。


石田三成ゆかりの地を紹介、情報誌「MEET 三成」発刊

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 石田三成の魅力を発信するため彦根・長浜・米原の3市が共同で設立した三成会議では、事業の一環として情報誌「MEET 三成」を発刊し無料配布している。
 三成会議は、三成ゆかりの地の団体が一堂に集まって、その功績や関連情報を発信し、三成の歴史的評価を高めていこうと設立され、先月15日には清凉寺(彦根市古沢町)で最初の会議が開かれ、3市長が共同宣言を行った。
 MEET三成では、「三成出生地と秀吉との出逢い」「賤ヶ岳合戦で情報戦を制す」「佐和山城跡と周辺寺院をゆく」の3部構成で三成について紹介しているほか、3市の三成ゆかりの地計20カ所を解説している。10ページ・全ページカラーで5万部作成。3市の観光案内所、観光施設などで配布している。

滋賀県護国神社にステンドグラス設置 彦根市遺族会長の山本起美郎さん

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 滋賀県護国神社(彦根市尾末町)の中庭に面した欄間(横約1・8㍍×高さ約40㌢)に2日、ステンドグラスが設置された。さまざまな色で鮮やかな明かりを演出しており、参拝者を和ませている。
 作ったのは元彦根市職員で彦根市遺族会会長の山本起美郎さん(73)=西今町。約15年前から趣味でステンドグラスを作っており、昨年8月に同神社の山本賢司宮司の依頼を受け、奉納する形で製作に取りかかった。欄間は計10カ所分あるため、四季折々の花鳥風月と山本さんの好きな作品の計5作(2カ所で1作)を作ることになった。
 デザイナーをしている山本宮司の娘・あさこさん(39)=京都市=がデザインを担当。1作目の春の作品として、山本さんは桜、梅、ウグイスを制作し、今年1月27日に奉納した。
 2作目となった今回は夏の作品として、赤や黒、青、透明など約15種類の色のステンドグラスを組み合わせながら、ツバメと紫陽花、柳を表現した。1枚の大きさと重さは横84㌢・縦33㌢、約19㌔。1枚を作るのに約1カ月かかったという。今後は秋と冬のバージョンを含めて残り3作品を作り、今年中には欄間全体にステンドグラスが入れられる予定。
 山本さんは「護国神社のためにできることを考えて作りました。光の当たり方で見え方が変わるので、多くの人に見てほしい」と話していた。見学自由で、希望者は社務所に声をかけた後に見学を。

釈迦の誕生日祝う花まつり 永楽屋主催

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 彦根市芹中町の永楽屋は4日、釈迦の誕生日(8日)を祝う花まつりを行い、手作り製の白い象を子どもたちが引きながら市内を巡った。
 仏壇などに手を合わせて感謝する心を子どもたちにもってもらおうと企画。寺主催による花まつりは市内でもいくつかあるが、仏壇業者が行うのは珍しく、同社による実施は平成24年からで3回目。用意された白象は同社所有の樹脂製で、白象の上には釈迦の像が入ったお堂が乗せられた。台車とお堂を入れて、長さ約150㌢×高さ約220㌢。
 この日は地元の子どもたちやるんびにー保育園(河原)の5歳児26人ら計約50人が参加。宗安寺(本町)で甘茶をかける儀式などが行われた後、花で飾られた白象を子どもたちがひもで引っ張って出発し、花まつりの行進曲を歌いながら、約30分かけて夢京橋キャッスルロードの約500㍍分を1周し宗安寺に戻った。
 子どもたちが歌いながら一所懸命に引く光景に、通り沿いの観光客らは足を止め、声援を送ったり、記念撮影をしたりしていた。

