久保さんは滋賀大学経済学部出身で、学生時代の4年間を彦根で過ごし、古い町並みやホタルが住む自然が好きだったという。卒業後は出身地の大阪に戻って教材メーカーで営業業務にあたっていたが、「もっと人との距離が近い仕事がしたい」との思いから、ひこね地域おこし協力隊に応募した。
大久保貴市長から委嘱状を受け取った久保さんは「彦根といえば、ひこにゃんや彦根城だが、まだまだ知られていない場所が多くあると思う。県外の人に伝えていける架け橋になりたい」と意気込みを語っていた。
企画課では彦根への移住相談の受付や情報発信、移住希望者への就労支援など「移住コンシェルジュ」として働く。委嘱期間は今月21日から来年3月31日までで、最大3年まで延長できる。