国宝・彦根屏風を展示

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 彦根城博物館は11日から「国宝・彦根屏風」を展示する。12日午後2時~は展示品を説明するギャラリートークがある。
 彦根屏風は正式名「紙本金地著色(しほんきんじちゃくしょく)風俗図」。作者不明だが、寛永年間(1624~44)の作品で、当時の京都の遊里・六条三筋町の様子だとされる。金箔を背景に人物が緊密に配置され、髪の生え際や衣装文様なども細かく描かれている。南蛮貿易でもたらされたたばこや、洋犬のほか、遊里の遊びとして欠かせない三味線やすごろくも登場している。
 寛永年間に作られた後、江戸市中から天保年間(1830~44)に質屋の所有となり、井伊家十二代当主・直亮か十三代・直弼の時代に彦根藩の所有となった。昭和30年に国宝に指定、平成9年に市の所有に。同18年から19年にかけて修理が行われ、6枚に分かれていたものを屏風形に復元。築城400年祭期間中の19年9月に屏風形として初めて公開された。
 午前8時半~午後5時、5月13日まで。

彦根市国際交流員・平田エジナ清美さんブラジル帰国「多くの人に感謝」

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 彦根市の国際交流員として5年間務めた平田エジナ清美さん(36)が8日、退任あいさつのため市長を訪問した。平田さんはブラジルのマット・グロッソ・ド・スール州出身。平成21年4月9日から彦根市の6人目の国際交流員として勤務。ポルトガル語を母国語とする市民の相談や窓口での通訳、市の文書の翻訳、地域の異文化交流活動への協力などをしてきた。
 平田さんは、通訳や国際交流をしていて気づいた点として「外国人だから、という特別扱いをするよりも、一人の市民として受け入れる方が外国人はうれしい」と述べた。
 彦根での思い出としては「町中を散歩するのが好きで、けやき並木やお堀の周りをよく歩いた。8月の万灯流しもきれいだった。あと、ひこにゃんと握手したこともうれしかった」と笑顔で話した。
 最後に市民へのメッセージとして「帰宅すると、近所の人から『おかえりなさい』と言われたことがとてもうれしかった」とした上で「多くの人に感謝をしています。ありがとうございました」と語っていた。平田さんは20日にブラジルに帰国。

古本屋・半月舎 移転オープン

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 古本屋「半月舎」が7日、彦根市中央町に移転オープンした。
 店主の上川七菜さん(33)=東沼波町=と御子柴泰子さん=近江八幡市=(27)が、平成23年9月20日に京町3丁目に開店したが、店があった建物が売却されることになったため移転を余儀なくされ、今月3日から引っ越し作業をしてきた。
 本は思想、芸術、エッセー、小説、絵本、写真集など、さまざまな分野をそろえており、開店当初の5倍にあたる約3000冊を置いている。
 2人は「幅広い年齢層の皆さんに足を運んでほしい」と話している。いすも置いている。開店は正午~午後7時。水曜休み。半月の日を中心にイベントも開催。問い合わせは同店☎090(7969)2730。

ひこにゃん8歳の誕生日2000人祝う

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 ひこにゃんの8歳の誕生日を祝うセレモニーが13日に天守前広場であり、天守と満開の桜を前に約1200人が祝福した。
 彦根市は「ひこにゃん」という名前が決まった平成18年4月13日を、ひこにゃんの生年月日としている。
 この日、天守前にひこにゃんが登場すると、詰めかけたファンや観光客から大きな歓声が沸きあがり、ひこにゃんは天守前に設けられたステージにあがって、ポーズをとって写真撮影に応じていた。ひこにゃんファンクラブの北村昌造会長らから花束とバースデーケーキがプレゼントされ、詰めかけたファンからも花や菓子などを受け取ると、一人一人におじぎをしていた。
 神奈川県から訪れた原明日香さん(27)と多田亜友美さん(27)は「ひこにゃんを祝うために昨日から彦根に来ました。さらにかわいくなったひこにゃんを神奈川で待っていますので、是非遊びに来てください」と話していた。

自然食材の料理と骨董品の店・ギャラリー於お食事 佐佐 川野辺

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 彦根市沼波町に昨年末オープンした「ギャラリー於お食事 佐佐 川野辺」が幅広い年齢層で人気を集めている。
  京町2丁目で骨董屋・京極屋を営む岩佐正三さん(64)・公子さん(64)夫妻の自宅の一部・約50平方㍍を店舗として活用。座敷と板の間に最大18人が座れるスペースを設けている。
 料理は、米原市曲谷で料理店・川野辺を経営する青木美鈴さん(59)が、地元で採れる旬の野菜や山菜など自然の食材を使って提供。食器や机、いす、棚などは岩佐さんが収集した貴重な骨董品を使っており

、店内にはさまざまな骨董品が展示されている。庭園も整備されている上、JRと近江鉄道の沿線に位置しているため、室内で食事をしながら外の風景も楽しめる。
 公子さんは「気ぜわしい世の中で、ここではのんびりと器など骨董品や料理を楽しんでもらいたい」と話している。営業時間は水木金の午前11時半~午後2時が食事、午後2時~同5時が喫茶。食事の値段は一人2000円~。予約制。骨董品があるため幼児・児童の入店は不可。問い合わせは同店☎0749(24)0910。

ナターリャ・クリスチナ・ヒベイロ・アブレウさん彦根の国際交流員に

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 彦根市の7人目の国際交流員として、ブラジルからナターリャ・クリスチナ・ヒベイロ・アブレウさん(26)が着任。11日に市役所を訪れ、大久保市長らと歓談した=写真
 市の文書の翻訳、外国人客の接遇、通訳、国際交流活動への参加、ポルトガル語を母国語とする市民の相談などを行う。期間は今月10日から1年間だが、延長の場合あり。
 ナターリャさんは「彦根の来られたことをとてもうれしく思う。日本人にも外国人にも住みやすい彦根をつくっていきたい」と抱負を述べ「彦根は歴史があるまちと聞いているので、歴史の勉強をしたい」と話していた。

大橋宇三郎さん撮影の滋賀の写真展 あけぼのパーク多賀で

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 アマチュア写真家・大橋宇三郎さん(享年82歳)と息子の洋さん(65)=彦根市栄町2=撮影の「写真で見る昭和の近江」展が5月6日まで、多賀町のあけぼのパーク多賀で開かれている。今月20日午後2時~は同館で嘉田知事らを招いた座談会もある。
 宇三郎さんは旧・県立彦根高等女学校や彦根市立南中学校などで教員・校長を歴任。彦根写真連盟会長なども務め、昭和62年には彦根市文化功績者に選ばれている。
 多賀での展示会では宇三郎さんが撮影した昭和20年代~同50年代の彦根や米原、長浜、近江八幡などの風景や祭り、子どもたちなどを撮った計約200点の写真を8部門に分けて紹介。そのうち彦根のコーナーでは、当時の彦根駅やゑびす講、修理前の彦根城天守、松原の回転橋、松原水泳場近くの遊具などの写真がある。また一部の作品の隣には洋さんが撮影した平成時代の写真も展示し、昭和から平成へのまちの様子の変化がわかるようにもなっている。
 20日に開かれる座談会のテーマは「今昔写真が語る多賀・彦根の暮らしと環境」。知事が講演した後、知事と洋さん、県立琵琶湖博物館の金尾滋史学芸員が話す。入場無料。問い合わせは多賀町立博物館☎(48)2077。

井伊直弼の真の姿に迫った本 彦根城博物館の学芸員まとめる

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 真の井伊直弼像に迫った本「井伊直弼のこころ―150年目の真実」が刊行された。
 直弼公に対しては、勅許を得ずに日米修好通商条約を締結したことや安政の大獄により、全国的に悪い印象がある。その評価は明治時代から続いているが、一方で井伊家周辺では直弼公関連の史料を保管して顕彰活動をしてきた。
 井伊家伝来の史料約2万7800点を収蔵する彦根城博物館では平成7年から、史料のうち直弼公の書状260点を読み解きながらテーマ展や特別企画展を開催。今回、「これまでの約20年にわたる研究の集大成」として本にまとめた。
 本は、「修養の日々」「井伊掃部頭の重責」「内憂外患の幕政を担って」「歴史の中の井伊直弼」の4部構成で、直弼公の生い立ちから藩主・大老としての仕事などをわかりやすく解説している。また関連の書状や自作の道具なども写真入りで載せており、直弼公の生の声や性格についても触れている。
 刊行によって判明したこととして彦根城博物館では「直弼公が屋外で体を動かすことよりも本を読んだり、文章を書くことを好んでいた」「不遇の時代とされる埋木舎での生活が上級藩士並みだった」「条約調印前後に、反対派と粘り強く交渉していた」―ことを紹介。
 同館の野田浩子学芸員は「直弼に対する評価は、反対派を弾圧した、開国に貢献した、と分かれるが、この本で史実を理解することで、読者それぞれが既存とは異なるイメージをもつことを期待している」と話している。本はA5判で全ページカラー。2000冊作成し800円で同館内の店で販売している。

市史発刊へ彦根市と執筆者が修正点協議へ 民事調停後に市が文書提示

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 新修彦根市史 通史編・現代の発刊を巡って、彦根市と執筆者が対立している問題で、発刊に向けて修正点を双方で協議し合うことがわかった。
 執筆した大学教員らは18日に市役所を訪れ、全国の大学教員らから集めた発刊を求める1072人分の署名を大久保市長に渡し=写真、その後に記者会見を行った。執筆者側は、市長が当初の発刊中止の姿勢から変化が見えていることに「大前進だ」とした上で、今月1日に作業部会の開催を要請し、15日に市側から対応する旨の返事があったことを明かした。
 一方で、市監査委員が「年内の発刊」を求めて市に勧告したことに、市側は本紙の取材に今月25日に行われる2回目の民事調停の場で、▽解決に向けての意思表明と▽5月末か6月初めに修正点を文書で提示する―旨を伝えるとした。また修正点の協議は文書提示後になるとの意向も示した。
 執筆者の一人で元神戸女学院大学教授の上野輝将氏は、これまでに3回修正に応じている点や大久保市長へ正しく引き継ぎがされていないとして「何度も検査、検査で、市側にどういう意図があるのか、わからない」と話していた。
 市長は「原稿上の問題を解決するため、執筆者らと誠意を持って話し合っていきたいと考えております」とコメントしている。

交通事故の被害者を一括支援 ジコサポ彦根が設立 県内初

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 交通事故にあった被害者の治療や賠償などの手続きを総合的に支援するNPO法人「交通事故と労災をサポートする会」(通称・ジコサポ、本部・静岡県浜松市)の彦根支部が、滋賀県内で初めて設立された。
 交通事故の被害者の中には、自分自身で交渉して少ない保険金で示談をしてしまっている場合や、むち打ちなどの治療を受けないためになかなか治らないケースなどがある。
 ジコサポは浜松市内で接骨院を経営する小楠健志理事長が平成24年2月に設立。弁護士や保険代理店、医療機関らによるネットワークを活用しながら、事故後の治療費や車の修理、賠償の問題について被害者に最大限のサポートを提供している。全国各地に50支部以上あり、300人以上の会員がいる。
 そのうち彦根支部は、りーる整骨院(彦根市平田町)院長の上田永吉さん(30)が今年1月に設立。保険会社のおうみ保険プラザ(平田町)社長の菅生規子さん(52)と石田法律事務所(本町)の弁護士・石田拓也さん(28)らと連携して被害者のサポートにあたっている。上田さんと菅生さんは医療や賠償などの面でアドバイスする「交通事故専門士」(ジコサポ認可)の資格を取得している。
 上田さんは「交通事故の被害にあった方々がここに相談したら、すべてが解決できる団体にしていきたい」と話している。相談無料。
 問い合わせは彦根支部☎0120(377)049。
交通事故専門士の講習会
 ジコサポ彦根支部は5月18日午後1時~アルプラザ6階の大学サテライトプラザ彦根で、交通事故専門士の資格取得講習会を開く。被害者の相談に的確に対応できる必要な知識を習得する。受講料は柔道整復師または企業関連者向けの中級が4万2000円プラス認定料3150円、一般向けの初級が3500円。問い合わせは同支部へ。

井上仏壇店の江戸期の店舗 解体、秋に新装オープンへ

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 江戸時代の建物とされる井上仏壇店(彦根市芹中町)の店舗が21日から解体されている。解体後は新築され、今年11月ごろに新装オープンする。子ども時代から過ごしてきたという井上昌一社長(46)も名残惜しみながら、仏壇の移動などの作業をしている。
 同店は明治37年(1904)創業で、大正7年(1918)に現在の場所に移動してきた。井上社長が四代目にあたるが、先々代の祖父の時代から建て替えが悲願だったといい、近年は雨漏れや耐震性などの問題もあった。同店が10年前に購入し、サロン的な役割を果たしてきた隣接する「七曲り三軒茶屋」の建物も解体され、同店分と合わせた約400平方㍍の敷地に新店舗を建設。2階のスペースに七曲り三軒茶屋を移す予定。
 同店が位置する七曲り通り沿いには、歴史的に価値がある町家形式の建物が多く残っており、滋賀県立大学の濱崎一志教授が4年前に行った調査では74軒あったが、同教授によると、ここ最近はどんどん取り壊されている状況だという。
 その歴史的建造物の建物がまた無くなることに、井上社長は「私も小さい時に生活していた場所であり、寂しい思いはある。庭の樹齢約200年の梅の木など残せる物は残して、新店舗に活用したい」と話していた。通り沿いは歴史的景観に配慮した形式にする予定。

鳥居本の岩根家と足軽屋敷・善利組の村山家 彦根市指定文化財に

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 彦根市は、いずれも江戸時代後期の建物で、芹橋2丁目の旧足軽組屋敷 善利(せり)組・村山家住宅=写真下=と鳥居本町の岩根家住宅=写真上=を市指定文化財に指定した。
 村山家住宅は、江戸時代の足軽組屋敷で最大規模だった善利組の中にあり、天保7年(1836)作成の御城下惣絵図によると、間口5間(約9㍍)、奥行き10間(約18㍍)の敷地に描かれている。座敷、玄関、納戸(なんど)、台所と土間による典型的な足軽組屋敷の構成だった。
 岩根家住宅は、天保14年(1843)当時の鳥居本宿の家数293軒(人口1448人)の中で本陣の向かい側、脇本陣の隣に位置し、鳥居本の特産品だった合羽の製造を営んでいた。間口12間(21・8㍍)、奥行き19間(34・5㍍)に、主屋、庭、土蔵が建つ構造。玄関の軒下には現在も合羽屋の看板が掲げられている。

多賀まつり絢爛豪華な時代衣装で行列

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 多賀大社で鎌倉時代から続くという最重儀の多賀まつり(古例大祭)が22日に営まれ、祭りの最後を飾る大行列には約5000人が見守っていた。
 五穀豊穣を祈る祭りとして知られ、午前中は本殿祭後、みこしや騎馬四十数頭を中心にした行列が東方約4㌔の調宮神社に向かい、祭典を行った。午後には、今年の馬頭人の中村善一郎さん(78)=高宮町=や御使殿の永曽勇登君(17)=多賀町=らが合流し、西方約1㌔の打篭馬場(うちごめのばんば)に向かい、富之木渡しの神事を行った後、多賀大社へ戻る「本渡り」が行われた。
 本渡りは馬頭人や御使殿など総勢約500人が時代衣装を着て約500㍍の列を作り、多賀大社前の絵馬通りを見物客が見守る中を行進した。馬頭人の家族が見学する席も用意され、馬に乗った中村さんが前を通り過ぎると、家族たちが手を振っていた。

滋賀特機が防犯カメラ寄贈 パリヤ前のベルロードで除幕式

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 電気設備機器商社の滋賀特機(大津市)から滋賀県警に防犯カメラ250台が寄贈され、県内各地に設置されることになった。その第1号となった彦根市長曽根町のパリヤ前では23日に除幕式が開かれた。
 同社は今年5月に創立50周年を迎えるため、地域に恩返しをしようと2月6日に防犯カメラを寄贈。彦根市内の24台を含め、各市町の自治会などから要望のあった場所に2カ月間かけて250台を設置する。
 除幕式では山本仁(まさし)県警本部長が「防犯カメラは犯罪抑止に役立ち、犯罪が起きた時には活用することもできる」とあいさつ。大久保市長や彦根巡礼街道商店街振興組合(ベルロード)の大塚恵昭(よしあき)理事長が謝辞を述べた後、参加者やひこにゃんが街灯の高さ約3・5㍍の地点に設置された防犯カメラの除幕を行った。
 金城幼稚園の5歳児20人によるジュニアポリスの代表から花束を受け取った滋賀特機の中堀浩三会長は「地域の安心・安全に役立つことが狙い。末永く活躍してほしい」と話していた。

体力向上で平田のデイサービスセンターに機能訓練室、鈴木ヘルスケアサービス

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 介護サービス業の鈴木ヘルスケアサービス(本社・彦根市後三条町)は、平田町の「デイサービスセンターべるふらっと」に機能訓練室を増設。5月1日のオープンに向けて見学会を行っている。
 同社は平成12年4月から訪問介護・居宅介護支援などのサービスをしており、平田町の施設はその翌年に約200平方㍍に開設。利用者の体力向上や転倒予防などの運動療法を提供するため、約113平方㍍の訓練室を新設した。
 訓練室には全体の筋力が鍛えられる6種類のトレーニングマシーンとバイク2台のほか、ノルウェーで開発されて世界各国でリハビリ時に行われている運動療法「レッドコードセラピー」を導入。200㌔の重さに耐えられるという赤いロープを天井からつるし、利用者はそれを持ちながらストレッチや筋力トレーニングを行う。布団に似せた柔らかいマットを使っての転倒防止の訓練もできる。
 同社には理学療法士が2人いるため、利用者の筋力やバランスなど日常動作の改善に向けた評価を3カ月単位で分析できる。
 鈴木則成社長は「高齢者の方の体力や動作能力を高めることができるデイサービスを目指して、機能訓練施設を設置した。高齢者の方が元気で長生きして頂ける施設にしたい」と話している。
 サービスの提供時間は通所介護が午前9時~午後5時、介護予防が午前9時半~正午と午後1時半~同4時。見学会は26日までだが、以降も随時受け付けている。問い合わせは同施設☎(24)0445へ。

県立河瀬中学・高校吹奏楽部 5月4日に定期演奏会

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 滋賀県立河瀬中学・高校の吹奏楽部が5月4日午後2時~文化プラザで開く定期演奏会に向けて、最後の追い込みに入っている。
 同部は県内トップレベルの腕前で、今年1月14日の県アンサンブルコンテスト金管八重奏では県代表の2校に入り、2月11日のアンサンブル関西支部大会では銅賞に輝いた。
 毎年この時期に定期演奏会を開催しており、19回目の今年は「風を継ぐ」をテーマに設定。新入部員18人を除く中学2年生から高校3年生の計134人が木管、金管、打楽器の計9パートに分かれて参加する。
 第1部では「アルメニアン・ダンスパート1」や「大いなる約束の大地~チンギス・ハーン」「バレエ音楽『中国の不思議な役人』より」などアジアの曲、第2部では中学生の演劇と高校生の演奏による「ピーターと狼」を行う。最後の第3部ではマーチングステージとしてオリンピックやサッカーワールドカップなどスポーツに関する曲を披露する。
 定期演奏会に向けて昨年10月から練習しており、部長で3年生の塚本健太君(17)=彦根市大堀町=は「部員数が多く、年齢も幅広いが、互いに協力して一つのステージを作りあげていきたい。音楽を通して伝えていきたいことがある」と話していた。入場無料。当日会場へ。
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